2007年04月30日

おまけイギリス4 Malabar Junction (ロンドン:トッテナム・コート・ロード)

Prawn Masala DosaMalabar Junction

107 Great Russell Street, London

Tel:+44-20-7580-5230

予算:7.5ポンド(約1800円)〜
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★


東インド、北西インドのお店と回ってきたことだし、南インドも訪れておこう。そう思い立って、大英博物館の近くにあるMalabar Junctionを訪れた。「ザガット・サーベイ」のロンドン版に掲載されているなど、そこそこ知名度があるようだ。

ランチタイムには5ポンド以下の割安なターリー(定食)を用意していた。でもせっかくだから、いかにも南インドらしい料理を食べておこうか。そこで、ドーサ(お米のクレープ)を注文しようとメニューを眺めた。へえ、なかなかバラエティに富んでいるじゃないですか。

例えば「Ghee Roast」、「Prawn Masala」、「Rava」(小麦粉を使うタイプ)などなど。全部で7〜8種類はあったかな。僕は「Prawn Masala Dosa」(8.5ポンド)を選んだ。

一緒にラッシーを注文した。日本では甘いラッシーしかないお店が多いけれど、こちらでは先に味付けを聞かれる。「塩味とプレーンと甘いの、どれがよろしいですか?」といった具合だ。塩味にしておこうかな。

インドで飲んだものよりはサラッとしたラッシーを調子よく飲んでいると、パパード(豆せんべい)が出てきた。それを食べ終わってから少しすると、お皿一杯に広がるドーサのご到着だ。トマト風味のチャツネとココナッツ・チャツネ、もちろんサンバルも付いてくる。いただきます。続きを読む
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2007年04月29日

おまけイギリス3 Kastoori(ロンドン:トゥーティング・ベック)

SUNDAY SPECIALKastoori Restaurant

188 Upper Tooting Road, London

Tel:+44-20-8767-7027

予算:9ポンド(約2160円)〜
味 :★★★★☆
辛さ:★★
量 :★★★☆


ロンドンでは「ほほおばちゃんの家」という変わった名前の宿に泊まった。理由の一つは、宿泊費が10ポンドとロンドンでは格安なこと。もう一つは、インド系やアラブ系の人が集まる一帯、トゥーティングにあること。インド料理店やハラル・フードの商店がそこら中に見られるのだった。

宿に荷物を置いてすぐに目指したKastooriも、トゥーティング一帯にあるインド料理店の一つ。ただ、周囲のお店と少し異なるのは、やや高級な雰囲気を漂わせていること。そして大きく異なるのは、インド北西部のグジャラート地方の菜食料理を前面に掲げていることだ。

グジャラート州は、不殺生を教えの一つとするジャイナ教の聖地パリタナがあるところ。このため菜食主義者が多いとされていて、それだけ菜食料理も発達しているわけだ。と偉そうに書いているけれど、食べるのは初めてどころか、料理の知識も僕にはなかった。

訪問した日が日曜日だったので、「SUNDAY SPECIAL」(8.25ポンド)というターリー(定食)を注文してみた。しかし料理の説明書きがわからないぞ…(恥) えーと、「Rotlo」は粟のローフ?、「Oro」は伝統的な焼きナスのカレーか。それに「Kichi and Kadhi」はムング・ライスとヨーグルト・スープ。うーむ。

頭の中がこんがらがったまま、料理の到着を待つことに。それから何も理解が進まないまま、料理がやってきたのだった。とりあえず食べてみようか。続きを読む
posted by たあぼう at 13:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 海外

2007年04月28日

おまけイギリス2 Bay of Bengal(エジンバラ)

Mix VegetableBay of Bengal

164 High Street, Edinburgh

Tel:+44-131-225-2361

予算:9ポンド(約2160円)〜(昼)
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★☆


ところは変わってスコットランドの首都、エジンバラにやってきた。午前中に着いたにもかかわらず、訪ねる宿がみんな「No Vacancy」(いっぱい)。5軒めでようやく確保できたときには、午後1時を回っていた。

