2010年12月31日

カレーとしばしのお別れ――パクチーハウス東京

佐谷さん、木部さん、清川さん


去年と同様に、締めのカレーをいただく場所は経堂のパクチーハウス東京を選びました。浜松のおいしいカレー屋さん「Spice Cafe Bija」のオーナーである清川孝男さんからお誘いをいただいたためです。清川さんはパクチーハウス東京のオーナー、佐谷恭さんの友人なのです。

この日のパクチーハウス東京は、特別イベント「Bija@ paxihouse with zackzack」の日。パクチーハウスの佐谷さん、Bijaの清川さん、そして農業の流通革命を目指すザックザック木部剛さんという3人の起業家さんがそれぞれの思いを語り、僕たち客はそれを聞きながらパクチーハウス東京の料理を楽しむという趣向です。お三方とも事業対象にさりげなく社会貢献を織り込んでいて、感心させられることしきりです(例えばBijaの取り組みについては、こちらをご覧下さい)。

地球を救うカレーライス(蝦夷鹿と野菜)一方、僕のようなカレー党にとっては残念なお話もうかがうことになりました。Bijaのレシピをアレンジして提供していたパクチーハウス東京のカレーが、この日をもって休止になってしまったのでした。有機野菜などを多用するためコストがかかる一方、想定よりはお客さんから受け入れられなかったということなのでしょう。難しいものです…

そんな“最後”のカレーは、有機野菜たっぷりのカレーと、増えすぎて問題となっている蝦夷鹿肉を利用したひき肉のカレーの合いがけでした。ライスは玄米と健康への配慮が行き届いている一皿です。これを佐谷さんのコンセプトどおり手食でいただきました。野菜の甘み、鹿肉の旨み、堪能できました。続きを読む
posted by たあぼう at 23:09 | Comment(4) | TrackBack(0) | カレー談義

2010年12月24日

おすすめその735 NEPALICO(渋谷)

ダルバート(ベジ)NEPALICO(ネパリコ)

渋谷区桜丘町30-18 メイサ南平台101
広域

Tel:03-6416-1827

予算:800円くらい〜(昼)
味 :★★★★
辛さ:★★
量 :★★★(ライス増量可、豆スープお代わり可)


シンガポールで一緒にミールス(南インドの定食)を食べた友人がいる。カレー食べ歩きを始めたばかりの学生時代、つまり1997年のことだから、もう13年あまりになるのか。がいぶんと月日が流れたもんだ。

その友人から久々にメールをもらった。いわく「最近、会社の近くにおいしいカレー屋さんができたんだよ」。彼の会社ということは渋谷・桜丘町付近か。さてどんなお店かな…と思ったら、驚いた。ダルバート(ネパールの定食)専門のカフェというのだから。早速、友人の案内を受けてその店、NEPALICO(ネパリコ)にやってきた。

最近は少し知られてきたものの、日本ではまだネパール料理に対する認知度が低い。シェフがネパール人でも「インドカレー」を名乗るお店が多く、モモ(ネパール風餃子)などが置いてあればいいほう。ダルバートを常時提供するお店となると本当に限られるし、そんなお店においても「カレーとナン」を注文するお客さんが大半だったりする。

だからダルバートを前面に掲げていることに驚いた。しかも実際に訪れると、土曜日の昼にもかかわらず相応にお客さんが入っていることにもっと驚いた。いやはや…オシャレな内装とはいえ。早速、メニューからダルバートを注文する。ノンベジタリアン用とベジタリアン用があって、今回の僕は後者を選んだ。

しばらく待つと、目の前にダルバートが到着する。ダル(豆)のスープ、ライス、野菜のタルカリ(おかず)、ゴルベラ(トマト)のアチャールなど、いかにもダルバートらしいメニューがそろっている。早速、ダルをライスの上に全部開けて、まぜまぜしていただこう。続きを読む
posted by たあぼう at 22:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 渋谷区(渋谷周辺)

2010年12月21日

おすすめその734 Drunk Bears 大手町店(大手町)

フレンチカレー(豚しゃぶ)Drunk Bears 大手町店

千代田区大手町1-6-1 大手町ビルヂング1F
広域

Tel:03-5208-5151

予算:880円〜(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★〜
量 :★★☆


「BAGEL&BAGEL」などを手がけるドリームコーポレーションのニューヨーク・パブ業態である「Drunk Bears」。その大手町店がランチメニューを刷新したという情報を小耳に挟んだ(他店も刷新したかどうかは確認しておらず)。この情報に僕が反応したのは、新メニューに名を連ねるカレーが気になったからだ。

