2007年11月29日

小野さん、小宮山さんとの座談会の最終回

カレー評論家である小野員裕さんが食べ歩かれたお店を紹介するサイト「うまいもん」WEB。同サイトの特別編として展開されていた小野さん、小宮山雄飛さん、僕によるカレー座談会の最終回が公開されました。

小野カズヒロ umaimonWEB

■関連リンク
第3回(個性派カレーほか)
第2回(なぜか病みつき、グッとくる店ほか)
第1回(食べ歩きのきっかけ、女性と一緒に行きたい店ほか)



今回は「最後の晩餐」という難しいお題が出ました。「死ぬ間際だったら豪華なところよりも、温かさが感じられる場所で食事したいだろうなぁ」などと考え、カッコつけ気味、外向け対応でお店を選びました。

でも本当に最後の晩餐が訪れたら、どこかのお店よりも市販のカレー粉を使った「おうちのカレー」を食べたいと思いそうです、自分のキャラだと。ははは。続きを読む
posted by たあぼう at 21:49 | Comment(7) | TrackBack(0) | カレー談義

おすすめその560 Five Star Cafe 五星鶏飯(中目黒)

カトン・ラクサFive Star Cafe(五星鶏飯)

目黒区上目黒3-12-4携帯地図

Tel:03-3760-7028

予算:924円〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


中目黒のことを「いい街だな」と僕が思うのは、いろんな文化を柔軟に吸収しつつ、昔ながらのものも共存しているように感じられるから。オサレな家具店やカフェ、バーなどがある一方で、東横線のガード下にはホルモン焼きなどの庶民的なお店が残っている。

カレー屋さんやエスニック料理店も個性的なところが多く、今回取り上げるシンガポール料理のFive Star Cafeがその一つだ。ただし、山手通りから細い脇道に入ったところにあって気が付きにくい。「毎日カレーとタイ料理」のエスニカンさんに教わっていなければ、僕も気付かないままだったかも。

ライムジュースそんな立地でも、お店に相応の実力があればお客さんが集まってくるのが中目黒のすごいところ。雨の日の夜の訪問にもかかわらず、店内は結構な賑わいを見せていた。幸い、入口の近くの席が空いていたので滑り込んだ。

早速、メニューを確認する。うん、海南鶏飯や福建麺(ホッケンミー)、肉骨茶(バクテー)など、シンガポール料理の定番がほどよくそろっている。残念ながらカレー系の料理は少ないものの、カレー麺と言える「カトン・ラクサ」(924円)はあった。そこでこのラクサと、エスニカンさんに習って「ライムジュース」(577円)を注文した。

昔の建物を上手に改装し、独特の雰囲気を作り出した店内を興味深く眺めながら、ラクサの到着を待つ。ほどなくして、綺麗な器に盛り付けられたラクサがやってきた。脇に添えられているのは、辛さ調整用の唐辛子だそう。ま、辛いのが苦手な僕には用はないだろう(^_^;) 辛さを増すことなく、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 01:38 | Comment(11) | TrackBack(1) | 目黒区

2007年11月26日

おすすめその559 アヒリヤ(代々木)

チキン65アヒリヤ

渋谷区代々木1-34-3 菊地ビル3F (携帯地図

Tel:03-5371-5231

予算:840円〜(昼)、2000円くらい〜(夜)
味 :★★★★(夜)
辛さ:★★(チキン65のマイルド)
量 :★★★〜


インド人は「わからない」とは答えない気質の持ち主なんだろうか。これまでに出会った人はみな、どんな質問にも必ず答えようとしてくれる…当てずっぽうで。自信がありそうに答えることも多く、信じたものか悩んでしまう。

そんなインド人気質?を知りたくなったあなたは、「チキン65」という料理を注文して、「なんで65なの?」と聞いてみよう。きっといろいろな答えが返ってくると思う。実際、僕はいまだに何が正しい答えか知らないままだ。

ただ、チキン65を食べられるインド料理店は東京でもそれほど多くない。その一店として、代々木駅の近くにあるアヒリヤを紹介したい。ディナーに限ってチキン65を用意している。単品で1050円なり。なお、今回の僕は辛さをマイルドにしてもらった。

