2008年11月30日

視野を少し広げると、違う可能性が見えてきませんか?

カレー屋さんの紹介を楽しみにしてくださっている方には本当に申し訳ありません。完全に脱線したエントリーです。

ニセモノの良心」というブログを綴っている孝好さんが、ネットの可能性、狭義には「ブログジャーナリズム」とやらを悲観するエントリーを書かれ、その内容に対してメディア業界っぽい人やら既得権益を嫌う人やらで盛り上がっています。孝好さんには個人的にいろいろお世話になっているので、たまには僕も釣られようかな、と思ったのでした。

というのも、孝好さんがブログジャーナリズムとやらに期待されていた3年ほど前、メディア関係者かつブログ書きの方々(の一部)がそれを煽っていることに対して疑問視するエントリーを書いていたからです。影響力はまるでありませんでしたが。

孝好さんのお考えはよく分かるし、おおむね同意です。ただ、視野を広げると別の可能性も見えてきませんか? と思ってこの記事を起こしました。

■やはり“硬派”のジャーナリズムはネットにはつらかった

孝好さんが仰るとおり、ブログジャーナリズムとやらの話題で当時主役級だった方々の現在を見ると、個人レベルでは一定の成功を収めた方はいるものの、ブログというフィールド全体で眺めた場合、成果を上げたとはとても言い難いですね。

ネットでは、既存メディアが発した一次情報をネタに盛り上がったり、あるいは報道内容がよろしくなかった場合に発信元を叩いて吹き上がったりすることは多い。でも、一次情報の発信力をネットが十分に身につけたとは思えない。少なくとも既存メディアが発信する一次情報のうち、“硬派”のものについては。一時的なスマッシュ・ヒットはあるかもしれないけれど、安定供給にはほど遠いでしょう。

だから、“硬派”の一次情報という意味合いでは、孝好さんのエントリーに同意です。守秘義務、金銭的な利得が得にくい、リアルが忙しい、面倒くさいなどなど、いろんな制約から、専門家はなかなかネットに出てきてくれません。たぶん、専門家を見つける作業は、Google先生などが頑張れば解決すると思います。しかし、そもそも専門家がほとんど出てこないのだから、そこを何とかしないといけません。

■“軟派”の情報にも目を向けてみては?

でも一方で、“軟派”の分野だと違うことを主張できるな、と僕は思っています。例えば…続きを読む
posted by たあぼう at 01:21 | Comment(4) | TrackBack(0) | 余談・雑談ほか

2008年11月26日

おすすめその643 サフラン(九段下・神保町)

野菜カレー手料理とカレーの店 サフラン

千代田区神田神保町3-6-6携帯地図

Tel:03-3239-3557

予算:700円くらい〜
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★


サフランはカウンター席が並ぶこぢんまりとしたカレー屋さんだ。「手料理とカレーの店」とあるように、温かな印象のおばさまたちが手作り感の漂う料理を作ってくれる。

そんな雰囲気に惹かれる近隣のおじさんサラリーマンたちが常連客になっているようだ。特にランチタイムにはかなりの賑わいを見せるため、カウンター席がいっぱいになっていることもしばしば。もっとも、おじさん客が多いから回転は早め。少し待っていれば席が空くはずだ。

今回は運良く、入店時にちょうど一席だけ空いていた。そこに滑り込んだ僕は「野菜カレー」を紅茶付きで注文した。単品では700円、紅茶を付けると850円だったかな。

しばらく待つと、細長い器に彩りの良い野菜がたくさん盛られたカレーがやってきた。見るからにおいしそうだね。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 00:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 千代田区(神保町)

2008年11月25日

目黒駅周辺のカレー屋さんマップ

※パソコン向けです。携帯ブラウザでごらんの方、申し訳ありません。
posted by たあぼう at 01:00 | Comment(2) | 主要エリアの地図

2008年11月24日

おすすめその642 ナン(千川・小竹向原)

マトンサグとターメリックライスインディアンダイニング&バー ナン

板橋区向原2-1-3携帯地図

Tel:03-5995-0074

予算:650円〜(昼)、1200円くらい〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★★


有楽町線・副都心線の千川駅の周辺も、カレー屋さんを見付けるのに苦労する地域の一つ。そんな場所に、待望のインド料理店が10月に誕生した。ネパール人がオーナーで、お店の名前はナン。ベタで分かりやすいよね(^_^;)

住宅街を相手に良心的な値段で提供しているようだ。夜であれば1200円程度からセット・メニューがある。ただ、10月〜11月中旬にかけてシノギで難題に追われていて解放されたばかりだった僕は、ちょっと奮発したい気分だった。このため、単品にしようと考えた。

まず前菜として「チャナサラダ」(ひよこ豆のサラダ、400円)を注文。カレーは「マトンサグ」(ほうれん草とマトン820円)、それに「ターメリックライス」(250円)を組み合わせてみた。ドリンクは「プレーンラッシー」(250円)を選んだ。

オープンして間もないためだろうか、夜の同店は閑散としていた。ホールの店員さんもまだ日本語、日本人英語とも聞き慣れていないらしい。伝言がうまく行っておらず、シェフがマトンサグではなくマトンマサラを作り始め、慌てて中断していた(^_^;)

まあ、こちらはのんびりと待つとしよう。幸い、先にやってくるラッシーが至極真っ当なできばえで、しかもインド系にしては甘さ控えめ。僕の好みの味わいだったので気分よく待てた。おっと、サラダやカレー、それにまた随分と大盛りのライスがやってきたぞ。続きを読む
posted by たあぼう at 00:57 | Comment(4) | TrackBack(0) | 板橋区

