武蔵野市吉祥寺北町4-1-2 (携帯地図)
Tel:0422-55-4411
予算:950円くらい〜(カレーとライス)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★
三鷹駅から15分ほども歩くだろうか、商売にはお世辞にも立地が良いと言いいがたい住宅地で、しっかりと営業を続けているインド料理店がある。ムンタージのことだ。店名は、タージ・マハールに眠るムムターズ妃から取ったもの。
場所が場所だけに、お客さんは僕のような外来者はあまりおらず、近隣の方がほとんどのはず。それでも僕が訪れた時はほぼ満員。外から様子を眺め、残念そうに帰っていく人もいた。頑張っても20席あるかという狭さのせいがあるにせよ、評価されているのは確かじゃないだろうか。
シェフがチェンナイ(旧マドラス)出身の方なので、南インドのカレーを注文しようと考えた。残念ながらメニューにはサンバル(野菜と豆のカレー)やドーサ(クレープ)といった南らしさを感じさせるものは少ない。まあ、「インドカレー=ナン」の公式が根強い日本では、仕方ないかもしれない。
数少ない選択肢から僕が注文したのは、「南インドの野菜カリー」(650円)と「バスマティライス」(香り米、300円)。ほかにマサラティー(400円)も頼んだ。
珍しかったのは、頼んだ相手がお店の方じゃなかったこと。シェフは満員のお客さんの料理を作るのに手一杯、その奥様らしき方もほかのテーブルの対応にかかりっきりだった。それを見かねた常連客さんが注文をさばいてくださったんである。それだけ愛着があるんだなあ。
そんな状態だったため、他のお客さんの料理を作り終えるまではしばらく待つことに。それが終わった後に僕用のカレーが出来上がるまでの時間は意外と早かった。黄色く染まったバスマティ米とからめて、早速味わってみよう。続きを読む