2007年05月31日

おすすめその489 香妃園(六本木)

カレー肉飯香妃園

港区六本木3-8-15携帯地図

Tel:03-3405-9011

予算:1050円
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


香妃園は六本木で数十年にわたり営業を続ける有名な中華料理店。現在の場所に移ってからは、さほど年数が経過していない。それでも店内に足を踏み入れると、どこか歴史を感じさせる重厚さが漂う。

席に付いてから手渡されるメニューにも重厚感がある。中を見れば、見慣れたものから知識がないものまで、漢字で書かれた料理名がいくつも並んでいる。僕はもちろん、カレーという漢字を探す。

カレーライスものは二つ選択肢があった。「カレー肉飯」と「カレー牛肉飯」である(ともに1050円、メニュー上の表記は中国漢字)。中国で単に肉と言うときは豚肉を指すので、前者はポークカレーというわけだ。僕は前者のポークカレーを選んだ。

料理がやってくるまでの時間は、中国茶でも飲みながらじっくり待とう。喫茶店であればいいお値段を取られそうな美味しいお茶だ。無料で飲めるお茶にも配慮が行き届いているあたりが、このお店を有名にし続けているんだろうな…などと考えていたら、カレー肉飯がやってきた。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 23:56 | Comment(4) | TrackBack(0) | 〃(六本木/西麻布)

2007年05月30日

おすすめその488 ナイアガラ(祐天寺)

駅長さんナイアガラ

目黒区祐天寺2-1-5携帯地図

Tel:03-3713-2602

予算:600円くらい〜
味 :★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★


今日は陣内智則さんと藤原紀香さんが披露宴を開いた。せっかくだから、二人の出会いのきっかけとなったドラマでロケ地に使われたカレー屋さん「ナイアガラ」を取り上げてみようか。カレー屋というよりも鉄道ネタが有名なお店だ。だから最初の写真も駅長さんということで。

ナイアガラの入口に来たら、まずは「切符」(食券)を買おう。カレーの種類はトッピングと辛さの違いでいろいろある。特に辛さには注目したい。甘口の「鈍行」から始まり、辛さが増すにつれて「急行」、「特急」、「超特急」と格が上がっていく。今回の僕は「野菜カレー」(800円)の特急を選んだ。

切符を買ったら「車内」へと入る。できれば二人以上で来店し、テーブル席に座ることをおすすめする。駅長さんや駅員さんに切符を見せたら、「食堂車」(厨房)から「出発進行!」の声がかかったら調理の始まった合図だ。

カレーが到着するまでの時間は、車内の光景を楽しもう。廃線となった「愛国−幸福」駅間の案内板や、全国各地の駅長さんたちのサインの数々など、とにかく貴重な鉄道ものの資料が壁という壁にいっぱいだ。陣内さんと藤原さんが競演する画面のビデオ・プリントもところどころに貼ってある。

ほどなくすると、なにかが走ってくる音が聞こえてくる。そう、機関車の音だ! 機関車がカレーを載せてテーブルまで運んできてくれるのだ。続きを読む
posted by たあぼう at 21:39 | Comment(11) | TrackBack(1) | 目黒区

2007年05月26日

おすすめその487 アンジュナ(高幡不動)

ランチセット(南インド風キーマ、サンバー)インド食堂アンジュナ

日野市高幡3-7 ユニバーサルビル1F
携帯地図

予算:900円くらい〜(昼)、1500円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★☆


今日の「アド街ック天国」は、高幡不動を特集した。その17位にランクインしたのがインド料理店のアンジュナである。麹町アジャンタ出身のシェフが日本人の家族向けに作るインドカレーが近隣で抜群の人気を誇っている。

その人気を知っていたので、ランチタイムのピークを外して14時少し前に訪れた。それでも入口の前には一組の待ち人が…。4人テーブルが3卓、2人テーブルが4卓と席数が少なめとは言え、すごい人気だな。

外で10分あまり待つと声がかかり、ガネーシャ像と正対することになる御利益のありそうなテーブルへと案内された。着席した僕は早速、「ランチセット」(1150円)を注文した。これは、カレー2種にナンとライス、サラダ、タンドール料理2種が付く少し豪華なセットだ。

