2006年02月28日

おすすめその344 TERAS(恵比寿)

ドライカレーTERAS(テラス)

渋谷区恵比寿4-8-10携帯地図

Tel:03-5420-7204

予算:840円(ドライカレー単品)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★☆


路地裏のちょっとした隠れ家っぽさが心地よいカフェ。店内は、南洋のリゾートを意識したのかな? 白を基調とした装飾で、場所にぴったりのオシャレさを漂わせる。

でもTERASのいちばん素晴らしいところは、老ご夫婦(失礼かな?)の温かいホスピタリティだろう。「ようこそいらっしゃいました」と丁寧な言葉遣いで席に案内してくれるし、水を持ってきてくれる時にも「お待たせしています」と声をかけてくれる。

だから気分良く注文体制に移れる。ま、僕の注文は最初からドライカレーで決まっていて、ランチだったからドリンク付き(1050円)でいただくことにしたくらい。ドリンクはインカコーラを選んだ。南米の炭酸飲料だそうだ。珍しいよね。

珍しいと言えばごはんものも一風変わっていて、みんな石焼きタイプなんである。もちろんドライカレーもその一つ。写真ではわかりにくいけれど、しゅうしゅうと音を立てて湯気が出ているのがやってくる。カレーと卵ごはんをかき混ぜて、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 22:38 | Comment(3) | TrackBack(1) | 〃(広尾/恵比寿/代官山)

2006年02月27日

【ブログ開設1.5周年記念】2005.8〜2006.2のマイベスト10

2005年8月26日から2006年2月26日までに紹介できた新しいカレー屋さんは88軒。年末に多忙を極めたことなどで100軒に満たなかったのですが、それでも質の高いカレーにいくつも巡り会えました。

・2004年8月〜2005年2月のお気に入りはこちら
・2005年2月〜8月のお気に入りはこちら

ただ、毎度のことながら、選択は困難を極めました。泣く泣く除外したお店がたくさんあります。あくまでご参考程度にとどめてください。

それでは、以下どうぞ。

1.資生堂パーラー(新橋・銀座・東銀座/欧風)
伊勢エビとアワビに目を奪われがちですが、福神漬けなどの薬味も、接客もまた他店より数段上です。1万円にも納得してしまいます。

2.アッチャ(町田/ベンガル)
料理の美味しさは言うまでもなく、さらに博識なジョイさんとの会話が美味しさを増すスパイスとなるのです。

3.フリッツ(赤坂見附・永田町/おうちのカレー風)
薄くサクサクとした衣に覆われたカツ。口に入れた途端にとろけていきます。洗練されたコクを楽しませてくれるカレー・ソースも抜群です。

4.麻布亭LINO(広尾・白金高輪/薬膳カレー)
無駄な油をいっさい取り払ってできあがったカレー・ソース。食べている方がびっくりするほど、おなかの中にすっと入ってしまいます。

5.ヒュッテマンクス(代々木・南新宿/欧風)
ボウモアを片手にいただく「チョリソ(豚肉のソーセージ)エッグカレー」。お酒とカレーとの相性の良さは、いまだに忘れられません。

6.shugyok(二子玉川/インド風)
荒削りのスパイスがもたらす強烈な香りと、品のあるコク。日本人だからこそ作れる高いレベルのインド風カレーでした。

7.すぱいす(荻窪/インド風)
すっきりした辛さと、クローブやカルダモンなどの香りをふんだんに漂わせるカレー・ソース。口に入れれば自然な甘みととろみが広がってさらに奥深い味に。

8.ライオンシェア(南新宿・代々木/インド風)
魂のこもったドライ・キーマ。松本で修行した女性シェフが作っているものの、繊細さよりもむしろ力強さを感じました。

9.M's COM(千駄木・日暮里・西日暮里/インド風)
上品なのに家庭的で、どこかほっとする味。そんな希有なカレーとお総菜を、女性お二人で楽しませてくれます。僕の谷根千へのあこがれをいっそう強くしてくれるお店でした。

10.Mazic Empire(新宿西口・大久保・西新宿/オリジナル)
やっぱりあれだけ凝ったカレーを700円で出してはいけません。ともあれ、ひとまずお疲れさまでした、赤羽さん。再起を心待ちにさせていただきます。

