2007年09月25日

おすすめその531 caffe Gino(田園調布)

インドシュリンプカレー(黒米ライス)caffe Gino(ジーノ)

大田区田園調布2-62-3-1F携帯地図

Tel:03-5483-7722

予算:1380円〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★
量 :★★☆


東急東横線は学生時代によく利用していた路線。でも田園調布駅は一度も下りたことがなかった。あまりにも縁遠い気がしていたので。駅前にインド風カレーを出すカフェ「caffe Gino」があると知って、今回初めて下り立った。

学生時代には地下化する工事の真っ最中だった駅は、とっくに完成して綺麗な姿をしていた。改札を抜けると、向こう側にcaffe Ginoが見える。地上に駅があったころは恐らく線路だっただろう場所を生かしている。

イタリア語の名前を冠しているカフェだけあって、本来はパスタやピッツァ、それにイタリア・ワインが名物のようだ。なのにカレーが混じっている。しかも選択肢が3種類もある。不思議だこと。

選択肢から「インドシュリンプカレー」を注文し、ナンと黒米ライスの2択は黒米ライスにした。サラダ、ドリンクとデザートがついて1580円。僕にとっては少し高いなという印象だけど、田園調布に住む人たちならごく気軽に利用できる値段なんだろう。

先にやってくるサラダを食べ終えるとカレーがやってくる。黒米の色はいつみても強烈だな。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 01:10 | Comment(2) | TrackBack(0) | 大田区

2007年09月24日

おすすめその530 サンガム(日野)

タリセット(ネパールの家庭料理)サンガム日野店

日野市大坂上1-30-9携帯地図

Tel:042-584-9114

予算:1300円くらい(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


サンガムはインド/ネパール料理を掲げるお店。日野でスタートを切った後、上々の評判を獲得したらしい。現在は豊田や唐木田などにも支店を展開しているようだ。ここ日野店では、ネパールのポカラ出身のお兄さんがホールを取り仕切っている。

カウンター席に座った僕は、アラカルトとセットをバランスよくそろえているメニューから、ネパールらしいセットを探した。うん、「タリセット(ネパールの家庭料理)」(1290円)がそうだな。

タリセットは、チキン、ダル(豆)の2種類のカレーに、ライス、サラダ、ムラコ・アチャール(大根のアチャール)が付くもの。「これってダルバート(ネパールの定食)だよね?」とホールのお兄さんに確認すると、少し間があって「そのとおり」という回答を得た。

ただし、とお兄さんは付け加えた。「イエロー・ライスでも構わないか」とのこと。あ、全然構いませんよ。たしかにダルバートは白米で出してくれた方がしっくりくる。でも、ダルバートの注文はあまりないのだろう。営業面を考えれば、インド料理向けにターメリック・ライスだけを用意する方針は理解できる。

カレーの一式がやってくるまでの間を持たせることを兼ねて、「メロン・ラッシー」(370円)なる珍メニューを頼んでみた。その正体は、かき氷などに使うメロン・シロップを、甘いラッシーで割ったもの。いやはや、濃いぃ甘さだ(^_^;) 

と、ラッシーの甘さに苦笑いしているところに定食がやってきた。待ってました。続きを読む
posted by たあぼう at 03:21 | Comment(7) | TrackBack(1) | 八王子・日野

2007年09月21日

おすすめその529 セイロン・イン(中目黒)

カレー・セット(マトン、じゃがいも)セイロン・イン

目黒区上目黒2-7-8携帯地図

Tel:03-3716-0440

予算:1000円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★(野菜)〜★★★☆(マトン)
量 :★★★


「ごめんなさい。今日は貸し切りなんです」

運が悪い日もあるもので、この日は3軒にふられてしまった。祝日が休みであることを知らなかったり、食事のラスト・オーダーに間に合わなかったり、そして3軒目の中目黒の某店では冒頭のような事態に。

さすがに途方に暮れた。でも、せっかく中目黒まで来たのだし、どうにかしてカレーを食べたい。そこで中目黒銀座の方へ歩を進め、何となく通りを曲がってみたら、スリランカ料理店「セイロン・イン」があった。存在は昔から聞いていたけれど、こんなところにあったのか〜。

早速、店内に入る。「南洋に浮かぶ島の住居はこんな感じなのかな?」と想像を巡らせたくなる雰囲気だった。テーブル席の一角に座ると、店員さんからメニューを渡される。どれどれ…ややインド料理に押され気味だけど、ところどころにスリランカらしい料理もあるな。