というのもこのカレー、代々木上原のフランス料理店「コム・シェ・ヴ」のオーナー・シェフである古賀義英氏が監修したものとのこと。古賀氏のカレーといえば、数年前まで銀座にあった「ラ・ソース古賀」を思い出さずにはいられない。ソース・キュリーはおいしかった。プレーンで1250円と、割高感もかなりあったけれど(^_^;)

お恥ずかしながら、Drunk Bearsを訪ねるまでは、ラ・ソース古賀のような高級そうな店舗を想像していた。でも、冷静に考えればそんなはずないよね。パブ業態なんだから。実際には多くのお酒がカウンターに並び、大きなスクリーンにロックコンサートの映像が流れる、カジュアルに楽しめる雰囲気のお店だった。

適当な席に座ると、店員さんからランチ用メニューを手渡される。さて、カレーはどうかな。なるほど、「フレンチカレー(プレーン)」が880円か。豚しゃぶを加えると980円になるのね。ラ・ソース古賀よりは安くしてあるんだな(^_^;) 早速、フレンチカレーの豚しゃぶ入りを注文しよう。

カレーを注文すると、まずサラダがやってくる。このサラダはボリュームがかなり少なく、あっという間に食べ終わってしまう。それから手持ちぶさたな状態がしばらく続いた末に、カレーがやってきた。古賀さん監修だけあって、やっぱりサラサラのソース状のカレーなんだね。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 21:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | 〃(大手町/丸の内/有楽町)

2010年12月20日

おすすめその733 DIYA(六本木)

本日のビリヤニ(マトン)DIYA(ディヤ)

港区六本木6-10-1
六本木ヒルズヒルサイドB1 (広域

Tel:03-6438-1177

予算:900円〜1400円くらい(昼)
味 :★★★★
辛さ:★★〜★★★★
量 :★★★〜


数年ぶりに慶應義塾大学の国分良成先生(法学部長)にお目にかかる機会を得た。日中関係がギクシャクしているさなかだけあって、現代中国論を専門にする国分先生のもとに問い合わせが殺到しているそう。しかも日本人以外からの問い合わせが多いのだとか。

そんな多忙な国分先生が最近インド系の知人と食事を共にして、双方が気に入ったというお店が六本木ヒルズにある。それが今回紹介するDIYA(ディヤ)だ。僕も以前に訪れたことがあって、「ビリヤニ(インド風炊き込みご飯)をランチタイムに食べられるお店」と認識していた。ところが、いつか取り上げようと思いつつ、何となく先延ばししてきた。それなのにひょんなところで話題に上がったのは、きっと紹介しろというお告げなのだろう(笑)

こう考えた僕は、昼時に六本木界隈に出向く用事ができたのを幸いに、道に迷いながらDIYAを訪れた。え、一度訪れたのに分からないのかって? すみません、DIYAの近くに構えるバリカフェ プトゥリを含めると4回は来ているのに、いつまで経っても「ヒルサイド」なる場所を把握できないんです、僕。

それはさておきDIYAである。店内はモダンな内装でオシャレな雰囲気。小さめながら個室も用意しており、様々なシチュエーションで利用できそうだ。それでいて料理の値段は昼夜とも割高感はないのが嬉しい。ランチであれば、オーソドックスなカレーのセットが900円から。僕が注文した「本日のビリヤニ」も1380円で楽しめる。

この日のビリヤニの具は、野菜またはマトン。僕はマトンを選んだ。きっとチキンなどを選択できる日もあるのだろう。

ビリヤニは注文してから食べられるまでにやや時間がかかる。これは仕方ないところだろう。しばらく待った末に、インド人店員さんがビリヤニを運んできた。あ、上野のマントラと同じ容器だ(^_^;) やはり姉妹店なんだろうな。さあ、いただくとしますか。続きを読む
posted by たあぼう at 22:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 〃(六本木/西麻布)

2010年12月19日

おまけ栃木1 ミニ・ボルツ(宇都宮市:東武宇都宮)

チキンカレー(サラダなどが付くセット)とトマトスープ単品カレーハウス ミニ・ボルツ

宇都宮市池上町2-15広域

Tel:028-634-4558

予算:650円くらい〜
味 :★★★
辛さ:★★★〜
量 :★★★


かつて激辛の「○倍カレー」で一世を風靡したボルツ。その系譜を受け継ぐ貴重なお店が、東京・神田だけでなく、宇都宮にも残っていた。今回取り上げるミニ・ボルツである。夜、宇都宮に通りがかる機会があったため、途中下車して訪問してみた。

