2008年07月27日

おすすめその614 Dozen Roses(宝町・京橋)

手作り欧風カレーDozen Roses(ダズンロージス)

中央区京橋3-12-6携帯地図

Tel:03-3561-1264

予算:1365円〜2835円(昼)、1835円〜6500円(土曜日の昼)、6500円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★


僕が社会人になりたてでジタバタしていたのと同じころ、「ダズンロージス」という名前の小さなレストランが産声を上げた。銀座にあった人気料理店「和田門」の料理長だった佐藤昭和さんが、「制約の無い、自由な仕事をしよう」という思いで独立して開いたお店だそうだ。

などと書いたけれど、正直に言えば僕は数年前まで存在を知らなかった。まだブログを綴っていらっしゃらなかった激辛王・辛党のおっさんさんに、中野の英国風カレー シーサーのコメント欄で教えていただいたのがきっかけ。それから2年あまり経過して、ようやく訪問できた。

ダズンロージスは昭和通りから1本入ったところ、京橋消防署の向かいにひっそりと構える。中に入ると、おいしい料理を期待せずにはいられない芳香が、ふわっと漂ってくる。席数16の小さな空間ながら各テーブルが余裕を持って配置してあり、席に座るとゆったりした気分になる。

僕が訪れた土曜日のランチタイムは、欧風カレー、ハヤシライス、魚介のピラフというメイン3択に、サラダなどが付くセットを注文するスタイルとなっている。最も安価な欧風カレーのセットなら1835円だ。

カレー屋さん紹介ブログとしてはこれだけでも用は済む。だけど、今日の僕は「オードヴルのセットA」(2625円)を注文した。シェフの佐藤さんがご自身のブログで「最近の20〜30代男性は食が細い」(=もっと元気良く食べよう)と仰っていた。それなら少しは頑張って食べてみようかという次第。

鯛のカルパッチョ料理が来るまで時間は店内を眺めてすごそう。お店のあちこちに、しかもさりげなく、バラの姿があしらってある。壁にはミュシャなどの絵が飾ってあって、品の良い年輩の方々が好みそうな雰囲気だ。

ほどなく、サラダとオードブルが目の前に置かれる。本日のオードブルは、鯛のカルパッチョとのこと。ゆずの爽やかな香りが利いたソースが秀逸で、オードブルの食欲を刺激するという役割を十分すぎるほど果たした一品だった。

続いて、お目当ての欧風カレーがやってくる。おお、漆黒のソースが印象的だ。さて、お味やいかに。

まずは黒いカレーソースを一口味わう。口当たりなめらか、品の良い軽い苦みが特徴的なカレーだ。

それにしてもどうやってこの黒を出しているんだろう。イカスミではない。タマネギや小麦粉をじっくり炒めるとこんな色になるんだろうか。カラメルを少し加えているのかなあ。

クレーム・ブリュレバターライスの方も語りたくなるものになっている。小さく小さくカットされたリンゴとレーズンが混ざっているのだ。この甘みが、カレーソースの苦みと絶妙のバランスわ醸し出すようになっていた。心憎い演出だねえ。

味付けが個性的なため、好みは分かれるかもしれない。ただし、「手が込んでいるなあ」と誰もが感心する一皿なのは間違いない。僕はもちろん大いに気に入った。

カレーを食べ終えると、デザートのクレーム・ブリュレがピーター・ラビットのかわいらしい器でやってくる。このクレーム・ブリュレも、軽く焦がした表面や底の方でお目見えするカラメルの苦みがたまらなかった。カレーともども、苦みが好きな人は何度でも食べたいと思うはず。



posted by たあぼう at 00:33 | Comment(5) | TrackBack(1) | 〃(日本橋/八重洲/京橋)
この記事へのコメント
これは、覚えていて下さりありがとうございます。
たあぼうさんより上の世代に黒いカレーに執着がある人が多いですね。
「うどん」のマスターのHPにもボンディと和田門に感銘を受けてカレー作りを始めたと書かれていました。
話は変わりますが、dancyuに載った麻布十番の「Satori」はランチ営業を止めたためカレーを作らなくなったそうです。
もうご訪問済みかも知れませんが(笑)。
Posted by 辛党 at 2008年07月30日 00:57
たあぼうさん、ご無沙汰しております。(もうずっと以前にコメントさしあげたので記憶にないかもしれませんが)
こちら私も一度は食してみたいカレーです。
ハヤシもピラフも堪能してみたいところです。
3人で行くと少しずつシェアすれば楽しめますね。
カレーマップとてもいいですね。助かります。
Posted by ワコメ at 2008年07月30日 20:23
>辛党さん

かれーの店うどん(http://love-curry.seesaa.net/article/515802.html)の情報、ありがとうございます。店主さんがそんなことを記していらっしゃること、見落としていました。

何度も食べられるようにという配慮で、欧風ではなくすーぷ系に力を入れるようになったというくだりには「なるほど」と納得しました。

「うまいカレーが食べたい!」に載っていた「Satori」は、僕が訪れた数日前からランチ営業を止めていました。というわけで、見事に振られました(泣)

>ワコメさん

ご無沙汰しています。

たしかに、お友達と3人で訪れると、ますます堪能できるお店だと思いました。ワコメさんが訪問された後は、ぜひご感想をお寄せください。
Posted by たあぼう at 2008年07月31日 21:27
和田門のカレーは本当に忘れられない美味しさです。
Posted by wtb at 2008年08月03日 07:54
wtbさん

和田門のカレーをご存じなのですね。往時のファンの方々が、カレーを求めてダズンロージスに通われているとうかがいました。wtbさんもよかったらぜひ、訪問してくださいませ。
Posted by たあぼう at 2008年08月03日 20:59
コメントを書く
お名前:

メールアドレス(記入してもWeb上には表示しません):

WebサイトのURL:

コメント(必ず入力してください):

※半角英数字だけのコメントは投稿できません。

この記事へのトラックバック

vol.200 ダズンロージス@宝町
Excerpt: 〔お店データ〕 店名:ダズンロージス 住所:東京都中央区京橋3-12-6 ニュー京橋ビル1F TEL:03-3561-1264 営業時間:月〜金 11:30〜14:30(L.O.14:00)..
Weblog: たいめいの『カレータコ部屋 ときどき築地』
Tracked: 2008-09-30 23:41

「こむぞう」に紹介していただきましたデザイン協力:マイクロフィッシュMapFan

×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。