チキン65に対する僕のイメージは、「中華のエッセンスを採り入れている揚げた鶏料理」だった。でも、アヒリヤのそれはちょいと違うようだ。美しい紅に染まった骨付きチキンの塊が、お皿にいくつも載ってやってきた。続きを読む
posted by たあぼう at 23:00 | Comment(11) | TrackBack(0) | 〃(原宿/代々木/千駄ヶ谷)

2007年11月23日

おすすめその558 民風 〜ming-pooh〜(氷川台)

残念ながら2007年12月24日に閉店しました。

スリランカ風野菜カレー民風 〜ming-pooh〜

練馬区氷川台3-28-8携帯地図

Tel:03-5399-5270

予算:2000円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★★☆(スリランカ風野菜カレー)
量 :★★☆


その昔、アルバイトの塾講師をごく短期間やっていた時の勤め先が氷川台だった。当時は住宅ばかりでよそ者には関係ない街だと思っていた。でも、今は違う。エスニック料理店の民風の存在を知ってしまったからだ。

メニューには中華風のチャーハンから、ガパオなどのタイ料理、ケバブなどのトルコ料理まで、アジア料理を幅広く用意している。しかも素晴らしいのが、「なんじゃこりゃ?」というものがなさそうなこと。お店の方が旅行好きで、現地の味を確かめた料理を作っているからこそだろう。

カレーは「各国のカレー」(900円〜)という名前で1種類ある。各国の〜とあるのは、その時々でインド風だったりタイ風だったりと、頻繁に変わるため。僕が訪れたこの日は「スリランカ風野菜カレー」(950円)だった。

幅広い料理を丁寧に作る代償として、混雑時は料理が出てくるまでに結構な時間がかかる。でも怒らずに、店内を流れるエスニック音楽に耳を傾けつつ気長に待とう。カウンター席に座っていれば3人の女性(原田のぞみさん、麻由子さんの姉妹とお母様)が一生懸命作っている姿が見えるから。

「マンゴーの王様」の異名を持つアルフォンソマンゴーを使った濃厚な「マンゴーラッシー」(680円)を飲みつつ、タイ風の「えびせん」(300円)をつまむ。食べ終わってからもう少しだけ待つと、ついにお目当てのカレーがやってきた。続きを読む
posted by たあぼう at 22:15 | Comment(7) | TrackBack(0) | 練馬区

おすすめその557 シャンティイ(虎ノ門・神谷町)

ローストした地鶏の欧風カレー欧風料理シャンティイ

港区虎ノ門2-7-9 第一岡名ビルB1 (携帯地図

Tel:03-3502-8505

予算:1000円〜(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


以前のシノギでお世話になった方から面会したいとの連絡をいただいた。「軽く食事でもしながらお話ししますか」と持ちかけ、先方の仕事場からほど近い虎ノ門のお手頃フランス料理店、シャンティイにやってきた。

お店の名前は、フランス北部ピカルディー地方にある都市から採ったもの。ちなみに同市の観光名所であるシャンティイ城は、姫路城と姉妹城協定を結んでいる

さて、なぜフレンチの店を訪問したかというと、ランチタイムに欧風カレーを出していると聞いたからだ。入口の前でランチのメニューを確認すると、あったあった。「ローストした地鶏の欧風カレー」(1000円)が。

実はこのお店、シノギでお世話になった方が通い慣れたお店でもあった。でもカレーを味わったことはなかったそうなので、一緒にカレーを注文した。前菜をつまんでからほどなくして、お目当ての一皿がやってきた。ライスに載った地鶏がおいしそうだ。
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posted by たあぼう at 01:04 | Comment(4) | TrackBack(0) | 〃(虎ノ門/神谷町/赤羽橋)

2007年11月22日

小野さん、小宮山さんと座談会の3回目です

カレー評論家の小野員裕さん、ホフディランの小宮山雄飛さんとのカレー談義の第3回が、小野さんのサイトで公開されました。今回の話題は、個性派のカレー屋さんですね。

小野カズヒロ umaimonWEB

■関連リンク
第2回(なぜか病みつき、グッとくる店ほか)
第1回(食べ歩きのきっかけ、女性と一緒に行きたい店ほか)

