2007年10月29日

おすすめその544 如月桃花(池袋・東池袋)

カレーチャーハン如月桃花東口店

豊島区東池袋1-28-3 市川ビル2F (携帯地図

Tel:03-3983-0307

予算:780円(カレーチャーハン単品)
ひととおり飲み食いすると5000円くらい〜
味 :★★★☆
辛さ:★★
量 :★★★


生年月日、血液型に加えて左利きのところまで一緒という友人がいる。今は地方都市で記者として働いていて、休暇を取ったらしく上京してきた。埼玉に住むお姉さんの家が宿代わりというので、池袋で待ち合わせた。

新鮮な魚にいつもありつける町に住む彼の要望は、「うまい肉が食べたい」。それなら「如月桃花」にするか。焼酎を200種類ほどそろえる居酒屋さんで、僕が馬刺とゴーヤチップスのおいしさを学んだところでもある。

お酒を飲みつつ、馬刺の「ヒレ」や「たてがみ」(背脂)、ゴーヤチップスなどをつまむ。ゴーヤチップスは友人もいたく気に入っていた。二人して恐ろしい勢いで食べたため、瞬く間になくなってしまう。ここまでサクサクに揚がったゴーヤチップスは、僕の食歴ではほかに出会ったことがない。

ほかにもサラダや揚げ豆腐、鶏の唐揚げなどを注文して、そろそろ締めますか…と、ご飯ものメニューを眺める。おやっ、「カレーチャーハン」(780円)がメニューに加わっているじゃないか。これは頼むしかないよね。

しばらく待つと、ターメリックの色がほんのりと染まったチャーハンがやってきた。さて、どんな仕上がりなのやら。続きを読む
posted by たあぼう at 22:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 豊島区(池袋)

2007年10月28日

おすすめその543 ムット(新宿西口・西新宿)

ミールス(プーリーなし)ムット

新宿区西新宿7-22-34携帯地図

Tel:03-3363-2353

予算:680円〜(昼)、1300円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★〜★★★★
量 :★★★☆


毎日カレーとタイ料理のエスニカンさんと、ムットでミールス(南インドの定食)を食べませんか?」

9月のある日、Curry DiaryのUSHIZOさんから、こんなお誘いをいただいた。ありがたいお話だ。お店のWebサイトデザインするほどUSHIZOさんが愛しているムットには、やっぱりUSHIZOさんと訪問するのが一番。しかもエスニック料理の造詣が深いエスニカンさんともご一緒できるとなれば、都合を付けないわけにはいかない。

USHIZOさんがデザインしたPOP広告お二方と小滝橋通り沿いのフレッシュネスバーガーで待ち合わせてから、細い道を進んでムットへやってきた。お店の入口前では、これまたUSHIZOさんがデザインしたPOP広告が出迎えてくれた。

お店はこぢんまりとした造り。おかげでシェフのムットさんやホール担当のレジーナさんとの距離が近く、お話ししやすい雰囲気だ。適当な席を確保すると、早くもインド料理を堪能する気分に。

ラッサム(南インドで一般的な酸味のあるスープ)で乾杯し、揚げ物の盛り合わせをつまんだ。エッグ・バジ(卵の南インド風フリッター)が含まれていたのが珍しい。いずれもさっくり揚がっていた。

続いてUSHIZOさんが常連の強みを発揮し、裏メニューである「パチャリ」(キャベツとココナッツ・ファインをマサラで合えたサラダ)に「コンダカダラ」(ひよこ豆とココナッツの炒めもの)を注文してくださった。ともにココナッツの食感や風味が楽しい料理。ほかのインド料理店でも、少なくとも表メニューではなかなかお目にかかれない。

お二人の濃厚なカレー話やエスニック料理話を楽しみつつ、かなりお腹に溜まってきたところで、いよいよメインイベントである「ミールス」(1500円)をいただくことに。お腹の具合を考慮してプーリー(揚げパン)ぬきで注文する。