ほかにも、ネパール料理をオシャレに楽しめるソルティモード(恵比寿・代官山)や、カレー王・金子さんが腕をふるう金子伽哩かれー王国(五反田・大崎広小路)など、たくさんのお店を気に入ってしまいました。
タグ:カレー
posted by たあぼう at 00:20 | Comment(10) | TrackBack(0) | たあぼう's ベスト

2006年02月26日

おすすめその343 INDIAN CHAIHOUSE(武蔵小山)

スペシャルターリーINDIAN CHAIHOUSE(インディアン チャイハウス)

品川区小山台1-21-16携帯地図

Tel:03-3792-4197

予算:1000円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★


「いい仕事しているねえ」

豆のカレーを一口食べ、心の中でつぶやいた。インド料理マニアさんが気に入りそうなスパイス使いだぁと思ったからだった。

ここは、武蔵小山駅を出て高校の脇道を抜けた通りにあるINDIAN CHAIHOUSE。店内は「旅行人」をはじめ、インドや旅行ものの本が充実している。お店のおじさんは少しぶっきらぼうだけど、悪い人じゃない。

今回は「スペシャルターリー」(1500円)を注文した。カレー4種類(チキン、魚介、野菜、豆)にライス、ヨーグルト、チャイのセットである。ヨーグルトはサラダ(インド料理のライタ)形式か、デザート形式にするかを選ぶ。僕はライタを選んだ。

先にライタがやってきて、ほどなくしてカレー一式も到着。カレーはもちろん、長粒米を使ったターメリック・ライスまで綺麗だよね。で、まず豆のカレーを食べたら最初の感想になった次第なんである。続きを読む
posted by たあぼう at 16:18 | Comment(4) | TrackBack(2) | 品川区

さよならは笑顔で−−Mazic Empire閉店オフ

緑・赤・黒の3色スペシャルおすすめその284で取り上げたMazic Empire(マジック・エンパイア)が、残念ながら2月いっぱいで閉店することになりました。同店を愛してやまなかった「CURRY DIARY」のUSHIZOさんが、閉店記念オフ会を主催。その末席に加わってきました。

いくつかの前菜を楽しんでから、Mazic Empireの緑・赤・黒の3色のカレーをいっぺんに盛ったスペシャル・カレーをいただきました。まろやかで野菜を美味しく食べられる「緑」、酸味と辛さの立った「赤」、ソースの深いコクが自慢の「黒」…。それぞれが個性的で美味しいうえ、インドのターリー(定食)のように混ぜ合わせることで、新しい味も楽しめました。

表札に寄せ書きUSHIZOさんは趣向をいくつも凝らして会を盛り上げていました。例えばブログ紹介とともにMazic Empireの思い出を語るメッセージ集を作ったり、表札に寄せ書きを残したり。お店のご主人である赤羽さんにとっても、僕たち参加者にとっても、いずれ思い出深くなる機会になるんだろうな、と思いました。

赤羽さんも「後悔してません。またもう一度店を開きます」と、力強い言葉を発してくださりました。閉店という事実は残念ですが、何か暖かい雰囲気に包まれて会が進行し続けたことが印象に残りました。

会に参加できて良かったです。USHIZOさん、赤羽さん、参加されたみなさん、ありがとうございました。お疲れさまでした。
posted by たあぼう at 01:28 | Comment(7) | TrackBack(7) | カレー談義

2006年02月24日

おすすめその342 カレー屋晴之日(渋谷)

晴之日カレーカレー屋晴之日(はれのひ)

渋谷区渋谷3-6-18携帯地図

Tel:03-3406-4606

予算:750円〜1000円くらい
味 :★★★
辛さ:★★(普通の場合)
量 :★★★


カレーともシノギともかぶっていそうでかぶっていなそうな依頼を受けた。詳しい説明を聞きに渋谷に訪れた帰り、依頼主のおねえさんに連れて行ってもらったのがカレー屋晴之日。先日、「東京Vシュラン」でカレーうどんが取り上げられていたところだ。

せっかくだからカレーうどんを…と思ったのだけど、ランチタイムは残念ながら「一部のメニュー以外はうどんはダメ」とのこと。それならばと選んだのは「晴之日カレー」(1000円)。10種類の野菜を摂れるお店の看板メニューのカレーライスである。

店内はカウンター席ばかり。でもラーメン屋のようなコテコテ感は感じられず、女性でも違和感なく座れそう。実際、店内は男女比がほぼ半々。客の入りは数人だけ立ち待ちができる程度だから、お店の商売にとってはちょうどいい感じかな?

