2008年06月25日

おすすめその607 煉瓦亭(銀座・銀座一丁目)

カレーライス煉瓦亭

中央区銀座3-5-16携帯地図

Tel:03-3561-3882

予算:1260円
味 :★★★★
辛さ:★★
量 :★★★


煉瓦亭は1895年創業の洋食屋さん。作家の池波正太郎ら、文豪が愛したお店として知られる。千葉さんのカツカレーで有名なグリルスイスの並びに構えている。休日のご飯時には、長い行列ができているのですぐ分かる。

行列を辛抱強く待って入店すると、昔ながらの洋食屋さんの風情が待っている。内装もテーブルクロスも、創業当時に訪れたお客さんには斬新に映っただろう。今となってはレトロな印象なのだけど、かえって趣深い。

人気メニューは元祖を名乗るオムライスや、ハヤシライス、カツレツなど。もっとも、僕の注文は「カレーライス」(1260円)できまっている。通の方なら、裏メニューのカツカレーを注文する手もあった。僕はお腹の具合も考慮して普通のカレーにしておいた。

友人と訪れたこの日は、サラダも一緒に注文した。このサラダ、値段が張る代わりに二人で食べても多いかもというボリュームがあった。とても食べきらないうちに、ソースポットに並々と盛られたカレーがやってきた。うん、いかにも洋食屋さんらしいスタイルだね。いただきます。

なるほど、軽い酸味と奥行きのあるコクを備えたカレーだ。

おうちのカレーの延長線上にある味付けで、誰もが安心して食べられそう。それでいて「ひと味違うな」と思える旨みも感じられるところが心憎い。きっとブイヨンなどによってコクを出しているんだろうな。

安心できると言えば、具もそう。奇をてらわず、豚バラ肉などが入っており、さらに「おっ」と思わせるひと手間が加わっている。例えば堅さ、いや柔らかさと表現すべきだろうか。とにかく堅くなく、といって柔らかすぎない、絶妙な歯ごたえだった。

おいしくいただけた。レストラン吾妻のような豪華さはないけれど、昔ながらの良さを守っているカレーライスだった。

posted by たあぼう at 02:18 | Comment(2) | TrackBack(0) | 中央区(銀座1〜4/銀座西)
この記事へのコメント
豚バラと玉ねぎという
シンプルな具材の取り合わせながら、
深い味わいですよね〜。

お家カレーのようでありながら、
さらりとその上をいく、
老舗の洋食屋の力強さを感じるカレーでした。

Posted by samrurai at 2008年07月03日 02:08
samruraiさん

そうなんですよね。おうちでも作れそうな見た目なのに、ちゃんと一枚上手の味と分かるんですよね。素材や、出汁の取り方などに違いなのかな、と感心してしまいます。
Posted by たあぼう at 2008年07月03日 19:31
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