ふと、最後の方に載っていたセットに目がとまった。これはお得じゃないですか。カレー2種類に、ライス、スープ、サラダ、マンゴー・ジュースが付いて1500円。ちなみに、ナンを選べる1700円のセットもある。でもやっぱり、スリランカのカレーにはライスの方が合わせやすい。

ということで、僕はライスが付く1500円のセットを注文した。2種類のカレーのうち、一方は肉のカレーで選択式、もう一方は日替わりの野菜カレーとのこと。肉のカレーはマトンを選んだ。

カレーを待つ間に、サラダとチキン・スープをいただく。このスープがすごく真っ当に作ってあって驚いた。これはちょっとしたコース料理の気分で楽しめる。この調子なら、続いてやってくる黒に近い茶色のマトンカレーと、白っぽいじゃがいものカレーにも期待してよさそうだ。続きを読む
posted by たあぼう at 11:00 | Comment(4) | TrackBack(1) | 目黒区

2007年09月20日

おすすめその528 カリーシュダ(茅場町・八丁堀)

牛キーマカレーカリーシュダ

中央区新川1-9-9携帯地図

Tel:03-5541-3188

予算:800円〜
味 :★★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


5月某日、カレー評論家の小野員裕さんから「あそこは絶対行った方がいいよ」と推薦をいただいたカレー屋さん。営業は平日だけ、しかも閉店時間が早いという難所だったが、ようやく訪れることができた。

お店の前にたどり着くと、換気扇からスパイスの香りが吹き付けてきた。うん、いい香り。これだけで、おいしいカレー屋さんだと確信する。店内に入ろう。すると、個性的な帽子をかぶった店主さんから、「いらっしゃいませ」と声がかかる。以前はIT企業の取締役だったそう。西新橋の「カレー屋Nagafuchi」の先代さんと似た経歴だな。

店内はカウンター席が主体で、アットホームな雰囲気をしている。お午後1時前という時間帯は、カウンター席が数席空いている程度。僕はその空いている席の一つに腰掛け、壁に貼ってあるメニューを眺めた。日替わりで4種類ほどを用意してある。

僕が選んだのは、「牛キーマカレー」(800円)。僕のように辛さに弱くても、安心して食べられると聞いていたからだ。併せて食後用にチャイ(200円)も注文した。先にやってくるキャベツに、お店特製ドレッシングをかけて食べ終わったころに、タイミングよくカレーがやってきた。続きを読む
posted by たあぼう at 02:04 | Comment(6) | TrackBack(1) | 〃(築地/八丁堀ほか)

2007年09月18日

おすすめその527 シンガプーラテラス(銀座一丁目・銀座)

ラッフルズテラスが店名を変更してシンガプーラテラスになった後、残念ながら閉店しました。

カレーチキンシンガプーラテラス

中央区銀座2-2-14 マロニエゲート11F
携帯地図

Tel:03-3563-0151

予算:1200円〜
味 :★★★★
辛さ:★★
量 :★★★


さりげなく進化し続ける街、銀座。この9月も新しい商業ビル「マロニエゲート」がプランタンの並びにオープンした。休日には入場制限がかかるほどの混雑ぶりなのだけど、それでも訪れたくなるお店があった。シンガポール料理店のラッフルズテラスである。

このお店の存在は、8月に開いたオフ会で、「毎日カレーとタイ料理」のエスニカンさんから教わっていた。そのエスニカンさんはもちろんご訪問済み。同じオフ会に来てくださり、先日シンガポールを旅行された「カレーとパフェが大好き日記」のかりんさんも、とっくにご訪問済み。お二人とも早い! 僕は雨降りの夜遅くに訪問できた。さすがは話題のビルに入っているお店だけのことはあって、ほぼ満席だった。

さて、ラッフルズという名前は近代シンガポールの祖、スタンフォード・ラッフルズ卿にちなんだもの…というよりも、その名を拝借したシンガポール随一の高級ホテル「ラッフルズホテル」を意識しているようだ。ラッフルズホテルよろしく、内装は白基調でまとまっている。マーライオンまでいるのはご愛敬か。

メニューには、マレー、中華、インドが融合したシンガポールらしい料理がいくつも載っている。とはいえ、カレー屋さん紹介ブログとしてはやはりカレーから取り上げたい。そこで僕は「カレーチキン」(1200円)を注文した。これにはライスが付くのだけど、別に「ロティ・プラタ」(パン、250円)も注文した。