カレーは「サンバー」(南インドの野菜と豆のカレー、拙ブログでは主にサンバルと表記しています)と「キーマ」を選んだ。ここはキーマも南インド風の味付けだそう。アジャンタの流れを汲むだけのことはあるね。このほかにセット・ドリンク(210円)にチャイを頼んだ。

さほど待たされることなく、一式そろってやってきた。こうして見るとボリュームもなかなかのものだね。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 14:22 | Comment(8) | TrackBack(0) | 八王子・日野

2007年05月25日

おすすめその486 チャナ(若林・西太子堂)

チャナ、プラス・ヴェジタブルチャナ

世田谷区若林1-17-1携帯地図

Tel:03-3411-7259

予算:900円くらい〜
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


三軒茶屋から世田谷通りをひたすら西へ進み、環七にぶつかる少し手前で見付かるカレー屋さん。手作りのオリジナル・カレーだそう。ご家族で営業しているのかな? おばさまが厨房でカレーを作り、おじさまがホールを受け持っている。

カレーの選択肢は複数ある。単に具の種類だけでなく、ソースの仕上げ方まで違うらしい。定番はお店の名前を冠した「チャナ」(980円)。僕もチャナを注文した。野菜も食べたい気分だったため、「プラス・ヴェジタブル」(280円)というサイドメニューを併せて頼んだ。

チャナと聞くと、インド料理好きの方ならひよこ豆を思い浮かべるだろう。でも、ここのチャナは不思議なことにポーク・カレーだ。名前の由来は知らない。聞いておけばよかったな。

厨房近くのカウンター席に座ると、調理の様子がかいま見える。野菜を熱した油にくぐらせている快い音が聞こえてきたら、プラス・ヴェジタブルの到着がもうすぐという合図。この日は野菜に続いてカレーがすぐにやってきた。続きを読む
posted by たあぼう at 21:12 | Comment(4) | TrackBack(0) | 世田谷区

2007年05月24日

おすすめその485 SHIBA(板橋・新板橋・下板橋)

ベンガルカレー(中辛)SHIBA

板橋区板橋1-22-6携帯地図

Tel:03-5248-2220

予算:700円くらい〜(昼)、1000円くらい〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★★☆
量 :★★★


SHIBAはコルカタ出身のシェフが営むインド料理店。庶民的なたたずまいの板橋界隈らしく、値段はリーズナブル。それでいて丁寧に作ったカレーやベンガル地方の料理を楽しませてくれる。今回はディナーに訪れた。

この日は昼にビュッフェ形式の会食があって、お肉をおなかいっぱい食べたあと。夕食は野菜主体にしようと思い、パコラ(野菜天ぷら、420円)とベンガルカレー(700円)、それにサフランライス(300円)を注文した。ベンガルカレーは、野菜とエビのカレーだそう。辛さを聞かれたため「ベンガル風にして」と頼んでみた。

パコラ店内は草色の壁に開放的な大きい窓、黒塗りの椅子と品良くまとまっている。こてこてのインド料理店とは違って落ち着ける雰囲気をうまく作っている。周辺の家族連れがわいわいと楽しむには、少しオシャレすぎるかもしれない。

まずパコラがやってきた。これは最近食べた中ではピカイチかもしれない。衣が薄く油控えめ、噛めばサクサクッと音を立てる。塩だけでおいしい。この値段でこのできなら、続いてやってきたカレーにも期待して良さそうだ。続きを読む
posted by たあぼう at 00:56 | Comment(2) | TrackBack(0) | 板橋区

2007年05月21日

南インド料理研究家、渡辺玲さんがブログ開始

「dancyu」ほかで活躍されている南インド料理研究家・渡辺玲さんが今日、ブログを開始されました。その名も「カレー伝道師☆ブログ」です。

まだ始まったばかりのため、渡辺さんがどんな方向性を打ち出されるのかはわかりません。でもきっと、インド料理の豆知識をいろいろ教えてくださるのではないかと思います。

特に、南インド料理に関心があるというあなたは、今後の発展を期待してブックマークに加えてみてはいかがでしょうか。
タグ:カレー
posted by たあぼう at 23:34 | Comment(5) | TrackBack(0) | カレー談義