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posted by たあぼう at 21:29 | Comment(5) | TrackBack(0) | カレー談義

2007年11月20日

おすすめその556 モエナモティ(不動前)

本日のおすすめ(チキンと野菜)モエナモティ

品川区西五反田5-1-13携帯地図

Tel:03-3491-2555

予算:800円〜
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★☆


バングラデシュのチッタゴン地区にある遺跡の名を冠したベンガル料理店。駅近くの商店街にあるうえ値段がリーズナブルなことから、ランチタイムには近くで働く方が多く訪れている。

ランチのメニューは、カレーにナンまたはライス、サラダ、コーヒーまたはラッシーが付くセットが中心だ。カレーはキーマ、チキン、マトンに、「本日のおすすめ」を加えた4種類を用意している。

僕は本日のおすすめである「チキンと野菜」のカレーに、ナンとラッシーをを注文した。お値段は800円なり。カレーの量がやや少なめなので、お腹一杯食べたいあなたは2種類選べる950円のセットを選んだ方がいいかもしれない。

ドリンクにラッシーを選んだ場合は、カレーのセットが来る前に素早くテーブルまで持ってきてくれる。その甘〜いヨーグルトをちびちびと味わっていると、ほどなくしてカレーとナン、サラダがお皿にのってやってきた。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 00:46 | Comment(4) | TrackBack(1) | 品川区

2007年11月18日

おすすめその555 ヴィオレッタ(新小岩)

小松菜カレーヴィオレッタ

江戸川区松島1-23-6携帯地図

Tel:03-3652-1927

予算:800円〜
味 :★★★★☆
辛さ:★★
量 :★★★


家庭的で温かいホスピタリティが自慢、日本人がインド料理をアレンジして日本人向けに食べやすく仕上げている、なかなか訪問しにくい――。こういった要素を持つお店に僕は弱い。まして、すべての要素を備えるお店といったら、気に入らないわけがない。

ヴィオレッタは、正に「すべての要素を備えるお店」だ。お年を召したご夫婦が温かく迎えてくれる。しかも奥様は料理教室の元先生で、地元・江戸川周辺の食材を巧みに取り入れた日本人の口に合う家庭的なインド風カレーを提供してくれる。

さらに、訪問しにくさも相当なもの。最寄り駅は新小岩と紹介するのも勇気がいりそうな場所にある。僕は錦糸町から葛西行きのバスに乗り小松川警察署前の停留所を下車。国道から細道に入ってたどり着いた。

ヴィオレッタ外観今回は土曜日のランチタイムに訪問した。単品でカレーとライス(800円〜)も注文できるけれど、土日なら「土日セット」(1200円)がお得。主菜、サラダ、ドリンクが付くメニューである。主菜には選択肢が数種類あり、僕は「チーズ入りフランク」を注文した。

肝心のカレーの注文は迷った。写真のことを考えると、盛り付けが美しい「キーマカレー」が魅力的。でも今回は、「江戸川産小松菜カレー」を注文した。地元の食材を使ったカレーを紹介することを優先した。

サラダをつつき、おいしいフランク・ソーセージにかぶりついて期待感が高まってきたところに、カレーがやってくる。見た目はインド料理店で見られる「ほうれん草のカレー」とは違うな。あまりペースト状になっておらず、ターメリックの黄色が目に付く。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 23:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 江戸川区・葛飾区

2007年11月17日

おすすめその554 カシミール(小岩)

ガンガーセットカシミール小岩本店

江戸川区西小岩1-26-1携帯地図

Tel:03-3658-7664

予算:700円〜(昼)、1500円くらい〜(夜)
味 :★★★★(夜)
辛さ:★★(マトンシャヒコルマ)
量 :★★★〜


カシミールは、西葛西のカルカッタとともに東京東部のインド料理店の雄と呼んでもいいかもしれない。小岩で地盤を築き、今は瑞江や錦糸町にも展開する実力店だ。

僕が訪れた小岩本店は、駅の北口から歩いて2分ほどとアクセスが良い。派手な色遣いの外観に気圧されてしまわずに入ってみよう。店内はぐっと抑えた色調の花柄だ。やはり派手ではあるけれど、だいぶ落ち着ける雰囲気をしている。