料理がやってくるのを待つ時間は、お酒を飲みながら外の景色を…と思ったら、交通会館が妙に目立つな(^_^;) まあいいか。ラッフルズホテルを気取って「シンガポール・スリング」(980円)さえ飲んでおけば、単純な僕はご機嫌でいられる。続きを読む
posted by たあぼう at 23:27 | Comment(5) | TrackBack(2) | 中央区(銀座1〜4/銀座西)

2007年09月17日

おすすめその526 BASEL豊田店(豊田)

チキンカレーBASEL(バーゼル)豊田店

日野市多摩平5-2-2携帯地図

Tel:042-581-0824

予算:840円〜1050円
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★☆


バーゼルは八王子周辺に数店舗を展開する洋菓子店。オーストリアのヘルムート・ザッハースのコーヒーが飲めるカフェとしての顔も持つ。今回取り上げる豊田店もその一つだ。

豊田駅から少し遠いものの、迷う心配は少ない。駅の北口から銀杏並木をひたすら直進して「行き過ぎたかな?」と少し不安になるころに多摩平五の交差点にたどり着く。交差点を渡ったすぐ先で見付かる。

僕がここに訪問した理由はもちろんカレー。洋菓子店のイメージからはやや意外な、ボリュームたっぷりでスパイシーな「チキンカレー」を楽しめるとの情報を得たからだ。カフェ・スペースの適当な席に腰掛けた僕は、すぐにメニューを見る。単品で840円、ドリンクとのセットなら1050円ですか。

注文を終えてから店内を見渡す。内装はいかにも洋菓子店らしく、全体的に白を基調としていて清潔感にあふれる。洋菓子のほかに、フラワー・アレンジメントやオシャレな小物類が目に付く。女性のお客さんなら見飽きないだろうな。僕みたいな野郎は、直径30cmを上回っていそうな大皿に盛り付けられたカレーを見て喜ぼう。続きを読む
posted by たあぼう at 12:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 八王子・日野

2007年09月16日

おすすめその525 TOUMAI(高尾・狭間)

インディアンカレーTOUMAI(トゥーマイ)

八王子市館町657携帯地図

Tel:042-667-1424

予算:1200円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★


ずっと前から、日本から飛行機を使わずにユーラシアを横断し、イギリスまで行きたいと思っている。でも、会社を辞める勇気がないヘタレなもので、少しずつ各地を旅行するだけにとどまっている。

だから中東などで横断中の人に出会うと、僕は憧憬の眼差しを向ける。ましてや、大陸を横断するバスを走らせることを企画し、実際に走らせた人など、ただただ尊敬するしかない。

実際に「尊敬するしかない」人は存在する。フォト・エッセイストの白川由紀さんだ。白川さんは高尾駅と狭間駅のほぼ中間という、お世辞にも良いとは言えない立地にあるカフェ「TOUMAI」のオーナーでもある。

TOUMAIとは、アフリカのチャドで見つかった、現存する人類最古の原始人に付けられたニックネーム。現地の言葉で「生命の希望」を意味するそうだ。それをお店の名前に採用するあたり、世界中を旅してきた白川さんらしいと言える。

白川さんはネパールに留学した経験も持つ。その影響だろうか、TOUMAIの看板メニューはカレーである。7種類ほどあって、日によって選べるものが変わる。今日は「インディアンカレー」だった。ドリンクとケーキのセットで1500円なり。ちなみにケーキなしなら1200円だ。

注文の品を待つ合間は、世界各地の品々でいっぱいの店内を眺めて楽しもう。シマウマの本皮などに見とれていれば、ネパールのダルバート(定食)の器に盛り付けられてくるカレーがやってくるまではあっと言う間のはず。続きを読む
posted by たあぼう at 22:32 | Comment(7) | TrackBack(0) | 八王子・日野

2007年09月14日

東京ウォーカー編「東京 青空カフェ」を手伝わせていただきました

東京 青空カフェ東京ウォーカー編集部さんが9月14日、ムック「東京 青空カフェ」を発売しました。タイトルのとおり、東京のオープンカフェやテラスの眺めが美しいカフェをたくさん集めたムックです。とにかく写真が綺麗ですよ〜。猛暑や台風など、天候に恵まれなかった時期にこれを作るのは大変だったろうと思います。

さて、その東京 青空カフェの中には「カレーがうまいカフェ」というコラムがあります。このページをお手伝いさせていただきました。担当の編集者さんと相談しながら選んだ5軒を紹介しています。良かったら書店でご覧ください。