前言撤回。厨房の方々はやや混乱気味だ (^_^;)。僕の前にメニューと違うカレーが危うく置かれそうになった。ほかの席のお客さんの注文だったらしい。気を取り直し、落ち着いたところでカレーがやってきましたよ。まずは一口。続きを読む
posted by たあぼう at 23:46 | Comment(5) | TrackBack(1) | 渋谷区(渋谷周辺)

2006年02月23日

おすすめその341 ラミヤータ(大井町)

残念ながら閉店してしまったようです。

スープカレーラミヤータ

品川区南品川6-18-16

Tel:03-3450-7707

予算:950円(スープカレーの場合)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★☆(スープ)、★★☆(ライス)


「仙台のスープカレー屋さんが大井町に店を開いたよ」という情報を小耳に挟んでから、かれこれ1年半くらいだろうか。ようやく訪れる機会が巡ってきた。住所の場所に行ってみたら、カレースープラーメンを標ぼうする「ひ田屋」(池袋へ移転)の跡地だった。

カウンター席ばかりの店内(ほぼひ田屋のまま)は、お昼時だったこともあり満席。先にメニューをもらって注文しておくことに。なるほど、スープカレー専門店じゃなくて、チキンカレー専門店なんだね。普通のチキンカレーやカツカレーもあった。

でもまあ、最初の予定通りスープカレー(950円)にしておこう。ランチタイムは普通のライスでいただく。時間をずらせばターメリック・ライスを選ぶこともできるそうだ。

ほどなくして席が空き、座ってからさらに待つこと数分。お目当てのスープカレーがやってきた。ネギとカイワレの盛り付けが派手だこと。ではいただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 21:32 | Comment(2) | TrackBack(0) | 品川区

2006年02月22日

おすすめその340 レッサム フィリリ(泉岳寺)

ククラ パテラレッサム フィリリ高輪本店

港区高輪2-14-9携帯地図

Tel:03-5789-2557

予算:1050円〜(昼)、1500円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★


レッサム フィリリとは、ネパール語で緑の布が風にたなびく様子を表す。この言葉を題名に付けた歌は、現地の人たちに「山の歌」として広く愛されているそうだ。

レッサム フィリリの店内そんな気品にあふれる名前を付けたネパール・チベット料理店が、泉岳寺と品川の間、第一京浜から細い路地に入ったところにある。外観・内装とも、貴族の館かと思うような豪奢な造りだ。その雰囲気のとおり、料理も他店より少しお高いけど、味やサービスはしっかりとしている。

今回は夜遅く一人で訪れたので、いっぱいは注文できない。せめて少し変わったものを食べたいな…とメニューを追っていたら、「ククラ パテラ」(1250円)というものを見つけた。チキン(ククラ)のカレーを中に閉じこめたオムレツなんだそうだ。一緒にライス(300円)も注文し、しばし待つことに。

僕の後にオシャレなお兄さん、お姉さん(といっても僕より年下っぽいけど)の集団がやってきて、料理が出てくるのに時間がかかりそうな雰囲気が漂ってきた。すると店員さんは、「サービスです」とラッシーを持ってきてくれた

おかげで機嫌よくカレーの到着を待つことができた。カレー、ライスと別に取り分け用のお皿まで用意してくれる。行き届いているよね。では、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 17:35 | Comment(4) | TrackBack(0) | 〃(品川/田町/お台場)

2006年02月19日

おすすめその339 インドール(白金高輪)

チキンカツカレーINDOR

港区白金1-25-13携帯地図

Tel:03-3449-9410

予算:800円〜900円(昼)
味 :★★★
辛さ:★★
量 :★★★


白金高輪を歩き回ってわかってきたのは、「お手頃な値段で、それなりにおいしいお店」が極端に少ないこと。全くないわけじゃなくて、とんかつの「大五」などが有名らしい。でも、とにかく少ないのは間違いなさそう。

