去年と同様に、締めのカレーをいただく場所は経堂のパクチーハウス東京を選びました。浜松のおいしいカレー屋さん「Spice Cafe Bija」のオーナーである清川孝男さんからお誘いをいただいたためです。清川さんはパクチーハウス東京のオーナー、佐谷恭さんの友人なのです。
この日のパクチーハウス東京は、特別イベント「Bija@ paxihouse with zackzack」の日。パクチーハウスの佐谷さん、Bijaの清川さん、そして農業の流通革命を目指すザックザックの木部剛さんという3人の起業家さんがそれぞれの思いを語り、僕たち客はそれを聞きながらパクチーハウス東京の料理を楽しむという趣向です。お三方とも事業対象にさりげなく社会貢献を織り込んでいて、感心させられることしきりです(例えばBijaの取り組みについては、こちらをご覧下さい)。
一方、僕のようなカレー党にとっては残念なお話もうかがうことになりました。Bijaのレシピをアレンジして提供していたパクチーハウス東京のカレーが、この日をもって休止になってしまったのでした。有機野菜などを多用するためコストがかかる一方、想定よりはお客さんから受け入れられなかったということなのでしょう。難しいものです…
そんな“最後”のカレーは、有機野菜たっぷりのカレーと、増えすぎて問題となっている蝦夷鹿肉を利用したひき肉のカレーの合いがけでした。ライスは玄米と健康への配慮が行き届いている一皿です。これを佐谷さんのコンセプトどおり手食でいただきました。野菜の甘み、鹿肉の旨み、堪能できました。続きを読む