このため急ぎ足で、エジンバラ城の通り道である「ロイヤル・マイル」沿いにあるベンガル料理店「Bay of Bengal」にやってきた。時間は午後1時20分。「2時に閉めるんだけど」と渋り気味の店員を説得し、どうにか店内に入り込んだ。

(ここに限らずイギリスの料理店の多くは、日本ほど融通が利かないそうだ。2時閉店ならきっかり2時に閉めたがる)

しばしメニューを眺めていると、店員さんに催促された。「シェフが1時30分にキッチンを片づけてしまう」。ははは、すみません。じゃ、ベジタリアン向けターリー(8.95ポンド)を。前菜のパコラ(野菜天ぷら)と、野菜カレー1種、ピラウ(ピラフ)、それに本来はデザートが付く…が、この日は売り切れ。代わりに1ポンド引きしてもらった。

東南アジアのサテー・ソースにも似た甘辛いチャツネでパコラをいただく。セント・アンドリュースのBalakaのパコラとはまた違った味付けだったので、楽しめた。パコラを食べ終えると、なかなかボリューム感のあるミックス・ベジタブル・カレーと、カラフルなスパイスを加えたピラウがやってきたのだった。続きを読む
posted by たあぼう at 14:25 | Comment(3) | TrackBack(0) | 海外

2007年04月27日

おまけイギリス1 Balaka(セント・アンドリュース)

Chicken BhunaBalaka

3 Alexandra Place, Market Street, St Andrews

Tel:+44-1334-474825

予算:7ポンド(約1680円)〜(昼)
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★☆


今回の旅行で最初に訪れたカレー屋さんは、ゴルフで有名なセント・アンドリュースのベンガル料理店。連れていっていただいたマイミクさんによると、スコットランド地域で賞を獲ったことがある有名店だそう。

店内は品の良いテーブルが並んでいて、その上にはクロスがかかっている。一流レストランの雰囲気が漂う。幸い、ランチであれば6.95ポンドのセット・メニューがある。前菜としてパコラ(野菜てんぷら)または骨付きチキン、主菜がカレー1種とライスというセットだ。

マイミクさんも僕もセットにして、それぞれ好きなカレーを注文した。僕は「チキン・ブナ」という中辛のチキンカレーを選んだ。さらに「ガーリック・ナン」(2.95ポンド)と「サグ・バジ」(ほうれん草、3.25ポンド)も頼んだ。

まずはパコラと骨付きチキンを味わう。パコラはサクサクに仕上げてあった。チキンはヨーグルトの酸味が上品。興味深かったのが、マンゴーやバナナ、リンゴで作ったというチャツネ。これも上品な甘みでおいしい。なるほど、一流のお店なんだな。

こうなるとカレーへの期待も高まる。前菜を食べ終えてからほどなくして、赤々としたカレーが目の前にやってきた。続きを読む
posted by たあぼう at 12:30 | Comment(5) | TrackBack(0) | 海外

2007年04月26日

5月6日まで旅行に出かけます

いつも読んでくださっている方へ。

4月26日から5月6日まで、イギリスとフランスを旅行してきます。主な目的は、ロンドンほかでインド料理を味わうことと、パリのルーブル美術館の見学です。エジンバラにも訪問する予定です。

かの地では通信手段にあまり触れないと思います。このため更新がしばらく滞ります。ご了承くださいませm(_ _)m

しかし英仏の物価はかなり高いようですね。ランチでさえ2000円からというのがざらのようです。折からの円安が物価の割高感に拍車をかけている面があるとはいえ…。昨年、一昨年と物価が比較的安いインド、イランを訪問した身には、信じがたいものがあります。

ではでは、よいゴールデン・ウイークをお過ごしくださいませ。
posted by たあぼう at 02:21 | Comment(9) | TrackBack(0) | 余談・雑談ほか

