2006年10月30日

おすすめその426 神田まつや(淡路町・小川町・神田)

カレー南蛮(そば)神田まつや

千代田区神田須田町1-13携帯地図

Tel:03-3251-1556

予算:900円
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


「やぶそば」と双璧をなす神田の有名なおそば屋さんである。トプカ淡路町本店の並びにあって、歴史を感じさせるに十分な和風建築のたたずまいなのですぐ分かるはず。千代田区の「景観まちづくり重要物件」にも指定されており、観光客が多く訪れる。

午後4時前という中途半端な時間に訪れたにもかかわらず、外観と同様に年季の入った店内はなかなかの賑わいを見せていた。やっぱり観光客が多いからだろう。かろうじて空いていた隅っこの座席に案内してもらった。

席に着くと早速、「カレー南蛮」(900円)をおそばで注文した。あ、もしあなたが江戸っ子を気取るなら、僕のような注文の仕方はもってのほかだ。まずは板わさと日本酒を頼まないとね。実際、後から訪れて僕と相席になったご夫婦はそうしていた。野暮ですみません(-_-;)

ほどなくして、お店のおばさまが店の奧からカレー南蛮を持ってこちらに向かってきた。楽しみ楽しみ。続きを読む
posted by たあぼう at 22:17 | Comment(2) | TrackBack(0) | 〃(秋葉原/神田/御茶ノ水)

2006年10月29日

おすすめその425 SOI7(中目黒)

SOI7(タイダイニング ソイ7)

目黒区上目黒2-12-7携帯地図

Tel:03-3760-6620

予算:900円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★


中目黒銀座を歩いていたら、脇道を指し示す案内を見付けた。ふむふむ、タイ料理店ですか。夜遅かったこともあって、脇道の奧はよく見えない。民家ばかりのようだけど…。

歩幅を短めにして注意しながら脇道を進む。すると立ち並ぶ古民家の中に、古民家の1F部分を改造したタイ料理店が確かにあった。入口に掛かっているメニューには、ちゃんとカレーもある。じゃ、入ってみますか。

店内は電球色の照明が照らしていた。古民家の趣とタイのエスニックな雰囲気がうまく調和しているもんだな。お店の方のセンスがいいんだろう。

席に案内されると、早速メニューを見せてもらう。最初はグリーンカレーなどの定番にしようかと思っていたのだけど、ふとカレー炒飯の存在に気が付いた。正しくは「カオパット・ゲンキャオ」(800円)である。イエローカレー風味だそう。これに決めた。

夜遅くに800円だけというのは申し訳ない気がして、「ライチジュース」(400円)も注文。軽い甘さのジュースをちびりちびりとのんでいたら、カオパット・ゲンキャオがやってきた。炒飯だけあって見た目にはカレーっぽくないな。コメント欄で触れたとおり、都合により写真を掲載できないのが残念。続きを読む
posted by たあぼう at 22:53 | Comment(10) | TrackBack(0) | 目黒区

2006年10月27日

おすすめその424 ドンキー(都立大学)

野菜カレーDONKEY(喫茶ドンキー)

目黒区八雲1-7-19携帯地図

Tel:03-3723-7342

予算:900円〜1200円
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


都立大学駅の周辺は、10分も歩けば閑静な住宅街が広がる。さらに歩くと自由が丘や学芸大学に出てしまうし、食べ歩き探検にはあまり適していない。貴重な存在と言えるのが目黒通りを渡った先の商店街にある喫茶店、ドンキーだ。入口には炭火焼きコーヒーとカレーをうたう幟が立っている。

中に入ると、「いらっしゃいませ」と細身のおばさまから声がかかった。このおばさまの趣味なのかな、カウンターの向こうには陶器のフランス人形?が見える。ハイソで落ち着いた街だけあって品の良い喫茶店らしいね。

おばさん2人組と「先生」と呼ばれるおじいさんが先客でいらした。話しぶりからして、みなご近所かつ常連の方らしい。メニューにはなさそうな家庭的な和食を食べていらっしゃる。怪訝(けげん)な表情が出てしまったのか、細身のおばさまが僕に言う。「いつも来ていただいているから、飽きないようにメニューにない料理を出しているの」。なるほど。

さて、常連ではない僕は「野菜カレー」(900円)を注文しよう。おばさまは目の前で野菜を切りそろえ、お湯を張った鍋に入れて火をかける。頃合いのよいところで、これらの野菜と準備してあったカレールーとをからめていく。