2007年05月20日

カフェ1000軒訪問、おめでとうオフ会におじゃましてきました。

季節野菜とチーズのカレーロンドンのカレー事情は一段落、続いてパリのカレー屋さん紹介に移る前に、ひとつお話をさせてください。

拙ブログとも時々交流してくださる「ワールドワイドカフェ」のOchiさんが、笹塚202マーケットでオフ会を開催されました。この3月にOchiさんのカフェの訪問軒数が1000を突破し、その記念にというわけです。日本全国各地のほか、米、加、英、仏、伊、香港など世界をまたにかけて作った金字塔です。祝いにいかないわけには参りません。

参加者は僕を含めカレー好きが過半数。いささか不思議な状態ではありましたが、温かい会でした。祝われる側のはずなのに、Ochiさんはクイズの賞品という格好で沢山のプレゼントをご用意されていました。僕は何も用意せずに出向いてしまい、大変恐縮です…。お約束のカレー、ありがたくいただきます。

CURRY DIARY」のUSHIZOさんは心のこもったプレゼントを用意されていました。詳細は、USHIZOさんのブログのエントリーをぜひごらんください。その場で見た僕は感動しました、はい。

オフ会では写真のとおり、カレーもいただきました。おいしかったのですが、数人でシェアする形だったため、細かな感想は今回見合わせます。また近々、訪れてちゃんと紹介させていただきます。Ochiさんが心から気に入っていらっしゃるお店の料理ですし。続きを読む
タグ:カレー
posted by たあぼう at 01:03 | Comment(13) | TrackBack(1) | 余談・雑談ほか

2007年05月07日

帰国しました

昨日早朝、英仏の旅を終えて帰国しました。

成田空港で洗顔用フォームを没収されたり、エジンバラで日記用ノートと南京錠をなくしたり、ロンドンでカメラ・バッグをなくしたりと、こまごまとしたものをいろいろ紛失した旅となりました。

カレー屋さんはイギリスで5軒、フランスで2軒回りました。日記用ノートをなくしたなどの理由から、記憶が怪しい部分が多いのですが、思い出せる範囲で紹介したいと思います。
posted by たあぼう at 21:19 | Comment(8) | TrackBack(0) | 余談・雑談ほか

2007年05月03日

おまけフランス2 Paris Hanoi(パリ:ルドゥルー・ロラン)

Ga Carry (Poulet au Curry)Paris Hanoi

74 Rue Charonne, 11e, Paris

Tel:+33-1-47-00-47-59

予算:9ユーロくらい(約1550円)〜
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★☆


うへえ、人気があるとは聞いていたけれど…すごいな。

宵闇が迫るパリの午後9時すぎ、宿泊先のホステルから歩いて数分のところにあるベトナム料理店「Paris Hanoi」に夕食を摂りに訪れた。こんな時間にもかかわらず、行列ができていた。

しかたなく行列の最後尾に加わったところ、少ししてお店の扉が開いた。扉から顔を出した店員さんは、「一人客だったら相席で座れますよ、ムッシュー」と言っているらしい。待っているお客さんたちに恐縮しつつ、店内に滑り込んだ。

店内はあまり広くないものの、テーブルと椅子がぎっしりと詰め込まれている。そのほとんどすべてをフランス人のお客さんたち30人以上が埋め尽くしている。それだけの人数をさばくホール・スタッフは、さきほどの女性店員さん一人だけだった。いやぁ、見るからに忙しそうだ。

僕のところに注文を取りに来るまでにも、ほかのテーブルを片付け、別のテーブルの注文に応じ、また別のテーブルに料理を運び、さらに外で待つ人たちの質問に答えていた。「注文までの時間が遅い」などとはとても言えない。

「Poulet au Curry」(カレーとチキン?)とカレーらしき説明書きがあった「Ga Carry」(8ユーロ)という料理を注文した。ライスを別に注文する必要があるかを確認したくて、「Com ?」とベトナム語の単語を言うと、ちゃんと意を汲んでくれた。「ライスは付いているから大丈夫」と言ってくれているようだ。

厨房のスタッフも少ないらしく、注文してからしばらく待つことになる。まあ、僕は食べ終わったら歩いて宿に戻って寝るだけ。だからチキンがたっぷり盛り付けられたお皿が来るのを、のんびりと待っていられた。では、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 21:00 | Comment(6) | TrackBack(2) | 海外

