2010年06月20日

おみやげに好適(かも) カレー好きがウィーンでぜひ訪れたい場所

ナッシュマルクトのスパイス商店今回の中欧旅行で驚いたことの一つは、カレー、あるいはスパイスを多用した料理が、意外とポピュラーであることでした。インド料理店を探す苦労がほとんどなく、プラハでは一般の商店でカレー味のスナック菓子が売られているのも見かけました。

極めつけは、ウィーンのツァイレ通り沿いにある市場「ナッシュマルクト」。新鮮な野菜や肉、豆類、やや珍しいところではラビオリなどを販売する店舗が並ぶ、いわば市民の台所です。そして、それら店舗群のなかで「最大勢力かもしれない」と思わせるほど目立つのが、スパイス専門店なのです。

中東圏、インド圏でポピュラーな料理を作るために必要な様々なスパイスがずらっと店頭に並び、壮観です。袋売りが主体で、100gほどに小分けされているため日本に持ち帰る際には好都合でしょう。価格もガラムマサラで1.5ユーロ前後とお手頃。

僕も「タンドリーマサラ」を購入しました。タンドリーチキンなどに使いやすい調合香辛料ということなのでしょう。タンドールはないけれど、何かの機会に使ってみたいと思います。続きを読む
posted by たあぼう at 14:30 | Comment(4) | TrackBack(0) | 余談・雑談ほか

2010年06月13日

ハンガリー、オーストリア、チェコのシチュー(スープ)を食べ比べ

これまで綴ったとおり、中欧3カ国・3都市を旅行してカレーを食べてきました。が、正直に打ち明ければカレーだけを食べていたわけではありません。やはり土地ならではの料理も味わってみたいもの。カレーとは関係ありませんが、少しだけ紹介させていただきます。

グヤーシュさて、中欧の料理といってもいろいろありますが、真っ先に僕がお勧めしたいのはハンガリー名物の「グヤーシュ」です。グヤーシュは牛肉や野菜がたっぷりと入ったスープです。パプリカの粉を香辛料として多用しているのがハンガリーらしいところ。香辛料入りのスープですから、カレー党のあなたにも馴染みやすいのではないでしょうか。

僕が学生時代に新彊ウイグル自治区を旅した時に味わった遊牧民のスープとどことなく雰囲気が似ていて、元は遊牧系だったハンガリーの人々のルーツに思いを馳せたくなる一品なのでした。

実はこのグヤーシュ、近隣諸国にも広まっています。ただし、それぞれの国や民族ごとの好みによるアレンジが加わって、本家とは異なるものに発展しています。カレーがインドと日本で全く別の料理になったようなものですかね。続きを読む
posted by たあぼう at 22:57 | Comment(2) | TrackBack(0) | 余談・雑談ほか

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