それから数分後、ライスや千切りキャベツ、福神漬けとともに大きなお皿に盛りつけが終わると、僕の目の前にやってきた。お味やいかに。続きを読む
posted by たあぼう at 23:15 | Comment(11) | TrackBack(1) | 目黒区

2006年10月25日

おすすめその423 アジアンソウル(三軒茶屋・西太子堂)

ドライカリーASIAN SOUL(アジアンソウル)

世田谷区三軒茶屋2-24-16携帯地図

Tel:03-3424-6177

予算:850円
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★☆


アジアンソウルの「ドライカレー」(850円)は、何より盛り付け方が特徴的だ。小ぶりのお皿にライスが敷き詰められ、その上にひき肉が層を成している。そのひき肉の上にはさらに、半分のサイズにカットした卵がちょこんと座る。その風貌には可愛らしささえ感じられる。

ところが、いざ食べ始めると可愛らしいという認識は全く誤りだったと気付く。何しろずっしりとしていて、男性でも食べ応え十分なのだから。

その秘密は、アジアンリゾートを想起させるオシャレな店内を眺めるのをあきらめ、厨房のご主人が調理する様子を観察すれば分かる。かなりの量のひき肉に火をかけているなと思ったら、そのすべてをライスの上に盛る。そしてぎっしり敷き詰め終えたら、最後に高さを微調整してお客さんに出しているのだ。

とまあ、こんな具合だから見た目と裏腹に量がたっぷりなのも納得できる。しかも味もなかなかのものだから立派と言うほかない。続きを読む
posted by たあぼう at 20:37 | Comment(10) | TrackBack(0) | 世田谷区

2006年10月23日

おすすめその422 sync(学芸大学)

鹿児島黒豚ひき肉と野菜のカレーsync

目黒区鷹番2-8-21携帯地図

Tel:03-3760-0655

予算:1000円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★


ご近所にお住まいの“おひとりさま”女性に大人気のカレー屋さん。人気の秘密は、路地裏のオシャレな店でかっこいいお兄さんたちがカレーを作っているから〜。うん、とてもわかりやすい (^_^;)

いや、それだけじゃない。ちゃんと美味しくて、しかも健康にも配慮したカレーを出してくれるところが一番大事なポイントだ。だからこそ、僕が22時過ぎに訪れたというのに、その後に4組もお客さんがやってくるほどの人気なのだ。席数が10と少なめなおかげで、普段は外で待つこともしばしばらしい。

首尾良く席を確保していた僕は、「鹿児島黒豚ひき肉と野菜のカレー」(1100円)を注文した。ひき肉一つ取っても産地をうたうあたり、思い入れを持っているのだろう。ライスも白米より栄養分が豊富な胚芽米を使っているそうだ。

おっと、もうやってきましたか。見るからに野菜たっぷりなカレーのお味やいかに。続きを読む
posted by たあぼう at 15:12 | Comment(14) | TrackBack(1) | 目黒区

2006年10月20日

おすすめその421 サウェーラ(桜新町)

ノンベジタリアンセットサウェーラ

世田谷区桜新町1-13-4 清水ビル2F
携帯地図

Tel:03-5477-6076

予算:1300円くらい〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★〜★★★
量 :★★★〜


サザエさんの街として有名な桜新町。原作者の長谷川町子さんを記念した「長谷川町子美術館」へ行く途中、サザエさん通り沿いに北インド料理店のサウェーラがある。ビルの2Fにあるので赤い看板を見落とさないようにしよう。

昼時は800円台とお手頃な値段でカレーが楽しめる。一方、僕が今回訪れた夜は、アラカルトやターリー(定食)などがひととおりそろう。ただ、カレーも沢山の種類があって、優柔不断の僕はどれにしようか悩んでしまった。

そんな決めきれないときは、いっぺんに数種類を味わえるターリーに限る。そこで注文したのは「ノンベジタリアン・ターリー」(2100円)。カレー3種にサラダ、ナン、ミニサイズのターメリック・ライスがセットになったものだ。ターリーはこのほか、ベジタリアン向けや女性向けなどもある。

夜遅くまで営業していて、雰囲気も落ち着いているためか、お仕事帰りとおぼしきお客さんが多いようだ。女性客も“おひとりさま”含め、何組かいた。地元の人に愛用されていることがよく分かる。