5軒しか掲載できないため、選択にはかなり迷いました。東京ウォーカーの主要読者である20代後半の方(特に女性)に使い勝手がよさそう、カレーが個性的、カレー好きには割とポピュラー、最初の読者たる編集者さんの反応が良かった、地域に偏りがない、などなどを総合して選んだ結果です。

(先々月の「anan」に紹介したカフェは、今回はあえて外しています。ブログの運営スタイルと同様に、いろんなお店を紹介したいからです)

そうそう、僕のほかにもブログ/Webサイトを運営されている方が活躍しています。「@ドッグカフェ」のKayokoさんが、「犬もヒトも大満足!のドッグカフェ」、「KAO'S CAFE」のKAOさんが、「すみっこ席でなごむカフェ」を紹介されています。続きを読む
posted by たあぼう at 18:00 | Comment(10) | TrackBack(0) | カレー談義

2007年09月11日

おすすめその524 mama's M(代官山・恵比寿)

残念ながら閉店してしまったようです。

スパイシーチキンカレーとバトゥーラmama's M(ママズエム)

渋谷区恵比寿西1-30-14携帯地図

Tel:03-5428-3401

予算:950円〜(カレー単品とライス)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★☆


「へええ、バトゥーラ(インド風の揚げパン)があるのか」

食事メニューを見た僕はうなった。カレー専門店でもなかなか見かけないパンを、代官山のオサレなお店で目にするとは。

ここは、mama's Mというお店。以前、拙ブログの「デートの時に使ってみたいカレー屋さん」というエントリーにトラックバックを送ってくださったため、夜中に訪れた。寂しく一人で(泣)

店内は割と明るめで、こぢんまりとしたテラス席もある。テーブルや椅子は金属の質感が特徴的で、モダンな印象を受ける。照明暗めのバーのような雰囲気を想像していた僕は、少し面食らった(帰宅後にサイトを確認してアメリカン・ダイナーという位置付けを知った)。

先客さんは一人だけだった。適当な席に腰掛けると、オサレな若いお兄さんが注文を取りに来た。ドリンク・メニューにスコッチ各種という文字を見付けた。そこでボウモアを注文したところ、ないとのお返事。ありゃ。

ほかのアイラモルトは何がありますかと尋ねると、分からなかったらしい。「ウイスキーはあそこに並んでいます」とカウンターを指し示す。カウンターまで出向いたら、あるじゃないですか、ボウモア。若者向きのお店だから、オヤジっぽい酒を注文する人がいないんだろうね、イヤな客でごめんなさい(^_^;)

ボウモアを飲みつつ、食事メニューからカレーを探すと、「スパイシーチキンカレー」(700円)と「マイルドトマトカレー」(650円)の2種類があった。ライスは別に注文するのかな…と見ていくと、前述のとおり「バトゥーラ」(350円)を発見。じゃ、スパイシーチキンカレーとバトゥーラにしよう。

しばらく待つと、カレーとバトゥーラがやってきた。カレーにしてはずいぶんと細長い器に盛られてきたな。バトゥーラは…これまた想像していたものと違そうだ。お味やいかに。続きを読む
posted by たあぼう at 23:31 | Comment(3) | TrackBack(0) | 〃(広尾/恵比寿/代官山)

2007年09月10日

おすすめその523 COCONGO(原宿・明治神宮前)

旅人のカレーCOCONGO(ココンゴ)

渋谷区神宮前2-31-9携帯地図

Tel:03-3475-8980

予算:997円〜1100円(カレー単品)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


なんとも不思議なカフェだ。入口の前では剥製の子牛メヒコ(=Mexicoの意)がお出迎えしてくれる。店内は、どこの国のものか分からないオブジェが至るところに飾ってある。椅子だけみてもシマウマの皮を貼ったようなもの、ブランコ風のものなど、バラエティに富む。

これだけ混沌としているのに、全体としては何となく調和が取れているのがまた不思議。そんなCOCONGOの食事メニューは、なぜかアジアごはんが充実している。例えば「海南チキンライス」のような、カフェにしては珍しい料理もある。

さて、僕にとって重要なカレーはというと2種類あった。「タイ式グリーンカレー」と「本日のひき肉と野菜のカレー」である。それに2種類をいっぺんに楽しめる「旅人のカレー」(1100円)というメニューがある。名前が気に入ったから、これにしようっと。