やってきたミールスは、プーリーを抜いてもボリューム感たっぷり。しかもお代わりができて1500円。かなりお得感がある。お二方とあうんの呼吸のもと、手食でいただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 21:57 | Comment(9) | TrackBack(0) | 新宿区(新宿/大久保)

2007年10月22日

おすすめその542 ARARA-KARARA(早稲田)

あらから風カレーライス(野菜)ARARA-KARARA(阿羅々迦羅々)

新宿区西早稲田1-9-6携帯地図

Tel:03-5272-5949

予算:780円〜(昼)、880円〜(昼以降)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


勝手に始めたカフェ4連投企画の最後を飾るのは、早稲田大学のほど近くにある喫茶店の「あらら・からら」。耳慣れないお店の名前は、お釈迦さまの師匠の一人であるアララ・カラマから採っているようだ。

店内のテーブルや椅子、それに木彫りの犬の置物などが、アンティークな雰囲気を醸し出している。17年前に開いたお店とは思えない“味”は、お年を召したご主人のなせる業(わざ)だろうか。

実はご主人、「糸操り人形」の名士である。思うところあって、名誉ある地位を投げ打って独立。なおも芸術活動に励む傍ら、あらら・かららを開いたそう。

そんな同店の名物は、ご主人の手さばきを生かして作る「あらから風カレーライス」である。具の違いによってバリエーションがいくつかある。僕は、「野菜」(880円、ランチタイムであれば100円引き)を中辛で注文した。

ご主人が丁寧に作るため、待ち時間はそこそこ見ておいた方がよい。しばらくすると、じゃがいも、ニンジン、ピーマンの彩りが華やかなカレーと、丁寧に盛り付けられたライスがやってくる。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 23:30 | Comment(8) | TrackBack(0) | 〃(高田馬場/早稲田)

2007年10月21日

おすすめその541 ギャラリーカフェバー縁縁(麻布十番)

野菜たっぷりグリーンカレーギャラリーカフェバー縁縁(enyen)

港区麻布十番2-8-15携帯地図

Tel:03-3453-4021

予算:1000円(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


人と人の縁を結ぶ役割を果たしたい――。そんな思いがこめられた名前のカフェバーが、麻布十番にある。「縁縁」のことだ。

ミクシィやグリーといったSNSで、かなり早期に縁縁のコミュニティが立ち上がっていたことを鮮明に覚えている。人脈披露の色合いが濃かった初期のSNSと、縁縁のコンセプトが調和したからだろうか。

コミュニティの参加者に、モデルやアーチストなどセンスの豊かな人たちが多いのも印象深かった。彼らが集ったわけは、お店に訪れてすぐにわかった。洋館風の店内の壁に、アーチストたちの作品が所狭しと並んでいる。それらが生み出す場の雰囲気は、確かに惹かれるものがある。

今回訪れたランチタイムも、アート系かなと思わせる人たちが圧倒的に多かった。背広姿は僕だけなので浮きまくり(^_^;) まあ許してくださいな。縁縁の定番メニューとなっている「野菜たっぷりグリーンカレー」(1000円)を食べたかったのだから。

野菜たっぷりグリーンカレーには、スープ、サラダ、それにお代わりができるドリンクが付いている。セットの充実度と立地を考えると、良心的な値段だ。出てくるまでに少し時間がかかるものの、アート作品でも見ていれば気にならないはず。続きを読む
posted by たあぼう at 10:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 〃(麻布十番/東麻布)

2007年10月20日

おすすめその540 SAI MARKET(小竹向原)

ひよこ豆とレンズ豆のトマトカレーSAI MARKET(サイマーケット)

板橋区小茂根1-9-5携帯地図

Tel:03-5995-2703

予算:950円
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★☆


住んでいる方を除けば、小竹向原って「よし、下車してみようか」と思い立つ駅ではないんじゃないかなぁ。実際、外に出てみても閑静な住宅街が広がっていて、外来者が楽しむ場所はあまりなさそうに見える。