そんな厳しい環境で、すこし期待してしまう洋食屋さん、インドールに出会った。すっかり腰が曲がってしまったおばあさまが、杖をつきながら中に入っていくんだもの。カレーもあったので、入ってみることにした。

「いらっしゃいま

と身なりの整った店員さんから声がかかる。なんか執事さんのようですね (^_^;)

気を取り直してメニューを見る。カレーは3種類。ただしベースのカレー・ソースは1種類のようだ。シンプルなカレーか、チキンカツまたはとんかつを組み合わせるかが選択肢となる。僕はチキンカツカレー(900円)を注文した。

後で調べたところインターネット上では情報が限られるお店だった。貴重な詳報レポートの一つは、びっぐさんの「伽哩ばか三級」。氏が訪れた時点では、かなり庶民的なたたずまいだった様子。それが今ではガラス張りのこじゃれたお店に姿を変えている。

ほどなくしてサラダとスープが先にやってきた。このスープ、コンソメの味がよく出ていて気に入った。食べ終わった頃にチキンカツカレーがご到着。盛り付け方は日本的だな。お味の方はいかに。続きを読む
posted by たあぼう at 02:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 〃(白金台/白金高輪)

2006年02月14日

おすすめその338 Peach Pie(白金高輪)

グリーンカレーPeach Pie(ピーチパイ)

港区白金1-1-12携帯地図

Tel:03-3443-0420

予算:1300円(グリーンカレー、昼)
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★


渋谷方面からバスに乗り、四の橋交差点で下車。道を渡って商店街の入口の手前にあるお店。名前の通りパイやスープなどの米国料理が本業だけど、ほかにもいろいろなメニューがある。グリーンカレー(1300円)なんてのもあったので、入ってみた。

バーチ色で覆われた店内には大きめのテーブルがいくつか並ぶ。テーブルとテーブルの間をずいぶんと余裕を取っているな…と思ったら、どうやら車いすの方が入りやすいようにとの配慮らしい。品はよいけれど華美ではなく、長居したくなる雰囲気だ。

しばらくするとお目当てのカレーが到着する…が、ずいぶんと可愛らしいサイズだこと。白金のマダムな方々にはこれで十分ということかしらん。まあ気を取り直して、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 20:47 | Comment(1) | TrackBack(0) | 〃(白金台/白金高輪)

2006年02月13日

おすすめその337 スルタン(根津)

アンダーパニールドピアザSULTAN(スルタン)

文京区根津2-12-4携帯地図

Tel:03-3827-1201

予算:892円〜
味 :★★★☆
辛さ:★☆
量 :★★★


お目当てのそば屋さんに振られ、あてもなく根津駅近くの交差点まで歩いてきたらインド料理店の看板が目に入った。この濃厚感、グレートインディアに似ている…。

でも躊躇したらカレー食いの名が廃る。二人が一度に昇るのは大変そうな細い階段を上がり、店内へ。席に座ると、シェフ兼ホールを務めているらしいインド系の店員さんからメニューを渡された。その表面には「GREAT INDIA」の文字が。

やっぱり。

それにしてもなぜ店の名前を変える必要があるんだろう? メニューをつぶさに見ても、値段はもちろん料理の種類までグレートインディアとの違いが分からない (^_^;)

気を取り直して注文したのは、「アンダーパニールドピアザ」(714円)と「サフランライス」(178円)。アンダー(卵)、パニール(チーズ)、ドピアザ(タマネギ)を組み合わせたマイルドなカレーである。ではでは、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 19:35 | Comment(7) | TrackBack(2) | 文京区

2006年02月12日

今度はカレー麺で楽しむ−−エビス新東記

ラクサ前回は開店して三日目に訪問したシンガポール料理店・新東記。久々に恵比寿に立ち寄る用事ができたため再訪しました。前回はまだテスト段階だったわけですが、今やしっかりとメニューができあがっていました。