カレーが到着するまでの間は、水を飲みながらのんびり待つとしようか…。と、なにげなく手に取ったコップは、モアイの顔をデザイン化したものだった。芸が細かいね。丁寧に盛り付けられたカレーも、芸が細かいといいな。 続きを読む
posted by たあぼう at 22:00 | Comment(6) | TrackBack(0) | 〃(原宿/代々木/千駄ヶ谷)

2007年09月09日

おすすめその522 葡萄舎(神田・新日本橋)

野菜3種のカリー葡萄舎

千代田区鍛冶町1-3-10 松栄ビル5F
携帯地図

Tel:03-3254-0637

予算:650円〜800円(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆〜★★★
量 :★★★☆


神田駅からほど近い年季の入った雑居ビルの5F。知らないと見過ごしそうな場所に、玄人好みのカレー屋さん「葡萄舎」(ぶどうや)がある。ご主人はかつてインドや東南アジアを放浪した方。長髪を無造作に結んだ風貌からは、往時のバックパッカー姿を見て取れる。

そんなご主人が作るカレーは、インドの家庭食に近いスタイル。中でも野菜カレーには思い入れが感じられる。カレー評論家の小野員裕さんが「うまいもんWeb」に書いているように、ご主人が南インドで出会ったミールス(南インドの定食)に影響を受けたためらしい。

現状のランチは、5種類のカレーから1〜3種類を選ぶ仕組みになっている。本日の野菜カレーは、「ナス・トマト」、「オクラ・トマト」、「豆」の3種類とのこと。はじめから野菜カレーを注文するつもりでいた僕は、迷わず「野菜3種のカリー」(800円)を注文した。

注文したカレーがやってくるまでの間、広めの店内を見渡す。夜にはちょっとしたライブ会場としても使われるらしく、案内のチラシが壁に何枚も貼ってある。テーブルや椅子は飾り気が少なめ。機能重視の印象だけど、不思議と居心地は悪くない。――おっと、カレーがやってきましたか。続きを読む
posted by たあぼう at 21:00 | Comment(7) | TrackBack(1) | 〃(秋葉原/神田/御茶ノ水)

2007年09月08日

おすすめその521 カフェブレラ(銀座一丁目)

残念ながら閉店しました。

エビと夏野菜のカレーCaffe BRERA(カフェブレラ)

中央区銀座1-4-3 SPAZIO BRERA GINZA 8F
携帯地図

Tel:03-5524-2551

予算:1260円
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★


最近こそ選挙の泡沫候補扱いをされているけれど、黒川紀章氏と言えば有名な建築家さんだ。同氏が設計したガラス張りのオサレなビルが、並木通りの突端にある。スバッツィオ ブレラ ギンザと呼ぶそうな。

このビル、1Fは伊アメデイの高級チョコレートを、2Fはイタリアの宝飾品を販売しているなど、とにかくイタリアンな高級感にあふれている。そんなビルに勇気を振り絞って入ったのは、8Fのカフェブレラのカレーを食べてみたかったからだ。

何しろカレーを紹介するコピーが奮っている。自称とは言え、「『銀座でNo.1!』と大評判」、「知っているカレーのベスト5!」などと強気な文句が並んでいる。おまけに、「タイでも、南インドでも、和風でも、ホテル風でもない」と来ている。

2Fからエレベーターに乗ってたどり着いた8Fのカフェは、白基調で見晴らしの良い開放的な空間だった。窓側の適当な席を確保した僕のところに、人が良さそうなシェフさんがいらした。アルバイトの方が体調を崩してお休みしてしまったので、じきじきにメニューを渡してくれたのだった。

注文したのはもちろん「カレーセット」(1260円)である。カレーにサラダ、コーヒーまたは紅茶が付く。カレーの種類は時期によって変わるようで、今回は「エビと夏野菜のカレー」とのこと。ついでに喉が渇いていたため、がらにもなく仏ロリーナの「ピンクレモネード」(700円)も注文してしまった。

淡い桃色のレモネードを飲みつつサラダを食べ終えると、頃合いよくカレーがやってきた。お、見た目にも華やかなカレーじゃないですか。ではでは、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 18:20 | Comment(9) | TrackBack(0) | 中央区(銀座1〜4/銀座西)

2007年09月05日

おすすめその520 ディップマハル(四谷三丁目)