ディナーでは、アラカルトのほかにいくつかのセット・メニューを用意する。僕が選んだのはお手軽な「ガンガーセット」(1575円)。カレー1種類とナン、グリル2種類、サラダ、ドリンクが付くものだ。

カレーの選択肢は割と豊富にある。全種類ではないけれど、ディナーならではの手の込んだものも選べる。僕はその中から、「マトンシャーヒーコルマ」を注文した。ごちそう系の割と辛さを抑えたカレーが出てくることを期待して。実際はどうだろう?続きを読む
posted by たあぼう at 23:45 | Comment(4) | TrackBack(0) | 江戸川区・葛飾区

2007年11月15日

カレー座談会(第2回)が掲載されました

カレー評論家の小野員裕さん、ホフディランの小宮山雄飛さんとのカレー談義の第2回が、小野さんのサイトで公開されました。

小野カズヒロ umaimonWEB

またよかったら、ご覧ください。

■関連リンク:
先週(第1回)へのリンク
小野員裕さん、小宮山雄飛さんとカレー談義してきました

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posted by たあぼう at 19:33 | Comment(5) | TrackBack(0) | カレー談義

2007年11月12日

おすすめその553 イートモアグリーンズ(麻布十番)

レンズ豆と秋野菜のカレーeat more greens(イートモアグリーンズ)

港区麻布十番2-2-5携帯地図

Tel:03-3798-3191

予算:950円(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★
量 :★★★


その名のとおり、野菜をたっぷり摂ることをコンセプトに掲げているカフェ。「TVチャンピオン2」の激辛通選手権の決勝に進出した、辛党のおっさんさんにご紹介いただいた。コメント欄にもあるとおり、激辛とは特に関係はなさそうだ。ひと安心(^_^;)

今回はランチタイムに訪れた。店内は、ロハスが好きそうな女性、ニューヨーク・スタイルのカフェが好きそうな女性、背の高い白人男性と英語で楽しそうに会話している女性…と、女性客がほとんど。白人男性はともかく、僕が間違いない浮く。なるべく目立たぬよう、隅っこの席を確保した。

僕の所にやってきた店員さんが、ランチ用のメニューを手渡しながらひとこと。「雨の日はコーヒーだけでなく、こちらからお好みのドリンクが選べます」。へえ、気が利くサービスだね。

肝心のカレーは「本日のベジタブルカレーセット」(950円)だけ。はい、決まり。ちなみに本日のカレーは、「レンズ豆と秋野菜のカレー」とのことだった。ドリンクは、雨の日サービスを活用して「ソイビーンカフェラテ」(単品では580円)を注文した。

しばらく待つと、たっぷりの野菜サラダにカレー、玄米が一緒に盛り付けられた深めのプレートが目の前に置かれた。確かにこれはモアグリーンズという印象を受けるな。では、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 23:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 〃(麻布十番/東麻布)

おすすめその552 メハマン(住吉・東陽町)

ペアカレーセットMEHMAN(メハマン)

江東区千田22-5 サンハイツ千田1F (携帯地図

Tel:03-3644-4081

予算:1200円〜2500円くらい(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


ジョリーカフェ+Wanのエントリーのとおり、Ochiさんのおかげで清澄白河のお店を紹介できた。となると、半蔵門線で残る1駅である住吉も開拓したくなる。そうして駅の周囲を30分ほど歩き回り、メハマンというインド料理店を見付けた。

お店を営むのはネパール人(一家なのかな?)。店内にはカトマンズやポカラの写真が貼ってある。残念ながらネパール料理は出していない。お店の名前の由来を聞くと、ヒンドゥー語で「大切なお客様」を意味するとのこと。なるほど、アットホームな応対には好感が持てる。

メニューは北インドのごちそう系カレーが中心。1500円〜2500円と値頃なセット・メニューが目に止まった。おなかの空き具合を考慮して、2種類のカレーにナンとライス、パパード(豆せんべい)、サラダが付く「ペアカレーセット」(1500円)を注文した。