2007年04月24日

おすすめその484 さぼうる2(神保町)

ビーフカレーさぼうる2

千代田区神田神保町1-11携帯地図

Tel:03-3291-8405

予算:650円〜850円
味 :★★★
辛さ:★★★
量 :★★★


さぼうるは50年以上の歴史を誇る神保町の喫茶店。今回取り上げた2号店のさぼうる2も、はや20年以上営業している。やや暗めの店内は、スペイン語の「sabor」にちなむ店名のとおり、独特の「味」が感じられる。

ホフディランの小宮山雄飛さんも注文されているように、ここの名物はナポリタンだ。でも実はカレーも開店当初から、しかもずーっと同じ値段で続く定番メニューのひとつとなっている。

シノギのついでに正午直前に訪れたところ、幸運にも並ぶことなく店内に滑り込めた。席に着いた僕は早速、ビーフカレーを注文する。単品なら650円。今回はスープ付きにしたので850円なり。

先にやってきたサラダをいただいている間に、外で待つお客さんが増えてきた。昔から変わらない人気ぶりが続いているんだね。もちろん僕が座った席もあっという間に相席に。それからほどなくして、ちょっと懐かしさを感じさせるカレーがやってきた。続きを読む
posted by たあぼう at 00:42 | Comment(6) | TrackBack(1) | 千代田区(神保町)

2007年04月22日

おすすめその483 フルバリ(南千住・京成関屋・牛田)

ヘルシーベジタブルカレーセットPhulbari(フルバリ)

荒川区南千住8-12-5 べるぽーと汐入館
三徳スーパーマーケット内 (携帯地図

Tel:03-3807-9299

予算:900円〜3000円くらい
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★☆


南千住駅から歩いて10分あまり、スーパーマーケットの中という不思議な立地にインド料理店「フルバリ」があると聞きつけた。近隣のマンションに住む家族連れを対象に、ムンバイ出身のコックたちがカレーを作っているという。

僕が訪れたディナー・タイムは、セット・メニューが充実していた。中でも目を引いたのが「ヘルシーベジタブルカレーセット」(1380円)。荒川区の音頭のもとに女子栄養大と共同開発した「あらかわ満点メニュー」だそうだ。

具体的には、カレー2種(じゃがいもとほうれん草のカレー、豆カレー)にナン、パパード、サモサ、サラダ、フルーツ・ヨーグルトがセットになっている。これだけ食べてカロリーは874kcalだそう。健康に配慮した満点メニューだけのことはあるね。ついでに食後にはチャイも付いてくる。

噂どおり、僕を除けば家族連れのお客さんばかり。それも小さなお子さんがいる一家が多い。辛さを細かく調整してくれるんだろう。おっと、カレー一式がそろってやってきた。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 22:24 | Comment(5) | TrackBack(0) | 足立区・荒川区

おすすめその482 すぷーん(西国分寺)

野菜カレーのチーズ・トッピングカレーハウス すぷーん

国分寺市西恋ケ窪2-6-3携帯地図

Tel:042-322-9464

予算:420円〜1500円くらい
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


国分寺と西国分寺で営業するカレー屋さん。外観はよくあるカレー屋さんの風情だし、カレーもなんてことなさそうに見える。でも実はホテルニューオータニで長年シェフを勤めたご主人が作り上げた味にはファンが多い。充実した非公認ファンサイトができるほどだ。

すぷーんのカレーの特徴は、トッピングが豊富なこと。常設メニューだけでも卵、コロッケ、チーズ、野菜、ビーフ、海老とホタテのフライなどなど、とにかくいっぱい。あるものすべてをトッピングするなんて荒技も不可能ではない。

大きな胃袋を持たない僕はと言うと、見た目の美しさを期待して野菜カレー(630円)を選び、さらにチーズを追加でトッピング(120円)することにした。

店内はカウンター席が主体で、厨房でどんな風にカレーを仕上げているかを眺めやすい。厨房の壁に目を向けると、栄養成分表示の紙が貼ってある。どうやらカロリーのバランスも気を遣っているらしい。