ウダイスペシャルコースディップマハル四ツ谷三丁目

新宿区四谷3-3携帯地図

Tel:03-3341-9465

予算:750円〜1350円(昼)、
1500円くらい〜(夜)
味 :★★★
辛さ:★★〜(選択可能)
量 :★★★☆


「スーパーニュース」が先月、カレー特集を組んだ時に紹介したお店の一つが、神楽坂のディップマハル。良い機会だから訪れてみるかと思い立ったものの、生来のひねくれ心が顔を出し、神楽坂店より前から営業する四谷三丁目店におじゃました。

今回はディナー・タイムに訪れた。ディップマハルが構える杉大門通りの夜は、大人の風情たっぷり。バーやスナックの明かりがいくつも灯っている。ディップマハル自体は四谷三丁目駅が最寄りなのだけど、曙橋駅から南下してきた方が雰囲気を楽しめると思う。

お店に入り、適当な席に着くと早速メニューを見る。おなかの空き具合を勘案しつつ、「ウダイスペシャルコース」(1450円)を注文した。ターリー(定食)型メニューで、カレー1種にナン、ライス、サラダ、チキン・ティッカ、シーク・カバブが付く。ディナーとしては良心的な値段だ。

カレーの選択肢は約20種類と豊富にある。僕はトマト・ベースのものを食べたい気分だったので、「スペシャルバターチキン」を選んだ。ほかにお客さんが少なかったおかげか、あまり待たずに一式がやってきた。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 21:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | 〃(四ツ谷/市ヶ谷ほか)

2007年09月02日

おすすめその519 アクアティック(溜池山王・赤坂・国会議事堂前)

残念ながら閉店しました。同じ敷地にアクアティックの営業元だった木村家が新たにアクアティコが営業しています。リストランテのため、値段が上昇しています。
牛すじのカレーAQUATIQUES(アクアティック)

港区赤坂2-8-12携帯地図

Tel:03-3560-1806

予算:1000円(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


カレーバカの僕でも、カレー以外の食べ物を食べたくなる時はある。溜池山王で打ち合わせがあったこの日も、「トルコ料理でも食べるか〜」という気分だった。ところがその途上、何気なくイタリアンらしきお店のメニューをのぞいたら、カレーの文字を見付けてしまった。

こうして吸い込まれるように訪問したのが、アクアティックである。夜は大皿料理で仲間とわいわい楽しむお店らしい。今回は数種類のパスタやカレーなどのメニューがあるランチタイムを訪れた。

入口の扉を開くとすぐ左手に厨房が見える。その脇から奥にかけて、細長〜く客席スペースが伸びていた。やや厨房よりの席に案内された僕は、席に着くや否や注文する。唯一のカレー・メニューである「牛すじのカレー」(1000円)をください。

このカレーには、サラダ、ドリンク、さらに食後のデザート(洋なしのパンナコッタ)まで付いてくる。これで1000円なら、近所のOLさんたちの受けがいいだろう。実際、僕の周りの席は、あれよあれよという間にOLさんたちで埋め尽くされた(^_^;) あまり気にせずカレーをいただくとしよう。続きを読む
posted by たあぼう at 19:12 | Comment(4) | TrackBack(1) | 港区(青山/赤坂)

泣きまくってきました(辛党のおっさんさんのオフ会に参加しました)

このタンドーリ・ミックスを食べているうちは良かったのですが…拙ブログにも時々コメントを寄せてくださる、ブログ「辛くできますか」の辛党のおっさんさん(以下、辛党さん)がオフ会を開かれました。カレーをはじめとする辛い食べ物のお店200軒制覇記念です。僕も顔を出させていただきました。

辛党さんも僕もカレー好きという点では同じです。しかし、全く異なるのが辛さ耐性。辛党さんのブログをごらんいただけば分かるように、激辛ものに挑戦しまくっているわけです。さて、辛いのが苦手な僕に耐えられるんでしょうか?

辛党さんが選んだ会場は、目黒の北インド料理店「ルソイ」でした。僕自身、過去に4回ほど訪問したお店です。「スパイシーではあるけれど、そんなに辛かったっけ?」という印象でした。実際、写真のタンドーリ・ミックスを食べているうちは、余裕綽々でした。

しかし、その後にやってきた激辛カレー5種は…。辛党さんのブログの写真をごらんください。スペシャル仕様のカレー、通常のものと比べて明らかに赤い、いや赤黒い。

おそるおそる一口食べてみると…続きを読む
タグ:カレー 激辛
posted by たあぼう at 17:32 | Comment(10) | TrackBack(1) | カレー談義

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