2007年05月02日

おまけフランス1 Le Maharajah(パリ:モベール・ミュチュアリテ)

Palek PaneerLe Maharajah

72 Boulevard Saint Germain, Paris

Tel:+33-1-43-54-26-07

予算:20ユーロくらい(約3200円)〜
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★★


ロンドンと比べれば数は少ないものの、パリにもインド料理店はちゃんとある。街を歩き回っているうちに3軒ほど見つかった。その中から選んだのは、やや高級感を感じさせる「Le Maharajah」。サンジェルマン大通りの東側、ソルボンヌから比較的近いところにある。

フランス語と英語の両方をスマートに使いこなすインド人の店員さんに案内され、中に入った。早速メニューを見ると、カレー単品が10〜15ユーロほど。ライスまたはナンと併せて注文すると13〜18ユーロくらいか。ロンドンほどではないにせよ、やはり少しお高いな。

少し迷っていると、コース・メニューがあることに気が付いた。前菜、カレー、パニール・ナン(チーズ入りのナン)、バスマティ・ライス、デザートが付いて22ユーロほど。前菜とカレーはそれぞれ2択になっていた。単品よりも割安感があるし、これにしようか。

Seekh Kebab前菜にはシーク・カバブを、カレーはパラク・パニール(ほうれん草とチーズのカレー)を選んだ。デザートもインド風のものをいくつか選べるという。そうだなぁ、ガジャル・ハルワ(にんじんケーキ)にでもしておくかな。

併せて注文した塩味のラッシー(4ユーロくらい)を飲みつつ、まずは前菜のシーク・カバブをほおばった。うん、油は控えめだけど肉の旨みはたっぷり感じられる。スパイス感はもう少し利かせてもいいかな。全体に上品なおいしさと言える。

あっという間に平らげると、それから少ししてカレー、ライス、パニール・ナンがそろってやってきた。カレーはともかく、ライスとナンはそれぞれ1人前くらいありそう。食べ応えがありそうだ。続きを読む
posted by たあぼう at 20:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 海外

2007年05月01日

おまけイギリス5 Salloos(ロンドン:ナイツブリッジ)

Chicken TaimuriSalloos

62-64 Kinnerton Street, London

Tel:+44-20-7235-4444

予算:20ポンド(約4800円)〜
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★☆


ロンドン最後のインド料理はゴージャスにと思い、高級住宅地のナイツブリッジ近くにあるSaloosへ。ところが、どうせカレーだろうと紹介文を読まずに適当に注文した料理がカレーではなかった…(-_-;) お恥ずかしい話だけど、おまけということで取り上げさせていただきます。

白塗りの瀟洒な外観に少し緊張しながら扉を開くと、人の気配がしない。バー・カウンター風の玄関の脇に階段がある。これを上がった2階(英国風に言えば1階)がレストランになっていた。

身なりを整えたインド人店員さんにうやうやしく案内され、席に着く。先客はほとんど白人、それもお金を持っていそうな年輩の方が目立つ。多民族化が著しいロンドンをながめてきた僕には新鮮な光景だった。

papad食前酒代わりにハウスワイン(3.5ポンド)を注文してから、食事メニューを開いた。うーん、覚悟していたとは言え、なかなか高いな(^_^;) カチュンバー(インド風サラダ、3ポンド)を頼んで、カレーはお店のおすすめメニューから知らない名前のものを選んでみるかな…。

この思いつきが間違いのもとだった。実はお店のおすすめメニューには様々な料理が混在していた。そうと知らず、悪いことに説明書きも読まなかった僕は「Chicken Taimuri」(12.5ポンド)という料理をカレーと思い込んで注文。併せてナンを頼んだ。おかしな注文だったろうけれど、店員さんは何も言わずに応じてくれた。

コペルトらしきパパード(1.5ポンド)を食べつつ、ワインを飲みつつ、カチュンバーと来るはずもないカレーの到着を待った。しばらくして、カチュンバーと一緒に目の前に置かれた料理を見て、椅子からずり落ちそうになった。しまったぁぁぁぁぁぁ…続きを読む
posted by たあぼう at 13:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 海外

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