でも例外というのは必ず存在する。サイマーケットはまさに、例外的に外来者が楽しめる場所だろう。特にあなたが健康食としてカレーに注目しているのなら、わざわざ足を向ける価値は十分にある。

サイマーケットの料理の大きな特徴は、健康への配慮が行き届いていること。安全な食材、そして季節感のある食材を選び抜いたメニューが多い。そして、定番メニューの一つとして、カレーが用意してある。

カレーにも選択肢が3種類ほどある。今回、僕が注文したのは「ひよこ豆とレンズ豆のトマトカレー」(950円)。名前のとおりの食材を使ったインド風カレーだ。鮮やかな赤色のカレー・ソースがガラスの器に盛られてやってくる。別のお皿に盛られるライスは玄米だ。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 23:20 | Comment(6) | TrackBack(0) | 板橋区

2007年10月19日

おすすめその539 cafe de 映水庵(両国・森下)

カレーライスcafe de 映水庵

墨田区千歳1-3-3携帯地図

Tel:03-3634-9525

予算:900円
味 :★★★☆
辛さ:★★
量 :★★★


多忙で更新できずにいる間に、「ワールドワイドカフェ」のOchiさんが、ブログでカレーネタを4日連続で書いていらした。カレーブログ顔負けのペースですね…。するとこちらはカフェネタを4連投くらいしないといけませんかね(あまりに多忙のため、4日連続は最初から絶望的ですすみません)。

と、勝手に思いこんで1軒目に選んだのは、隅田川に注ぎ込む運河の一つ、竪川を臨むカフェ。その名もカフェ・ド・映水庵である。

下町のカフェながら、コンクリート打ちっ放しのモダンな造りをしている。それでいてほっとできる雰囲気を兼ね備える。テーブルに木を活用することで、「和」のテイストを取り込んでいるからだろうか。

そんな映水庵の名物の一つは、お店を切り盛りするおばさまの手作りの料理。日替わりでいろいろな料理を楽しめるのだけど、毎日用意している料理もある。そう、我らが「カレーライス」(900円)だ。

注文の後は、本でも読みながらのんびり待とう。お店の奥のカウンター席に座ったなら、大きな窓越しに広がる竪川の水面(みなも)を眺めてもいいかもしれない。しばらくすると、おいしそうなポテトサラダとともに、いかにも手作りらしいカレーライスが目の前に置かれる。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 01:50 | Comment(4) | TrackBack(0) | 墨田区

2007年10月15日

中央線全駅のカレー屋さん一覧

マガジンハウスの「Hanako」が2002年7月31日号でカレー特集を組んだ際に、「中央線は東京一のカレートレイン」と紹介していました。どれどれと探してみると、ありましたありました。先月ようやく東京から高尾まで全駅を訪問できたので、一覧にしてみました。

(本当は各店の一言感想を付けたかったのですが、お店をまとめる作業だけで疲れてしまいました(-_-;) これから少しずつ足していこうと思います)

2008年8月31日に更新しました。続きを読む
posted by たあぼう at 00:10 | Comment(11) | TrackBack(0) | シチュエーション別

2007年10月14日

おすすめその538 焼肉ジャンボ-白金-(白金高輪)

和牛挽肉たっぷりカレーライス焼肉ジャンボ白金店

港区白金3-1-1 第一麻布ビル1F (携帯地図

Tel:03-5795-4129

予算:ひととおり飲み食いして6000円くらい
味 :★★★☆(カレー)
辛さ:★★☆
量 :★★★


大仕事を終えたシノギの先輩をねぎらうため、焼肉ジャンボ白金店にやってきた。ここは、篠崎の有名焼肉店「焼肉ジャンボ」で修行を積んだお弟子さんたちが開いたお店。明治通りの四の橋交差点を右折し、四の橋通り商店街に入る手前に構える。

さすがは人気店だけのことはある。店内はかなりの広さにもかかわらず、ほとんどの席が埋まっていた。運良くテーブルが一つ空いていたため、先輩方とそこに滑り込む。ビールで乾杯した後は、既に何度か訪問している先輩が、慣れた様子でいろいろな肉を注文してくれた。