ほどなくして、一式そろってご到着。カレーはマトン、サグ・チキン(ほうれん草とチキン)、プローンの3種ですね。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 20:54 | Comment(7) | TrackBack(0) | 世田谷区

2006年10月18日

おすすめその420 インディラ(西台)

チーズカレーインディラ

板橋区高島平1-74-10携帯地図

Tel:03-3936-8969

予算:1330円
味 :★★★☆
辛さ:★★☆(中辛)
量 :★★★


インド風カレーの雄デリーからのれん分けした新川デリーの次は、欧風カレーの雄ボンディのフランチャイズの草分け的存在であるインディラを紹介したい。団地街の入口、高島通り沿いに構える。

神保町のボンディの店内は「欧風」を意識してか、都会的でちょいとすました雰囲気をしている気がする。一方のインディラはもっと庶民的な印象。場所柄だろうか。出迎えてくれたのも、ご近所の方かな?という感じのおばさまお二人だった。

カレーのメニューはほぼボンディのそれと同じかな。ポークやビーフ、チーズなど、どの具を選んでも1330円なり。僕はチーズカレーを注文した。ボンディのときもそうだったけれど、見栄えがいいだろうと思ったため。辛さは中辛にしてみた。

間もなく、ボンディ系欧風カレーではお約束のジャガイモが先にやってきた。その真ん丸の姿を眺めていたら、これまたお約束のバター・ライスとカレーもやってきた。もちろん、バター・ライスには梅干しが添えてある。どこまでもボンディ的だな。チーズカレーの見た目がちょっと寂しいのを除けば(笑)続きを読む
posted by たあぼう at 22:17 | Comment(11) | TrackBack(0) | 板橋区

2006年10月17日

おすすめその419 デリー(八丁堀・茅場町)

カシミールカレーインドカレーショップ デリー

中央区新川1-28-35携帯地図

Tel:03-3297-8922

予算:800円〜1000円くらい
味 :★★★★
辛さ:★★★★(カシミール)
量 :★★★


デリー銀座店の7代目料理長さんだった浅野氏が独立して開いたカレー屋さん。系列ではないにもかかわらず、店名からメニュー名から古巣と同じものを使っている。多大な貢献をした方だからこそ認められているのだろう。

新川デリーの最大の特徴は「昔のデリーのカレー」が食べられること。年々辛さ耐性が上昇している日本人の味覚に対応するため、古巣のデリーでは昔よりも辛さを増やしているそう。一方の新川は、浅野氏が大活躍されていた頃の味を出すことに努めている。つまり辛さも控えめというわけだ。

ということは、辛いのが苦手な僕でも、デリーで最も辛い「カシミールカレー」(900円)をすいすいと食べられるかもしれない。無謀なことを思いつき、注文してしまった。

あまり待つことなくカレーはやってきた。うーむ、同行してくれたシノギの先輩が注文した「デリーカレー」と比べると、かなり赤黒いなぁ。少しびくびくしながら、サラサラのカレー・ソースをスプーンですくった。続きを読む
posted by たあぼう at 16:17 | Comment(13) | TrackBack(2) | 〃(築地/八丁堀ほか)

コメント3000個め

みなさんからいただいたコメントの数が、ついに3000を突破しました〜(ただし、僕の返答も含みます)。勇気を振り絞って(?)書き込んでくださったみなさま、ありがとうございます。

1500個に到達したのが約1年前の10月27日。1日平均で4個くらい増えている計算になります。ありがたい限りです。

ちなみに3000個めのコメントを記されたのは…続きを読む
posted by たあぼう at 16:07 | Comment(3) | TrackBack(0) | 余談・雑談ほか

2006年10月14日

おすすめその418 ガロンダ竹芝店(竹芝)

目黒店が閉店してしまったようなので竹芝店の所在地を記載しておきます。下記の紹介文は目黒店のものです。

タンドリーランチガロンダ竹芝店

港区海岸1-16-1 ニューピア竹芝サウスタワー3F
携帯地図

Tel:03-3435-1122

予算:1000円くらい(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★★(リトルホットの場合)
量 :★★★


シノギの都合でお昼ごはんを食べられず、一段落したと思ったら15時を回っていた。目黒駅付近で遅くまでランチをやっているところは…と考えた末に、インド料理店のガロンダを選んだ。かつてはサンメグロという名前だった駅ビル、アトレ1の5Fに入っている。