2種類のカレーは好みに応じて選べる。僕が頼んだのは「マトンドピアジャ」(タマネギを炒めたマトンカレー)と「パラックパニール」(ほうれん草とカッテージチーズのカレー)。割とポピュラーな選択だったかな。

ほどなくして、セットがやってきた。おっと、なかなか大きなナンが出てくるじゃないですか。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 20:30 | Comment(4) | TrackBack(0) | 江東区

2007年11月11日

おすすめその551 ジョリーカフェ+Wan(清澄白河)

いろいろ野菜のトマトカレー、チーズをトッピングJolly Cafe+Wan(ジョリーカフェプラスワン)

江東区白河1-3-4携帯地図

Tel:03-5639-1966

予算:1050円〜1200円(カレー)
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★☆


拙ブログでもおなじみの「ワールドワイドカフェ」のOchiさん。「久々にカフェカレー巡りしませんか」と打診したら、すぐに「ジョリーカフェ+Wan」という良さそうなお店を提案してくださった。僕が一店も紹介していない清澄白河を選んでくださるあたり、配慮が行き届いている。

今回はさらにゲストとして、ブログ「@ドッグカフェ」の作者さんのKayokoさんをお誘いした。僕も少し手伝わせていただいた東京ウォーカーのムック「東京青空カフェ」で、「犬もヒトも大満足!のドッグカフェ」というコラムを執筆されていた方でもある。ジョリーカフェ+Wanはドッグカフェだからぴったりだろう。

ところが当日、僕は情けないことに遅刻する失態をやらかした。慌てて待ち合わせ場所に向かったところ、待ってくださっているお二人の後ろ姿を見て少し驚いた。モデルか何かですか?という風情だったからだ。Ochiさんが細身で背が高いのは知っていたけれど、初めてお目にかかるKayokoさんも、同じようにスマートで背が高かった。

遅刻をお詫びし、三人でジョリーカフェへ向かった。駅の出口からは歩いて1分足らずで、オシャレなお店が目の前に現れた。「イタリアンをカジュアルに食べられるドッグカフェ」というだけのことはあるな。中に入ろう。

カレーはランチタイムだけ提供している。種類はその時々によって変わるそうで、ミクシィのコミュニティで確認できるらしい。今日のカレーは「いろいろ野菜のトマトカレー」(1050円)だった。僕はこれにチーズをトッピング(50円)したものを注文。Ochiさんはノーマルのカレーを、Kayokoさんはパスタを注文されていた。

簡単な自己紹介を済ませ、お二人のカフェ活動などを聞き入っていると、お目当てのカレーがやってきた。おお、ポロネーゼのような赤いソースのカレーライスがやってきましたよ。トッピングのチーズも、パスタを彷彿(ほうふつ)とさせる粉チーズだ。さて、どんなお味だろう?続きを読む
posted by たあぼう at 02:00 | Comment(6) | TrackBack(0) | 江東区

2007年11月10日

おすすめその550 サルダーラ(武蔵小山・戸越銀座)

サルダーラ シャヒー スペシャルサルダーラ

品川区荏原3-6-8携帯地図

Tel:03-3783-9810

予算:682円〜1470円
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


武蔵小山駅を出たら、総延長約750mという日本一の長さを誇るアーケード商店街「パルム」をひたすら直進する。終点近くの新宿とんかつさぼてんまで来たら、角の脇道に入ってみよう。インド料理店サルダーラが見つかるはずだ。

このサルダーラで特筆すべきは、ランチ用セットで選べるカレーの種類が豊富なことだ。その数、なんと38種類。羊や鶏、野菜などの定番がひととおり注文でき、さらに日本人への配慮だろう、豚と牛のカレーも多い。

手軽なものから、かなり凝ったものまであるため、値段も700円足らずから1500円近くまでと幅広い。僕は「サルダーラ シャーヒー スペシャル」(1260円)を注文した。シャーヒーは「宮廷」のこと。つまり、宮廷料理らしい、濃厚なグレイビー(肉汁を加えたソース)のカレーということかな。

注文してから数分後には、厨房から「パンッ」とナンをたたく小気味の良い音が聞こえてきた。続いてジュッという炒め物の音がしばらく続く。それがやんで少しすると、シェフ自らが僕のところにカレー、ナン、サラダの一式を運んできてくれた。続きを読む
posted by たあぼう at 21:29 | Comment(2) | TrackBack(0) | 品川区

2007年11月09日

ラクサの認知度が高まるチャンスかな?