前回いただいた「シーフードカレー」は残念ながらランチ・メニューから消滅 (^_^;) 代わりにチキンカレーのほか、海南鶏飯、肉骨茶(バクテー)、ラクサ(カレーヌードル)などが常設メニューになっていました。そこで今回はラクサ(950円)を注文しました。

オーナーのパトリシア・チアさん曰く、「ラクサにも様々なタイプがある」。チアさん流はココナッツを多めに入れてマイルドにしながら、唐辛子の辛さを立たせたタイプ。現地に忠実な味付けながら、余計な香りは省き、日本人の口に合う料理に仕上げていました。

前回訪れてから4カ月経過しているのに、僕の顔どころか何を頼んだかまで覚えていました。チアさん、すごいです。
posted by たあぼう at 01:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 〃(広尾/恵比寿/代官山)

2006年02月11日

おすすめその336 ポワヴリエ(表参道・明治神宮前)

残念ながら2009年5月に閉店しました。

チキンカレーPOIVRIER(ポワヴリエ)

渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ3F
携帯地図

Tel:03-5785-0341

予算:1200円〜1500円(昼)
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★☆


うぎゃ〜。人、人、人…。

自分もその一人であることを棚に上げて、今日オープンした表参道ヒルズの混雑ぶりに僕は絶句した。もともと出不精なうえ、並ぶのが嫌いなため、満員電車以外で身動きがとれない場所を目の当たりにしたのが、久々だったからかもしれない。

入場するだけでも行列しなければならないという苦難に耐えたのは、スパイスショップ「ポワヴリエ」なるものが入ったと聞いていたため。ポワヴリエとは、フランス語で胡椒の木や胡椒入れを意味する言葉だそう。

正直、息苦しくなるほど混んでいる表参道ヒルズさて、ヒルズに入ってからも苦難は続く。人の波をかいくぐって3階までたどり着き、さらにお店の入口で待つこと1時間。ようやくポワヴリエの席を確保できた。いやはや、長かった。

15時までのランチタイムは、カレー2種類とブレッド・プレートなるものを用意しているそうだ。「野菜カレーを…」と言いかけたら、店員さんが「ごめんなさい野菜カレーは売り切れちゃいました」と即答。じゃ、残るチキンカレー(1200円)をいただくとしますか。

注文を終えてから、あらためて店内を見回す。本来は落ち着ける空間なんだろう。バング&オルフセン(かな?)のCDチェンジャーが壁に掛かっていて、そのCDが入るべきところにホール・スパイスが敷き詰められていたりする。何ともおしゃれだ。

…が、外に僕より後に並んだ人たちがいっぱい。「食べ終わったら早く出てあげないと悪いかな?」という気分にさいなまれる。平然と1時間以上談笑しているお客さんが何組かいたから、あまり気にしない方がいのかもしれないけど。

などと考えていたらカレーが目の前に。おっと、黒米を使っているんだぁ。さすが、見た目にも凝ってますね。ではではいただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 15:31 | Comment(8) | TrackBack(4) | 〃(原宿/代々木/千駄ヶ谷)

2006年02月10日

おすすめその335 メナムのほとり(神保町)

Bランチ(レッドカレー)メナムのほとり

千代田区神田神保町2-1 岩波神保町ビル別館1F
携帯地図

Tel:03-3238-9597

予算:1155円〜1575円(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★☆


最近、神保町で働く友人に会うたびに言ってしまうのが、「いいよね、神保町はお店がいっぱいあって」というセリフ。僕の仕事場の周りが壊滅的にないからだ。運良く昼食時に神保町に用事があったこの日、友人を呼び出してワンパターンのセリフを繰り返した。

その後、友人愛用のお店の一つであるメナムのほとりに向かった。インド料理のマンダラと同系列のタイ料理店である。中に入るとエスニックな香りが包み込む。でも日本人が苦手な香りは除いてあるから、安心して席に着こう。先客の90%が女性だったので少しびっくりした。

ランチタイムは定食形式になっている。僕が注文したのは「Bランチ」(1155円)。赤か緑のゲーン(タイ風カレー)とライス、トムヤムクン、炒め物、揚げバナナがセットになったものだ。カレーは赤を選んだ。