銀座のオールド・デリーの姉妹店らしく、ランチタイムのメニューがよく似ている。カレー1品にナンとミニサイズのサフランライス、サラダ、フルーツ・ライタ(ヨーグルト)が付くのが基本のセット。今回はさらにタンドリー・チキンが1ピース付くセット・メニュー(1000円)を注文した。

選べるカレーが曜日によって変わるところも同じだ。オールド・デリーのときと同じように、シュリンプ・バター・マサラを食べてみよう。辛さは普通より少しだけスパイスを強めに利かせる「リトルホット」にしてみた。

店内は照明を控えめにしたいかにも今どき風な内装。オールド・デリーのような煌びやかさこそないけれど、十分にオシャレ。中途半端な時間に女性の一人客が何人かいたのもうなずける。

お、カレーが到着ですか。ナンがお皿からはみ出している演出までそっくりだな(^_^;) いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 21:37 | Comment(6) | TrackBack(1) | 〃(新橋/汐留/浜松町)

おまけ和歌山 レストラン モミの木(田辺市:紀伊田辺)

ハンバーグカレーレストラン モミの木

田辺市湊965-49携帯地図

Tel:0739-25-5330

シノギの関係で、武蔵坊弁慶の生誕地、和歌山県田辺市を訪れました。時間がほとんどない中、紀伊田辺駅の近くにあるレストラン モミの木に駆け込んで「ハンバーグカレー」(950円だったかな?)を注文。これをいただきました。

文字通り、「業務用かな?」とも感じるおうち風カレーライスに大きなハンバーグが載っかってやってきました。食べ応えは十分あります。

でも、どうしてもカレーが食べたいという方以外は、古道弁当(近くに熊野古道があるのです!)、黒潮定食といった地元らしいメニューを頼んだほうが楽しめるお店だと思います、はい(^_^;)

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posted by たあぼう at 21:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 関西

2006年10月12日

こむぞうの小宮山雄飛さんとランチしました

小宮山雄飛さんポッドキャスティングの有名サイト「こむぞう」の「こ」担当こと小宮山雄飛さんと、カレーランチをご一緒させていただきました。場所は、神田の洋食屋さん「ルー・ド・メール」です。

小宮山さんはホフディランほかで有名なミュージシャンにして、大のカレー好き。ミュージシャンでは野狐禅の濱埜宏哉さん、ゴスペラーズの黒沢薫さんなどがカレー好きで有名ですが、小宮山さんも負けてはいません。横濱カレーミュージアム顧問の小野員裕氏の本を片手に食べ歩かれ、特に夢民エチオピアといったインド風カレーを愛していらっしゃるんです。実は拙ブログも4月に紹介いただきました

作られている楽曲と同様に明るく爽やかな方で、カレーの他にもいろいろ美味しいものをご存じでした。話が楽しくて1時間ほどがあっという間でした、はい。

今回選んだルー・ド・メールは欧風カレーのお店。エチオピアなどとは方向性がだいぶ違うのでお気に召すか心配でした。でも、注文された「ドライカレーオムレツ載せ」を楽しんでいただけたようで、よかったよかったです。

食べ物に関する面白いプロジェクトも水面下で進行中とのことでした。拙ブログがお手伝いできることもあるかもしれません。今後の展開が楽しみです。
黒毛和牛のカレー
posted by たあぼう at 23:08 | Comment(4) | TrackBack(1) | カレー談義

2006年10月10日

おまけ大阪2 食堂玄氣(大阪市:南森町・東梅田)

玄氣カレー食堂玄氣

大阪市北区西天満4-3-13携帯地図

Tel:06-6365-8436

予算:800円〜1000円くらい
味 :★★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★


食堂玄氣はかつて、ルーデリーという名前で知られたカレー専門店だった。ルーデリーという名のお店は心斎橋で健在だけど、そのルーツはここらしい。店主の「カレー以外の料理も提供したい」という思いから、現在の名前に改めた。

とは言えカレーが名物であることは今も同じ。アニスやタイムといったハーブ類を含む17種類のスパイスと、良質かつ豊富な野菜類を使った、理想的な健康食としてのカレーがいただける。

今回の僕はシンプルな「玄氣カレー」を、サラダとミニラッシーが付くセットでいただいた。お値段は1000円なり。辛さはお店の標準で。それでも僕にとっては十分すぎるほどスパイシーだったりする。

先に到着したサラダを平らげた頃を見計らっているかのように、白いごはんとソースポットになみなみと入っているカレー・ソースが到着した。ぱっと見では欧風カレーのようにも見えるかもしれないけれど、一口味わうとすぐに違いが分かる。続きを読む
posted by たあぼう at 22:26 | Comment(7) | TrackBack(1) | 関西