エースコックのカレーラクサ春雨エースコックが、シンガポール/マレーシアのカレー麺「ラクサ」にヒントを得た「カレーラクサ春雨」を12月10日に発売すると表明しました。価格は150円(税別)です。

■メディア各社のニュース記事■
インプレス / ITmedia / 日経BP / 毎日新聞社

各社の記事のとおり、エースコックがミクシィのコミュニティで公募したアイデアを採用したものです。しかしラクサの案が出た時点では、まさか同社が採用するとは思いませんでしたし、そのまさかで7月に採用を表明した後も、本当に年内に商品化できるのか半信半疑でした。いやはや、すごい。

まあ150円のカップ麺ですから、本格的なものを期待するのは酷でしょう。そもそも春雨ですし(^_^;) でも、少しでもラクサが認知される機会になるといいなと思います。anan編集部さんに「これからラクサが来るかもしれませんよ」と言ってしまった僕としては。

■ご参考:ラクサを紹介した拙ブログのエントリー
おすすめその502 KRISTON(豊洲)
今度はカレー麺で楽しむ−−エビス新東記
posted by たあぼう at 23:14 | Comment(2) | TrackBack(0) | カレー談義

2007年11月08日

小野員裕さん、小宮山雄飛さんとカレー談義してきました

先月のある日、カレー評論家の小野員裕さん(横濱カレーミュージアム初代名誉館長)から招集がかかり、渋谷のcabotteというお店に駆けつけました。

そこで、小野さん、「TOKYO CURRY LIFE」という曲まで作ってしまうほどカレーが好きなミュージシャンである小宮山雄飛さんホフディラン)と、カレー屋さん話を繰り広げてきたのでした。

その内容が、本日、小野さんのサイトで公開されました!!

小野カズヒロ umaimonWEB

よかったらご覧ください。また、これから数回にわたり、毎週木曜日に更新されるようです。

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※ひょっとすると放言が混ざっているかもしれませんが、その場の勢いだったということで、どうかお手柔らかにお願いします m(_ _)m続きを読む
posted by たあぼう at 22:03 | Comment(11) | TrackBack(0) | カレー談義

おすすめその549 若鯱家(品川シーサイド)

ピリッと挽き肉のベジタブルカレーうどん若鯱家

品川区東品川4-12-4携帯地図

Tel:03-3450-8228

予算:800円くらい〜
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


楽天が移転してから、少し有名になった感がある品川シーサイド。でも、食事に関してはチェーン店ばかりで少し寂しいものがある。と、先に言い訳してから、中部地方では有名なカレーうどんチェーンの若鯱家を紹介したい。この界隈では割と貴重なカレーのお店だ。

お店は吹き抜けになっているオーバルガーデンの一角に構える。お昼時に訪れると、周辺のビルで働くお客さんでいっぱいだ。たいてい入口で人数を聞かれたうえで少し待つことになる。おっと、今日は割と早く案内してもらえたな。

店内は和風居酒屋さんといっても通じそうな造りをしている。カウンター席に座ったら、メニューを眺めよう。カレーうどんだけでも、意外とバリエーションがある。その中から僕は「ピリッと挽き肉のベジタブルカレーうどん」(930円)を注文した。カレーうどんに盛り付けられたナスやトマトの写真がおいしそうだったからだ。

効率的なオペレーションがされているのか、さほど待つことなくカレーうどんはやってきた。ではでは、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 02:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 品川区

2007年11月06日

おすすめその548 cafe despacio(多摩川)

トマトカレーカフェ デスパシオ

大田区田園調布1-55-9携帯地図

Tel:03-3722-3151

予算:950円
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


多摩川駅からほど近いこのカフェに訪れ、東急東横線の都内全駅のお店を紹介できたことになる。中央線制覇などに比べると地味だけど。ちなみにお店の名前は、スペイン語で「居心地の良い場所で心ゆくまでお食事を」を意味するそうだ。