先輩の話によると、裏メニューがふんだんにあるとのこと。試しに一品頼んでみたら、表メニューの「上〜」よりも確かにおいしい。レベルが一つ上という印象を受けた。ただし一皿2000数百円だから、調子に乗って頼んでいくと、何人もの福沢諭吉センセイと別れる羽目になる(^_^;)

カルビ、ミノ、ホルモンなど、ひととおりの肉を味わい、ほどよくお腹に溜まってきた。そこで締めの注文に入る。締めはもちろんカレー、その名も「和牛挽肉たっぷりカレーライス」(997円)である。肉と同様に篠崎の本店の味を受け継いだ一品なんだそうだ。

やってきたカレーを見ると、たしかにひき肉がいっぱい入っていそう。付け合わせが福神漬けではなくキムチというところは焼肉店らしいね。さて、お味はどうだろう?続きを読む
posted by たあぼう at 14:30 | Comment(7) | TrackBack(0) | 〃(白金台/白金高輪)

おすすめその537 ボンベイクラブ(新橋・汐留)

Chef's LunchBOMBAY CLUB(ボンベイクラブ)

港区東新橋1-5-2 汐留シティーセンター2F
携帯地図

Tel:03-5537-2215

予算:1000円〜1500円くらい(ランチ)
味 :★★★☆
辛さ:★★〜★★★
量 :★★★


汐留でカレーを食べるのは意外と悩ましい。いや、元夢民こと炒伽哩など、支店クラスのお店はちゃんとある。ただ、汐留ならではというお店が思い当たらない。少し歩くとすぐ新橋や銀座になってしまうせいもある。

そういう意味では、インド料理店のボンベイクラブは貴重な存在かもしれない。有名チェーンのマハラジャ・グループの一員ではあるけれど、ボンベイクラブを名乗っているのはここだけだからだ。

お店のコンセプトは「ニューヨーク・スタイル」。要は高級料理店のスタイルで、上品にインド料理を楽しみましょうということらしい。ちゃんとニューヨークからシェフを招いたそうだ。店内はアール・デコ調の落ち着いた雰囲気にまとめてあって、いわゆるインド料理店らしさは感じられない。

今回はランチタイムに訪れた。カレーやグリルの違いによって何種類かのセットが用意されている。僕はその中から、「Chef's Lunch」(1150円)というのを注文した。2種類のカレー(ほうれん草チーズ、エビ)にライス、サラダ、デザートが付くものだ。

注文からしばらく待つと、オサレな正方形のプレートにこぎれいに盛り付けられたセットがやってくる。南青山ほかのシターラや、新丸の内ビルのラージ、東京ミッドタウンのニルヴァーナといったオサレ店と似た様式だね。では、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 01:37 | Comment(2) | TrackBack(0) | 〃(新橋/汐留/浜松町)

2007年10月10日

おすすめその536 タフィア(六本木・広尾・表参道)

コロンボ(小)ラム酒と喫茶 タフィア

港区西麻布2-15-14携帯地図

Tel:03-3407-2219

予算:1000円(コロンボ単品)
味 :★★★☆
辛さ:★★★☆
量 :★★☆


さる10月9日は、キューバ革命の指導者チェ・ゲバラの命日だった。しかも今年はちょうど没後40年。現地では今なお根強い人気があるそうで、記念で発売された写真集が売れ行き好調らしい。

この写真集を東京で見る機会に恵まれた。場所は今回取り上げる「タフィア」である。タフィアは多種のラム酒をそろえる西麻布のお店。二人のおねえさんが営んでいる。写真集の入手方法はというと、おねえさんたちが現地を訪れ、ラム酒や食材を仕入れるついでに買ってきたんだそうだ。

さて、タフィアにはカレー好きの目を引く食事メニューがある。名前は「コロンボ」。本来はミックス・スパイスを意味する言葉で、カリブ海のマルティニーク島あたりでよく使われるそうだ。タフィアではこれをアレンジして、カレーとよく似た料理として出している。