2006年10月06日

おすすめその417 Syukur(自由が丘)

骨付きチキンと野菜のスープカレーSyukur自由が丘店

目黒区自由が丘1-9-5携帯地図

Tel:03-5701-8281

予算:950円〜1300円くらい
味 :★★★★
辛さ:★★★(5番=中辛の場合)
量 :★★★☆


札幌出身のお姉さんが2005年9月に武蔵小杉でスープカレー店を開業した。ブームの追い風にもうまく乗って、お店は着実に評価を獲得。1年後の2006年9月、同じ東横線沿いの自由が丘に2号店を開くまでに成長した。それが今回取り上げるSyukurだ。

Syukurの特徴は奇をてらったところがないこと。メニューには、定番と言える骨付きチキンのほか、野菜、豚の角煮、オクラなど、他店でもよく見かける具材を使ったものばかりが並ぶ。え? 個性がない? いや、ぶっ飛んだメニューを出さずとも、評判を呼べるだけの味を出しているってことですよ。

食べる側の僕も奇をてらわずに定番中の定番を注文しよう。「骨付きチキンと野菜のスープカレー」(1150円)である。辛さは中辛に相当する5番を選択。メニュー上は30まで選べるようだ。

ライスも量を選べて、大(300g)までは追加料金なし。うん、大にしておこう。多すぎる気がするけど、スープカレーではよくライスが足りなくなってしまうし。

注文を受けてから仕上げるスタイルらしく、出るまでには少々時間がかかる。手持ちぶさたがイヤという人は、サイドメニューなども一緒に注文しておいた方がよさそう。ほかにお客さんがいない時間帯に訪れた僕は、オレンジ色のシートなどがオシャレな店内をきょろきょろと眺めて過ごした。

10分ほど待っただろうか。お待ちかねのスープカレーの到着ですよ。見た目も王道を行っているね。続きを読む
posted by たあぼう at 19:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 目黒区

2006年10月05日

おすすめその416 パルフェタムール(麻布十番)

茅場町から麻布十番へ移転したとの情報をいただきました。所在地を改めました。記事の内容は茅場町時代のものです。

オムカレー(チキン)Parfait Amour(パルフェタムール)

港区麻布十番1-8-5携帯地図

Tel:03-3584-9229

予算:800円〜1000円くらい(昼)
味 :★★★★
辛さ:★★☆(欧風の場合)
量 :★★★


カレー好きを自認する僕も、「カレーはお昼時だけで土曜日曜祝日は定休日」というお店には、なかなか訪れられない。スタイリッシュなバーが本業のパルフェタムールもそんなお店の一つで、何年も評判を聞くばかりだった。

ようやく機会を作れた今回、喜び勇んで茅場町から一直線にパルフェタムールを目指した。以前、痛いことに臨時休業のときに訪れたことがあり、場所は頭の中に入っていたのだ。到着したのはは13時過ぎ。時間が取れそうになくて混雑を心配していたけれど、先客は数人だけ。よかったよかった。

さて、パルフェタムールは大きく分けてインド風と欧風の2系統のカレーを用意する。前者は小麦粉を使わずスパイシー感を強調したもの。後者は小麦粉を少し加えて味をならしつつ、コクを強調しているそうだ。また、それぞれに具の種類などでバリエーションがあり、卵を3個使ったオムカレーにもなる。

僕はチキンカレーを注文したつもりだった。でも、マスターには「オムチキンカレー」(1000円)と伝わっていたらしい。卵の黄色が鮮やかなお皿が目の前に置かれて、僕は初めて気付いた。まあいいか。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 20:07 | Comment(12) | TrackBack(1) | 〃(麻布十番/東麻布)

2006年10月04日

おすすめその415 ナン1号店(鬼子母神前・雑司が谷・目白)

ダールタルカとクミンライスナン1号店

豊島区雑司が谷3-10-2携帯地図

Tel:03-5952-9515

予算:1000円くらい〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


明治通りの池袋と目白の間くらいに、2軒ばかりインド料理屋さんができていた。その一軒が今回取り上げるナン1号店だ。店の入口のレジ脇に置いてあるお店紹介カードを凝っている。カードに印刷してあるのが、ターバンを頭に巻いてナンを抱えるおじさんを可愛らしくイラスト化したものなのだ。