ランチはほかに3種類あるけれど、友人によると「Bランチ以外は選びにくいんだよね」。なるほど、例えばAランチはBランチにサラダが加わるだけで1500円に跳ね上がる。うーむ (^_^;) C、Dランチは写真の見栄えで明らかにBランチに負けていた。

なーんて言っていたら、Bランチがご到着。混んでいたせいで写真撮影が難しく、いつもより時間を費やしてしまう。冷めないうちに食べなくては。続きを読む
posted by たあぼう at 14:30 | Comment(2) | TrackBack(0) | 千代田区(神保町)

2006年02月09日

おすすめその334 アンナプルナ(西小山)

ネパーリダールバートアンナプルナ

目黒区原町1-9-4携帯地図

Tel:03-3714-2251

予算:790円〜1050円(昼)、1050円〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★☆


ディナーなのになんて良心的な!

と、心の中で感嘆のため息を漏らしたネパール料理店。それが今回紹介するアンナプルナだ。西小山の駅を出て線路沿いを洗足方面に数分歩き、こぢんまりとしたお店を見つけたら中に入ろう。アクセントが少し怪しい「いらっしゃいませ」という声が出迎えてくれる。

店内は細く奥行きが長い。その細いスペースをぎりぎりまで使って厨房を設けてあるため、1階の残りの部分は店員さんと客がすれ違うのがやっと。そんなわけで「お二階へどうぞ〜」と、これまた微妙なアクセントの声とともに案内されるのだった。

適当な席に着いた僕はメニューを見やる。うん、ネパールらしくダルバート(定食)にしよう。野菜のカレー、レンズ豆(ダル)のスープ、ライス、アルコ・アチャール(じゃがいものアチャール)、チキンセクワ(ネパール風焼き鳥)にデザートまで付いて1350円とは、なかなかお得感があるじゃないの。

ダルバートを注文すると店員さんに「Drink?」と片言の英語で尋ねられた。そうだなぁ、ダルバートが安いことだしチャイでも頼みますか。その旨を告げると「Set!」との返答。ね、すごく良心的でしょう?

「マオ」(ユン・チアン、講談社)を10ページほど読み進めたところで、ダルバートがやってきました。続きを読む
posted by たあぼう at 18:14 | Comment(7) | TrackBack(1) | 目黒区

2006年02月07日

おすすめその333 白河そば(牛込柳町)

冷やしカレーつけ麺(そば)白河そば

新宿区原町2-6-7携帯地図

Tel:聞くのを忘れてしまいました…

予算:583円〜735円(カレーもの)
味 :★★★
辛さ:★★☆
量 :★★☆


「兄ちゃん、そのデジカだとうまく撮れるか?」

注文した「冷やしカレーつけ麺」(630円)の写真を撮っていたら、厨房から少し高めの男性の声がかかった。声の主は白河そばのご主人だった。1万円台のデジカメで料理写真を撮影してみたものの、光の反射などがあって美味しそうに撮れなかったのだという。

確かに注文カウンターに貼ってある料理の写真は、真上から撮っているせいもあって今ひとつ美味しそうに見えないな(^_^;) まあ僕のも似たり寄ったりなんだけど。

でも見た目や「立ち食い」のイメージだけで、白河そばのカレーを侮ってはいけない。ちゃんとオリジナルを作っているからだ。つけ麺の場合は、カレー・ソースとそばつゆを混ぜ合わせて出してくれる。つけ麺はうどんでも注文できるし、温かいカレーものもある。

じゃ、いただくとしますか。続きを読む
posted by たあぼう at 19:54 | Comment(2) | TrackBack(0) | 〃(四ツ谷/市ヶ谷ほか)

2006年02月06日

おすすめその332 アッチャ(町田)

豆とオムレツのカレーアッチャ

町田市中町2-11-10携帯地図

Tel:042-710-9677

予算:900円〜1000円(カレー単品)
味 :★★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


ある時は黒澤明に単独インタビューをする特派員。ある時はラモス瑠偉と肩を組むサッカー愛好家。その正体は、町田で東インド料理店「アッチャ」を営む料理研究家のロイチョウドゥリー・ジョイさん。それほど辛くないのに、食べ進むと次第に汗がじわっと出てくる不思議なカレーを出してくれた。