デスパシオのオーナーは、以前はホテルのシェフだったらしい。そのプライドから料理に力を入れていて、お店を紹介するチラシにも「カフェでありながら料理にはこだわり、」と綴っている。さらにその後に続くのは、「なかでも3日煮込んだカレーは絶品。」という言葉。そう、カレーなのですよ。

あらためてメニューを見ると、シンプルな「カレーライス」のほかに、「トマトカレー」(950円)なる選択肢があった。うん、トマトカレーにしてみよう。250円で食後のドリンクが追加できるため、食後に紅茶をお願いした。

メニューのカレーのところに少しだけ説明書きがあることに気付いた。なになに、和風ソースでリンゴ、アーモンド、ごま、タマネギ、しょうゆを加えている…これ、本当にカレー・ソースの説明なの? それとも僕の勘違いで、ほかの料理を説明したもの??

疑問を解決できずに悶々としているところに、くだんのカレーがやってきた。さてさて、和風ソースなんでしょうか。続きを読む
posted by たあぼう at 22:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | 大田区

おすすめその547 KARMA(学芸大学)

牛すじとやさいのスープカレー(3番)KARMA(カルマ)

目黒区鷹番3-3-19携帯地図

Tel:03-3791-7576

予算:880円〜
味 :★★★☆
辛さ:★★★☆(3番)
量 :★★★(ライス普通の場合)


東京のスープカレー店に淘汰の波が訪れているようだ。10月までに代官山のSuage、大井町のラミヤータなど数店が閉店してしまった。ブームとして消費されちゃったということかな。少し寂しい。

ぢゅんさんの「ぢゅんのつれづれ」によると、学芸大学のKARMAにも移転話があるとのこと。現在のお店はカウンター5席だけという狭小物件だし、どこか広いところに移転するのならいいのだけど。万が一なくなってしまうと寂しいので、今のうちに取り上げておこう。

KARMAの現在のメニューは、ベースのスープが「ノーマル」と「トマト」の2種類ある。さらに合わせる具によって数種類に分かれる。僕はノーマルの「牛すじとやさいのスープカレー」(980円)を注文した。辛さは3番(辛口)、ライスの分量は普通(200g)を選ぶ。大食漢の方はライス大盛りが無料なのでどうぞ。

店主さんは注文を受けてから調理にとりかかる。野菜を丁寧に切って油を通し終えるまでに少し時間がかかる。もっとも、本を用意しておくか、店内に設置されたテレビに見とれていれば、気にならないはず。ほら、もう大きな牛すじの塊が入ったスープカレーがやってきた。続きを読む
posted by たあぼう at 01:00 | Comment(13) | TrackBack(0) | 目黒区

2007年11月05日

おすすめその546 ほろほろ(六本木一丁目)

復活!特製 六本木のカレーうどん小料理 六本木ほろほろ

港区六本木3-4-15携帯地図

Tel:03-5563-0808

予算:850円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★


お昼時、カレーを求めて泉ガーデン周辺をさまよっているうちに、小料理屋さんの前を通りがかった。「カレーうどん」の文字が書いてある。へええ、こんな細道で営業しているとはね。派手なイメージが強い六本木界隈は意外と奥深い。入ってみますか。

店内は小料理屋さんらしい和風のたたずまい。10人も入るといっぱいという印象だ。小粋という言葉がぴったりの雰囲気の中、BGMにジャズが流れていた。このあたりは現代的だな(^_^;)

カウンター越しの壁に目をやると、「復活!特製 六本木のカレーうどん」という文字が書かれた紙が誇らしげに貼ってあった。背後の事情をよく知らないけれど、好評につき復活したということか。

ランチは潔くカレーうどん一本槍らしい。小鉢とご飯が付いて850円なり。麺の大盛りが100円増し、トッピングのとんかつを注文すると200円増しになる。僕はシンプルに普通盛り、トッピングなしで頼んだ。