ボルツが流行した1970〜80年代よろしく、ミニボルツの店内は70〜80年代の喫茶店テイストをしていた。壁を見ると辛さの選択肢を説明した紙が貼ってあった。普通から7倍まで(食べられた人はもっと辛くできる)というところも、ボルツの仕組みを踏襲しているようだ。

僕は適当な席を確保すると早速、メニューブックを開いた。ほう、チキン、ポーク、ビーフ、エビ、野菜など、具材の違いて゜ずいぶんと多くのバリエーションを作っているもんだ。感心しつつ、どれにしたものか迷ってページを繰っていると、「ボルツセット」(1000円)なる文字に目が留まった。好みのカレー1種に、タンドリーチキン、目玉焼き、サラダが付くものだそうだ。じゃ、これを注文するとしよう。

カレーはその後もずいぶん悩み、結局は割とオーソドックスな「チキンとミックス野菜」を選んだ。辛さは、今回は弱気に普通の1倍。セットのほかに、ちょっと気になった「トマトスープ」(200円)も注文した。

注文後、少しすると先にトマトスープがご到着。それから少しして、ターリー皿に載せられたカレー、ライスなどのセット一式がやってきた。さらに薬味が8種類も! これは面白い。それでは、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 群馬・栃木・茨城

2010年12月18日

おすすめその732 ダクシン八重洲店(京橋・東京)

チキンビリヤニダクシン八重洲店

中央区八重洲2-5-12 プレリービルB1
広域

Tel:03-6225-2640

予算:2000円くらい〜(夜)
味 :★★★★☆
辛さ:★★〜★★★★
量 :★★★〜


毎日カレーとタイ料理」のエスニカンさんのお取りはからいにより、東日本橋で名を上げた南インド料理店、ダクシンの2号店である八重洲店を訪れる機会を得た。エスニカンさんのほか、ノリさんかりんさんがいらした。

5種類のラッサム、ダクシンならではのソースで味を付けた「ダクシン海老」、タマネギの香りが秀逸なライスクレープ「オニオンラヴァドーサ」など、様々な料理をエスニカンさんたちとともに味わわせていただいた。1号店の時と同様、スパイスの華やかさを感じさせてくれながら、どの料理も軽めに仕上げてあり、感心することしきりの至福の時間を過ごすことができた。エスニカンさん、今回もありがとうございます。

それにしても、ダクシンにはごちそうになってばかりで本当に申し訳ない。そこで、エスニカンさんたちと会食させていただいてから1週間足らずの間に、シノギの先輩・後輩に声をかけて再訪問することにした。あくまで一般客の立場として。

ダクシン海老注文したのは「ウディンワダ」(ウラド豆のドーナツ)に「マサラドーサ」(ジャガイモの香味炒めが入ったドーサ)、「チキン65」(鶏の唐揚げ風)、エスニカンさんとご一緒させていただいた際にも味わった「カリフラワー・マンチュリアン」(カリフラワーの中華風スパイス和え)などなど。いずれもエスニカンさんとの訪問時と同じ水準の味を楽しめた。素晴らしいる

本来はエスニカンさんとご一緒させていただいた時のことと合わせて、南インド料理についてあれこれ語るべきところだろう。でも今回はその原則を破ってしまう。2回の訪問で最も感銘を受けたのが「チキンビリヤニ」(インド風炊き込みご飯)だったからだ。ビリヤニは北インドの宮廷料理と分類すべきものである。続きを読む
posted by たあぼう at 23:10 | Comment(5) | TrackBack(0) | 〃(日本橋/八重洲/京橋)

2010年12月13日

おすすめその731 Sajiro Cafe(吉祥寺)

Bセット(野菜カレー、日替わりカレーのカボチャと炭火焼きチキン)Sajiro Cafe(サジロ カフェ)

武蔵野市吉祥寺本町1-36-8広域

Tel:.0422-77-9468

予算:980円〜(昼)
味 :★★★★
辛さ:★★〜
量 :★★★


吉祥寺に憧憬の念を抱かずにいられなくなる時がある。今回取り上げるSajiro Cafeのようなお店がちゃんと成り立っているどころか、にぎわっているという事実を目の当たりにした時だ。ネパール料理を前面に掲げるカフェに入るために行列ができる場所って、ほかにあるんだろうか。