アッチャは町田駅から歩いて10分ほど、町田一中の近くに構える。東急や丸井などが立ち並ぶ駅前とは打って変わり、落ち着いたベッドタウン、あるいは横浜−八王子あたりを結ぶ交通の要所としての顔を見せる辺りだ。

中に入ると、逆L字型にカウンター席が並んでいて、向かいにはジョイさんの姿がある。中途半端な時間帯に訪れたためか先客はいない。ジョイさんも「変な時間にお客さんが来たな」と思ったのか、驚いたような表情を一瞬見せた。でもすぐに笑顔になって席を勧めてくれた。

壁を見やるとメニューが並んでいる。まず年間メニューが決まっていて、そのうちの4品ほどが今日のカレーのメニューになる。僕はその中から「豆とオムレツのカレー」のセット(1000円)を選んだ。

「オムレツは今から作るから5分くらい待ってね」とジョイさん。作り置きはしないそうだ。しかも「待ってもらうから」と先にサラダを用意してもらった。有名な方だけれど、このあたりのさりげない心遣いもその声望を高めているのかな。

ちょうどサラダを食べ終わるのを待っていたかのように、カレーとオムレツがやってきた。ごらんの通りかなり水分が多めのカレーだ。ほかのインド料理店ではあまりお目にかかれない。ではいただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 18:04 | Comment(14) | TrackBack(4) | 町田

2006年02月05日

おすすめその331 サムラート(広尾・六本木・乃木坂)

3カレーセット西麻布サムラート

港区西麻布4-3-2 田丸ビル1F
携帯地図

Tel:03-5778-3458

予算:935円〜(昼)、1800円くらい〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★〜★★★★
量 :★★★


その昔には「ぴあ ランキン'グルメ」のカレー編でベスト10入りを果たすなど、定評のあるインド料理店チェーン。近年になってとみに増殖していて、食券式で割安メニューを設定したカレーハウスを含めると、都内に15店もある。今回は夜に西麻布店を訪れた。

夜にもセット・メニューを用意している。僕はそのうちの一つ、「3カレーセット」(1800円)を注文した。カレー3種とナンまたはライスが付くもの。カレーは豆、ほうれん草とマッシュルーム、バターチキンの3種を選んだ。一緒にガーリックチキンも頼んだ。

お友達と訪れていたため、カレーをシェアするつもりだった。お店の方は心得たもので、こちらが言わなかったのにナンを切り分けて持ってきてくれた。それと、少し時間がかかったからだろうか。ラッシーまでおまけしてもらった。

こういったソツがない接客ぶりはさすがインド料理店だなあ。チェーン店になっても変わらないとは…と変な感心のしかたをしつつ、いただくとしますか。続きを読む
posted by たあぼう at 23:41 | Comment(8) | TrackBack(0) | 〃(六本木/西麻布)

2006年02月02日

1月によくごらんいただいたカレー屋さんベスト10

毎月1回開催予定の月間ページビュー・ランキングです。TBS「王様のブランチ」効果で、あのお店が急浮上。順位がどうなったかというと…

1.グルガオン(銀座一丁目)

2.カリー・バー ヘンドリクス(千駄ヶ谷・国立競技場)

3.カレー食堂「心」(渋谷)

4.きりん屋(麻布十番)NEW

5.インデアンカレー(東京)

6.キッチン南海(神保町)

7.エチオピア(神保町・御茶ノ水)

8.タイチャラーン(東新宿)NEW

9.カレーハウス チリチリ(渋谷)

10.グリル満天星(麻布十番)NEW

王様のブランチで注目を浴びたヘンドリクスは2位どまり。先月に引き続きグルガオンがトップでした。こうやって紹介するからですかね (^_^;)

新顔では、テイクアウト専門のきりん屋、庶民派タイ料理店タイチャラーン、洋食の名門であるグリル満天星がランクイン。

9位のチリチリも興味を持っています。恵比寿ネタとして何かの番組で紹介されたのでしょうか。突発的にアクセスが多い日がありました。
posted by たあぼう at 01:00 | Comment(7) | TrackBack(1) | カレー関連ランキング

「こむぞう」に紹介していただきましたデザイン協力:マイクロフィッシュMapFan