しばらく待つと、綺麗なお盆が目の前に置かれた。その上には、カレーうどん、小鉢、小さめの器に盛られたご飯がそろっている。コーンの黄色や青菜の緑色のおかげで、カレーうどんが華やかに見える。では、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 01:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | 〃(六本木/西麻布)

2007年11月04日

おまけ埼玉3 ガルーダ(さいたま市:武蔵浦和)

ネパール ダルバート セットGARUDA(ガルーダ)

さいたま市南区白幡5-19-19 マーレB館2F
携帯地図

Tel:048-866-8884

予算:1280円〜
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★★


会社に入社して以来、いろいろなタイミングでお世話になっている元上司がいる。今もときおり、飲みや食事に誘ってもらう。ありがたいことだけど、自分が幹事役になる時だけは悩ましい。元上司のお気に召すレストランを探し出すのは、なかなか難度が高いからだ。

おいしいだけではダメ。内外装はもちろん、お店の周辺も洗練されていることが重要だ。エスニック料理なら、ココナッツ・ミルクや生のコリアンダー(パクチー)を多用するお店は避けたほうが無難。さらに帰宅時の交通の便が良い場所を…と、あれこれ考えて選んでも、なかなか合格点は出ない。と思えば、意外なお店が好反応を引き出すこともある。

そんな元上司が言った。「おまえ、武蔵浦和のガルーダに1回行くべきだよ。ナンがなかなかいいんだよ」。へええ、お眼鏡にかなうお店が浦和にあるのか。と少しだけ興味を持って調べてみたら、ぐるなびが引っかかった。その紹介ページを見ると、俄然興味が増した。

というのは、ディナーにネパール式の定食である「ダルバート セット」(1480円)を用意していたからだ。しかもその内容を詳細に説明している。「インドとその周辺のカレー=ナンで食べる」という公式が定着してしまっている日本では、そうそう出ないメニューだろう。にもかかわらず、故郷の料理を積極的にアピールしている姿勢に感じ入るものがあった。

ということで夜に訪問した僕は、席に着くや否やダルバートを注文した。ダルバートでは当然ライス(=バート)が付いてくるけれど、「プレーンナン」(280円)も別に注文した。元上司が気に入っているナンも味わってみないとね。

サービスで出してもらったラッシーを飲みながら、ダルバートとナンの到着を待つ。先にやってきたナンを見て、なるほどと思った。二人用テーブルの端から端まで届きそうな、大きなナンだった。ナンに見とれている合間に、ダルバートもやってきた。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 18:46 | Comment(10) | TrackBack(0) | 埼玉

2007年11月01日

おすすめその545 カフェ・レッドブック(中目黒)

ほうれん草のカレーcafe RED BOOK(カフェ・レッドブック)

目黒区上目黒1-3-2携帯地図

Tel:03-3710-3438

予算:1000円くらい〜(夜のカレー単品)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★


かつて中目黒にオレンジツリーというインド料理店があった。こぢんまりとしたお店でファンが多かったのだけど、残念なことに2003年ごろ閉店してしまった。

それからしばらくして、「伽哩ばか三級」のびっぐさんが、オレンジツリーのスタッフだった方がカレーを作っているお店を発見した。今回取り上げるレッドブックである。

このレッドブックもこぢんまりとしている。カウンター、テーブル席を合わせても十数席しかない。その小ささゆえのアットホームな雰囲気に、気さくなスタッフさんたちの応対と、夜遅くまで営業していることが加わって、夜は近くで一人暮らしをしているらしい若い人たちのたまり場になっている。

そんな常連さんたちが多いときは、僕のような一見の客はちょいと入りにくい感じるかもしれない。まああまり気にせず、カレーのためだからと入ってしまおう。空いていた隅っこのカウンター席に腰掛け、ささっと生ワインとナッツの盛り合わせ、それと大事なカレーを注文した。

今回頼んだのは、「ほうれん草のカレー」(950円)。ほかにインド風チキンカレーなどもある。カウンターからは調理する姿がよく見えるので、自分のカレーがやってくるタイミングも分かりやすい。ほら、パパード(豆せんべい)が載ったカレーがやってきましたよ。続きを読む
posted by たあぼう at 22:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 目黒区

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