2008年11月20日

おすすめその641 喫茶すずらん(国会議事堂前・霞ケ関・虎ノ門)

オムカレー喫茶すずらん

千代田区霞が関3-3-1 尚友会館
携帯地図

Tel:03-3591-4947

予算:1050円(昼)
味 :★★★
辛さ:★★
量 :★★★


国会議事堂の周辺はカレー砂漠地帯と呼んでいいだろう。議事堂の敷地内には、半蔵門のガンジスのインドカレーが食べられるお店があるはずだけど、外側となると…。キャピタル東急に入っていたオリガミというオアシスが移転して以降、環境の厳しさは一段と増している。

今回取り上げる喫茶すずらんはごく普通の、いや、オシャレなお店が増えた昨今ではかえって見かけないベタな喫茶店である。おじさんサラリーマンがちょっと一服したい場合に立ち寄るのに向いている。でも上記のとおりの砂漠地帯にあることを考慮すれば、紹介に値するオアシスと呼んでもいい…かもしれない。

同店のカレー系のメニューは二つある。一つは、そのまんまのカレーライス。そしてもう一つが、僕が注文した「オムカレー」(1050円)である。名前のとおり、オムライスにカレーをかけたものだ。

おばさまに注文を告げて待つ時間は、何かのんびりとした気分に包まれる。癒されるなどとはちょっと違って、20年くらい前にタイムスリップしたような気がしてくるんだよね。店員さんの応対なり、座席の雰囲気なりが。

そんなことをボーっと考えていたら、目の前にオムライスがやってきた。ちゃんとカレーもかかっているね。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 23:00 | Comment(4) | TrackBack(1) | 〃(麹町/半蔵門/永田町)

2008年11月19日

おすすめその640 Indian Oven(中野富士見町)

スペシャルランチ(バターチキン、ベジタブルマックニ、マトンカリー、キーマキドニー)Indian Oven(インディアンオーブン)

中野区弥生町4-23-1携帯地図

Tel:03-5340-1514

予算:880〜2000円くらい(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★〜★★★☆
量 :★★★★☆(スペシャルランチの場合)


インディアンオーブンは、中野の南台の交差点近くに構えるインド料理店。この界隈ではなかなか貴重な存在だ。インドの高級ホテルであるオベロイ出身のシェフを起用していることを売りにしている。

オベロイ出身のシェフと言えば、オサレ路線のシターラ系と同じコンセプトである。「それなら少し奮発したメニューを頼んでみようか」と席に着いた僕は思った。場所柄や内外装が醸し出す雰囲気から、シターラほど上品な味ではないだろうとも思いつつ。

そんな僕は「スペシャルランチ」(1580円)に注目した。ターリー(定食)式のメニューで、4種のカレーのほかに7品目付くそうだ。ランチにしてはかなり豪勢と思えるでしょう?

さて、7品目とは何だろう…とメニューを詳しく見ると、サラダ、アチャール(漬け物)、シシカバブ(ひき肉の串焼き)、チキンマライカバブ(骨なしチキン)、ナン、ミニサイズのサフランライス、デザート、ということらしい。

一方、4種類のカレーはバターチキン、ベジタブルマックニ、マトンコルマ(マイルドなマトンカレー)、ダールタルカ(レンズ豆のカレー)とのことだった。ところが、やってきたターリーは明らかに違うものが2品混じっている(-_-;) マトンはコルマではなくマトンマサラのようだし、ダールタルカはキーマキドニー(キドニー豆入りのひき肉カレー)だな。まあ、いただいてみますか。続きを読む
posted by たあぼう at 22:11 | Comment(4) | TrackBack(0) | 中野区

2008年11月02日

おすすめその639 cafe SINGAPURA(六本木・麻布十番)

マレーシア風ブラックカレーcafe SINGAPURA

港区六本木6-8-22携帯地図

Tel:03-3478-9655

予算:900円(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★☆


「六本木ヒルズ近くのシンガポール料理店」といえば、僕には海南鶏飯食堂の印象が強い。ところが知らぬ間にもう1店できていた。お店の名前はcafe SINGAPURA。中目黒のFive Star Cafeの姉妹店である。

オサレな南洋風のたたずまいで、女性的な印象の海南鶏飯食堂と対照的に、cafe SINGAPURAからは男性的な印象を受けた。力強く「歓迎光臨」(中国語でいらっしゃいませの意)と書かれた漢字の看板や、僕が入店した時の1Fカウンターは店員・お客さんともほとんど男性だったことに影響されたのかもしれない。

あ、お店のために付け加えておくと、決して男ばかりでむさ苦しい雰囲気というわけではない。内装にも配慮が行き届いているし、テーブル席のある2Fから、女性客のグループの楽しそうな声がなかなかのボリュームで響いてきた。

僕が訪れたランチタイムは、カレーのほか、シンガポール料理でおなじみの海南鶏飯、ラクサ(シンガポール風カレー麺)などから一つを選ぶ仕組みとなっている。カレーは1種類だけで、僕が訪れた日は「マレー風ブラックカレー(キーマ)」(900円)だった。ただし、毎月か、あるいはもう少し長めの頻度で変えているようだ。

ラクサも魅力的ではあるけれど、今回はこのブラックカレーとやらに挑戦してみた。果たして、どのような味でしょうか。続きを読む
posted by たあぼう at 22:57 | Comment(2) | TrackBack(1) | 〃(六本木/西麻布)

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