お店のおねえさんによると、「本当はカレーじゃないんです」。とはいうものの、似ているのも確かだそう。例のごとく柴田書店さんは「カレーのすべて」に収録している。それなら僕もと思って、「平和な革命を起こしたい」と語るお友達と訪問したんである。

コロンボの小サイズ(1000円)を注文した後は、ラム酒を…といきたいところ。でもこの日は何杯か飲んだ後だった。それで自重してカクテルのモヒートにしておいた。ミントの葉の香りがすがすがしく、女性にもおすすめと思う。

お、コロンボがやってきましたよ。続きを読む
posted by たあぼう at 22:43 | Comment(16) | TrackBack(1) | 〃(六本木/西麻布)

2007年10月07日

おすすめその535 パオ・キャラバンサライ(東中野)

カラヒィ・ゴシュトPAO caravan sarai(パオ・キャラバンサライ)

中野区東中野2-25-6携帯地図

Tel:03-3371-3750

予算:2900円
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★★


シルクロード好きの僕にとって、パオ・キャラバンサライはどうしても紹介したかったお店の一つ。かつて旅行した中央アジアのウズベキスタンや中国西部の新疆ウイグル自治区で食べたものにかなり近い料理を、東京で楽しめる貴重なお店だからだ。

でも、以前はあったカレーはなくなってしまったし…と思っていたら、柴田書店さんの「カレーのすべて」が、「カラヒィ・ゴシュト」(2900円)を取り上げていた。

カラヒィ・ゴシュトは、アフガニスタンやパキスタンに住むパシュトゥン人の料理。カラヒィは鉄鍋、ゴシュトは肉のことで、ぶつ切りの肉を鉄鍋で炒め蒸すものだ。ううむ、カレーと言ってもいいんだろうか…ま、いいか(^_^;) ということで、シルクロードに関心があるお友達と一緒に訪問して味わうことにした。

このお店のことはもともと、カレー評論家の小野員裕さんに教わった。その経緯から、この日もまずは小野さんお薦めの「チェルガ」と「カバブ」(いずれも串焼き)、それに「フェタチーズとトマトの冷菜」を味わった。「乳酒」を飲みつついただくと、すっかり遊牧民気分だ。

おっと、これらの料理と一緒にカラヒィ・ゴシュトと「ナン」(1枚350円)を注文しておこう。すると、串焼きなどを食べ終わった頃を見計らって、主役達が目の前にやってくる。底が丸い形をしたアツアツの鍋に、優に3人前はありそうな量の羊肉がいっぱい。豪快な見た目だ。続きを読む
posted by たあぼう at 22:05 | Comment(11) | TrackBack(0) | 中野区

2007年10月06日

おすすめその534 Curry 草枕(新宿三丁目)

2008年5月に食材の高騰などの影響で値上げされたそうです。本文中の値段は値上げ前のものです。

トマトチキンCurry 草枕

新宿区新宿3-1-32-202携帯地図

Tel:03-6426-2302

予算:730円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★☆(3番)
量 :★★★


今からおよそ10年前、北海道大学の恵迪寮にカレーが大好きな人々が集まった。彼らはカレー部を結成し、寮で自ら腕をふるってはカレーを食べ、外に出かけてはカレーを食べ、とカレー尽くしの日々繰り返していた。

彼らの活動はその後、大きな発展を遂げる。2000年11月、恵迪寮カレー部などを中心に「北海道カレー会議」が発足したのだ。同会議は発起人総会の時点で190人もの人々が集う一大ムーブメントとなった。

当時の恵迪寮カレー部の中心メンバーにして、北海道カレー会議の設立趣意書を読み上げた馬屋原亨史さんが2007年9月、新宿三丁目でカレー屋さんを開いた。それが今回取り上げたCurry 草枕である。この日は大学時代の友人と訪問した。