おっと、僕のカレーができあがったようだ。期待に応えてくれて、見た目が華やかだね。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 18:35 | Comment(7) | TrackBack(1) | 国分寺・小金井

2007年04月15日

おすすめその481 Mahina(天王洲アイル)

残念ながら閉店してしまった可能性があります。興味をお持ちのあなたもご確認いただければ幸いです。
スリランカチキンカレーAsian Diner Mahina(マヒナ)

品川区東品川2-3-10-121携帯地図

Tel:03-5460-5511

予算:1000円(昼)〜
味 :★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★


90年代初頭には湾岸デート・スポットとして名高かった天王洲アイル。その地位はお台場に奪われてしまった感があるけれど、今でも駅前の高層ビルの中には内装がオサレなテナントがいくつか入っている。

南国のリゾート地をイメージした内装の無国籍料理店「Mahina」も、そんなオサレテナント群の一つだ。近隣では貴重なエスニック料理が味わえるお店ということもあって、ランチタイムにはOLさんなどを主体に賑わっていた。

ランチタイムは、料理一品とサラダバー、ドリンクバーという形式になっている。料理の一番人気はというと、スリランカ人シェフがレシピを作ったという「スリランカチキンカレー」(1000円)だそう。じゃ、それにしましょうか。

カレーを注文した後は、サラダの盛り付けへ。洋風から中華風まで様々なサラダが楽しめるようになっていた。ドリンクもなかなか種類が豊富。中でも梅ジュースは珍しいかもしれない。

盛り付けを終えて席に戻ってから少しして、カレーが到着した。お、意外とスリランカっぽくなっているじゃないですか。続きを読む
posted by たあぼう at 20:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | 品川区

おすすめその480 Bar GRAPPA DI BASSANO(池尻大橋)

シェフ特製イカスミカレーBar GRAPPA DI BASSANO
(グラッパ・ディ・バッサーノ)


世田谷区池尻3-24-2携帯地図

Tel:03-3422-5766

予算:950円(昼)〜
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★


池尻大橋駅から三宿方面へ直進し、ビストロ喜楽亭に行くと思いきや、直前の路地に入ってみよう。グラッパ(ワインの絞りかす発酵させた蒸留酒)を得意とするバー、GRAPPA DI BASSANOが見付かる。とある日の真夜中、某巨大通信機器メーカーのM部長に連れてきてもらってその存在を知った。

ワインを飲みながらお店の方とお話しした。僕がカレー好きと知ると、「うちもランチ限定でカレーを出しているんです」とのこと。そして特別のはからいで食べさせてもらった。喜楽亭近くでカレーを出すという心意気だけあって、おいしいじゃないですか。

この時は反則っぽい気がして、紹介するのは見合わせた。それから半年あまり。ようやく正規の時間帯に訪れる機会が巡ってきた。

もちろん、カレーを注文した。その名も「シェフ特製のイカスミカレー」である。前菜盛り合わせとのセットで950円なり。ほかにドルチェ(デザート)とのセットや、前菜・ドルチェの両方が付くメニューもある。

前菜を食べ終わろうかというタイミングに、お目当てのカレーはやってきた。見てのとおりのイカスミの色で黒々としているのが特徴的だ。では、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 20:23 | Comment(5) | TrackBack(0) | 世田谷区

2007年04月08日

おすすめその479 アサノ(町田)

カツカレーリッチなカレーの店アサノ

町田市原町田4-5-19 仲見世飲食街
携帯地図

Tel:042-729-7258

予算:900円〜1400円
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★☆


高級豚肉の高座豚を生肉で仕入れ、それをぜいたくに使って作る「カツカレー」(1400円)が評判を呼んでいるカレー屋さんだ。遠隔地からもお客さんが押し寄せるため、ひところは売り切れじまいが珍しくなかった。