その行列ができるネパール・カフェとは、今回紹介するSajiro Cafe(サジロ カフェ)のことだ。つぼ八よりも小さい7坪という空間ながら、オシャレなテーブルや椅子を並べて20人近くが入れるようになっている。店内にはネパール人のシェフたちと、オシャレな格好をした女子のお客さんでいっぱいだ。

僕が訪れたのは土曜日とはいえ、もうランチのピークはとうに過ぎている時間帯。それでこのにぎわいは感服してしまう。かろうじてカウンター席が1つ空いていたところに滑り込むと、5分もしないうちに、またオシャレな女子のお客さんがやってきた。3人組もいれば、おひとりさまの姿もある。それだけ評判になっているお店なのだろう。

お店の内外を見渡してみれば、その人気ぶりも納得できる。例えば白塗りの壁に設置された棚には、可愛らしい小物がたくさん並んでいる。さらにネパールをイメージしたという鉄格子があって、これが金属質なのにどこか温かみが感じられる。これら一つひとつが実に味わい深い雰囲気を演出していて、きっとオシャレ女子たちの心に響いているのだろう。

もっとも、おじさんの僕は内装よりもカレーである。ランチタイムは、カレー1種類の「Aセット」(980円)か、2種類楽しめる「Bセット」(1100円)のどちらかを注文する仕組みになっていた。僕はBセットを選び、カレーは野菜カレーと日替わりカレーを頼んだ。この日の日替わりカレーは「チキンとカボチャ」とのこと。ナンとライスも選ぶように促され、僕はライスを選んだ。ネパールだったら、やっぱりライスを選びたい。もっとも、周りのお客さんたちは皆、ナンを頼んでいるようだった(^_^;)

人気店ゆえ、注文を終えてからの待ち時間が相応にかかるようだ。先客さんたちの対応で大変そうな様子がよく分かっていたから、周りを観察してのんびりと待つことにした。それで驚かされたのが、一眼カメラでカレーを撮影する女子の多さ!! すごい街だなあ、吉祥寺は。

その光景にすっかり圧倒されていたところに、カレーやサラダなどがそろってやってきた。盛り付けも綺麗だねえ。いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 21:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 武蔵野・三鷹

2010年12月12日

おまけ福岡3 BEAR FRUITS(北九州市:門司港・九州鉄道記念館)

スーパー焼カレーBEAR FRUITS

北九州市門司区西海岸1-4-7広域

Tel:093-321-3729

予算:950円〜
味 :★★★☆
辛さ:★★★〜
量 :★★★


かつては本州と九州を結ぶ連絡口として栄えた門司港。現在も歴史的な建造物を生かした観光地としてにぎわいを見せている。その門司港が2007年、「門司港焼きカレー倶楽部」なる団体を設立した。焼きカレー発祥の地を標榜し、近隣の24軒の店舗が焼きカレーを提供するようになったんである。横須賀市の海軍カレーのような観光促進の試みらしい(^_^;)

今回紹介する「BEAR FRUITS」も、その焼きカレー倶楽部の一員である。なんでも「第1回焼カレー倶楽部」で第1位を獲得したそうだ。さらに上戸彩さんがドラマ「アテンションプリーズ」の撮影の合間に立ち寄って、その後バラエティー番組で紹介したことで、今やすっかり有名になった。

そんなBEAR FRUITSの焼きカレーは、単品で注文すると800円台から。これにサラダ、スープ、ドリンクなどの様々な組み合わせが用意されていて、すべてを注文すると1450円のセットになる。僕はこの1450円のセットを選んだ。

セットのサラダ、スープ、ドリンク(マンゴラッシー)注文を終えてからは、店内を観察しながら待つとしよう。奥の窓からは港が見えるようになっている。特に夜の港は金色にライトアップされていて、なんともオシャレ。デートに良さそうだ。そういえば、僕以外のお客さんたちは皆カップルじゃないか(-_-;) ま、出張の身だから仕方ない。

まずサラダ、スープ、セットドリンクのマンゴーラッシーがやってきた。これらをちょうど食べ終わるころに、グラタン皿に盛られた焼きカレーが到着する。運んできた店員さんから一言。「お好みでテーブルに備え付けの『びっくりスパイス』を加えてください」。ガラムマサラのようなものかな。ご提案のとおりに振りかけてから、いただきます。続きを読む
posted by たあぼう at 17:47 | Comment(0) | TrackBack(1) | 九州

「こむぞう」に紹介していただきましたデザイン協力:マイクロフィッシュMapFan

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