カレー屋さんにしては風変わりな名前の由来は、二つあるという。一つは、旅好きでもある馬屋原さんが「旅」にかかる枕詞にしようと思い立ったから。もう一つは…残念ながら秘密だそう。

「北海道のカレー」と聞くと、最近は「スープカレー?」と反応してしまいがち。しかし、草枕のカレーはインド風、しかも潔いことにチキンカレー一本勝負だ。バリエーションをトッピングで持たせている。友人は「発酵バター」をトッピングし、僕はプチトマトをトッピングした「トマトチキン」(780円)を注文。辛さはお店おすすめの3番にした。

ほどなくしてカレーがやってきた。なるほど、トマトとタマネギを使ったインド風カレーらしい見た目だ。お味やいかに。続きを読む
posted by たあぼう at 23:36 | Comment(24) | TrackBack(5) | 新宿区(新宿/大久保)

2007年10月05日

おすすめその533 茶茶(狛江)

カレーうどん茶茶(ささ)

狛江市東和泉2-3-13携帯地図

Tel:03-3480-0534

予算:800円くらい〜
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★☆


世田谷通り沿いながら、知らなければきっと通り過ぎてしまう地味な建物の2F。少し急な階段を上っていくと、木のぬくもりを生かした素敵な空間が広がっていた。

ここは茶茶という名前のカフェ。店内の雰囲気はもちろんのこと、店主の鶴見謙治さんの温かい人柄に惹かれるのだろう。訪れるお客さんは常連が多いようだ。中でもアートのセンスに富む人たちが多いらしく、ライブやギャラリー・スペースとなっていることもある。

飲み物や料理もセンスが光るものばかり。評判を呼んでいるのは、その時々の最良の豆で淹れるコーヒーだ。一方の料理も多彩で、鶴見さんから渡される手書きの紙に書かれたものから選ぶ。僕は「カレーうどん」を注文した。

手書きの紙には値段が載っていなかった。これは、お客さんが食べたい量をあらかじめ個別に希望できるためらしい。もちろん、僕のように特に希望しない客にも、適量を用意してくれる。

やってきたカレーうどんは表面が透き通っていた。これはカレーうどんにしては珍しい。どんなものやら。続きを読む
posted by たあぼう at 20:59 | Comment(4) | TrackBack(0) | 府中・調布・狛江

2007年10月03日

おすすめその532 楸(銀座・東銀座)

ステーキカレー銀座 楸(ひさぎ)

中央区銀座6-12-16携帯地図

Tel:03-3289-1390

予算:790円〜1500円くらい(昼)
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★


旬の季節にはまだ少し早いけれど、牡蠣はいががですか?

楸は牡蠣料理の専門店。フライやムニエル、炊き込みご飯など、いろいろな形態で楽しませてくれる。そしてランチには、我らがカレーを出してくれる。しかもカレー・ソースまで凝った一品なのだ。

と偉そうに言ってみたものの、実際に食べるのは今回が初めて(汗) だいぶ前に偶然通りがかって存在だけは知っていたけれど。その時は「ランチでカレー出しているんだ」と喜んで駆けつけたら、「ごめんなさい、今日は売り切れです」という残念なお返事が待っていた。その反省から今回は、12時ちょっと過ぎにたどり着いた。

それでもまだ甘かったらしい。小さなお店ということもあるけれど、すでに店内はいっぱいだった。入口からはみ出して待つ人が、僕の前に6人もいた。すごいっ。

行列の最後尾である階段の途中に並ぶと、その場でメニューを渡された。同じ場所で注文することになった。どれもおいしそうだけど、「ステーキカレー」(1000円)にしてみよう。

かれこれ20分近く待っただろうか。ようやく僕用の席が空いた。指定された席に腰掛けて、さきに来たサラダを食べ終えると、ほどなくしてカレーもやってきた。うん、牡蠣もステーキもおいしそうだ。続きを読む
posted by たあぼう at 00:00 | Comment(12) | TrackBack(4) | 〃(銀座5〜8)

「こむぞう」に紹介していただきましたデザイン協力:マイクロフィッシュMapFan