かくいう僕も実は2回ふられていて、今回が3度目の正直。飲食店街の入口近くから恐る恐る様子を探った。よかった、今日は開いている! カウンター席だけのこぢんまりとした店内に滑り込ませた。

メニューはカツカレーのほかに、チキンカレーなどいくつか選択肢がある。でもやっぱり、ここはカツカレーにしておこうか。

厨房には、好々爺といった風情の浅野さんと、跡継ぎとして決まった息子さんがいらした。息子さんが厨房に入ってからは余裕が出たため、以前よりは売り切れじまいにならなくなったそうだ。

なあんて話し込んでいる合間にも、調理が進んでいたらしい。それから少しして、大きなカツが載ったカレーライスがやってきた。ニンジンやインゲンの彩りも鮮やかだね。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 18:36 | Comment(20) | TrackBack(2) | 町田

2007年04月04日

おすすめその478 LOOP cafe(葛西)

残念ながら閉店してしまったようです。

サグチキンとダルとナンLOOP cafe

江戸川区東葛西6-6-2 第三頼長ビル2F
携帯地図

Tel:03-3687-0334

予算:890円(平日昼)〜1380円(土休日夜)
味 :★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★★★(食べ放題)


LOOP cafeは、シンガポールなどのリゾート・ホテルを想起させる爽やかな内装のお店。昨年10月にメイノさんにご紹介いただいた。お昼も夜も、数種類のインドカレーをはじめとする多国籍の料理をビュッフェ形式で出している。

最も割安な平日のお昼なら890円。僕が訪れた土曜日の夜は一番割高な1380円だけど、それでもまだまだ割安感があるよね。この値付けや、料理の種類の豊富さ、内装が評価されているのだろう。店内はなかなかの賑わいで、女性の一人客もいらした。

座席に案内されたら、好みのままに盛り付けにいこう。カレーはサグチキン(ホウレンソウとチキン)、バターチキン、ダル(豆)、おくらの4種類。ナンは注文すると焼いてもらえる仕組みになっていた。このほか、中華風の肉豆腐やえびせん、巻き寿司などなど、何でもあり状態になっている。

僕はというと、まずはサグチキンとダルからいただきまーす。続きを読む
posted by たあぼう at 22:51 | Comment(9) | TrackBack(0) | 江戸川区・葛飾区

2007年04月01日

おすすめその477 マシバシイネツルカモ(松陰神社前)

今週のカレー(ひよこ豆と大根と豚ひき肉のカレー)贋作インドカリー マシバシイネツルカモ

世田谷区世田谷4-3-17-101携帯地図

Tel:03-3425-2975

予算:850円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★


駅前の商店街の小さなアーケードを抜けたところに古家が見える。遠目からはとても現役で商売をやっているようには見えない佇まいだ。実はそこが贋作インドカリーを掲げるカレー屋さん、マシバシイネツルカモの場所。存在は昨年6月の「dancyu」で知った。

引き戸を開けて中に入った。店内は飾り気が少なく、テーブルや椅子も古家になじむ年季の入ったものが並んでいる。それでいて殺風景ではなくアートな雰囲気が漂う。女性店主さんのセンスのなせる業(わざ)なんだろうか。

と感心しながらメニューを見た。カレーは週替わりの「今週のカレー」(ひよこ豆と大根とひき肉のカレー、850円)と、「ドライカレー」の2択。こざっぱりしているな。じゃ、今週のカレーをくださいな。あと、食後にチャイ(400円)を。

控えめに灯る照明を頼りに本を読みながら待つ。厨房から店主さんがてきぱきと調理する音が聞こえてくる。その音がやんでほどなく、カレーはやってきた。ライスの上にちょこんと載ったキャベツと、それを取り巻くひよこ豆と大根とひき肉のカレーの海。見た目にも綺麗だこと。続きを読む
posted by たあぼう at 23:35 | Comment(4) | TrackBack(1) | 世田谷区

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