さて、お店の名前から分かるように「焼きたてナンの店」というのを売りにしている。日本でインドカレーを売り込むときの王道だ。ところが、メニューに「クミンライス」(300円)という文字を見付けた僕は、「おや、庶民的な雰囲気のお店にしては珍しいな」と思い、店名をすっかり忘れてしまう。

気が付けば、クミンライスと「ダール・タルカ」(700円)を頼んでしまったのだった。インド人らしき店員さんは一瞬、「夜遅くに妙な客が訪れて妙なものを注文するな」という顔を見せた(ような気がした)けれど、すぐに笑顔に戻って厨房へ。

カレーとライスのできあがりを待っていると、先にラッシーをサービスしてもらった。閉店直線で余っていたからかもしれないとは言え、気を利かせてもらえるのは嬉しいね。少しずつ飲んでいるうちに、お待ちかねの豆のカレーとライスがやってきた。続きを読む
posted by たあぼう at 23:39 | Comment(4) | TrackBack(0) | 〃(目白/大塚/駒込ほか)

2006年10月03日

おすすめその414 TORISEN(青山一丁目・乃木坂)

骨付きチキンカツのせジャワ風カレーTORISEN 赤坂本店

港区赤坂8-7-19携帯地図

Tel:03-5775-1724

予算:1000円(昼)
味 :★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★


カナダ大使館の脇の細い道を入ってしばらく進むと、明るいクリーム色の壁が見えてくる。カンボジア大使館を含め灰色の壁が並ぶ街並みでひときわ存在感たっぷりの建物は、一軒家風のカフェだった。

お店の名前はTORISEN。漢字で書くと「鳥千」らしい。入口の前にあるメニューを見ると、料理はチキンばかりだ。椅子が並ぶ中庭まであるオシャレな洋館風の佇まいと、名前やメニューにどうもギャップがあるなー。

ふと、フライドチキンなどの後に「骨付きチキンカツのせジャワ風カレー」(1000円)という文字が並んでいるのに気付いた。うーむ、これは食べないわけにはいかないか。洋館風のおうちでジャワ風なのが謎だけど。

早速、店内に入ってみた。おお、クラシック音楽が流れているよ。ますますフライドチキンやカツカレーとのギャップを感じるな。まあいいか。窓際の席を確保し、手早くカレーを注文。しばらくすると、派手な見た目のチキンが載ったカレーがやってきた。ははは、こりゃジャワ風というよりおうちのカレーだな(^_^;)続きを読む
posted by たあぼう at 22:53 | Comment(0) | TrackBack(1) | 港区(青山/赤坂)

2006年10月01日

おすすめその413 キャセロール(用賀)

特選ビーフカレービストロ キャセロール

世田谷区用賀2-36-8携帯地図

Tel:03-5716-8090

予算:1350円くらい〜
味 :★★★★
辛さ:★★★(中辛)
量 :★★★


たまたま入った路地裏に美味しいお店があったときの嬉しさときたら、食べ歩き好きにはたまらないものがある。真っ先に友達に話したくなるかもしれないし、逆にこっそりとお気に入りにするのも悪くない。

用賀のキャセロールは、正にそんな路地裏の美味しいお店だ。良質な素材を使ったハンバーグなどの洋食やパンが評判を呼んでいる。でもここはれっきとした「欧風カレーとエスプレッソコーヒーの店」なんである。

ん? このコピー、神田のガヴィアルそっくりじゃないか。そう思えば、カレーのお値段も1300円〜1400円くらいとそっくりなことに気が付くはず。

店内は照明の温かな光に包まれ、オシャレだけど落ち着ける雰囲気。近くにお住まいと思われる品の良さそうなおばあさんが、楽しそうに一人で食事を楽しんでいたりする。その一角に席を確保した僕は、お店の一押しである「特選ビーフカレー」(1365円)を中辛で注文した。

ほどなくして、ガヴィアルやボンディ系のカレーで定番の、ゆでたジャガイモが先に来る。ここはメイクイーンを使っているのねと。写真撮影のために食べるのをもう少し我慢して、カレーの到着を待つ。

ジャガイモが到着してからさらに数分待って、お待ちかねのカレーはやってきた。噂のビーフとマッシュルームが目に付くね。続きを読む
posted by たあぼう at 22:44 | Comment(12) | TrackBack(1) | 世田谷区

「こむぞう」に紹介していただきましたデザイン協力:マイクロフィッシュMapFan