(ジャウ ハイ! ネパールキッチン)
渋谷区東2-18-7 (携帯地図)
Tel:03-6419-8565
予算:2000円くらい〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★★
インド料理と比べると、ネパール料理はまだまだ認知度でかなわない。そこでネパールの方が経営しているお店でも、大半はインド/ネパール料理店を名乗る。営業的にはもっともだと思う半面、韓国料理店が中華料理店を名乗っているような寂しさも少し覚える。
だから、堂々とネパール料理を掲げるお店は大いに応援したくなる。明治通り沿いの渋谷と恵比寿のほぼ中間点に構える「ジャウ ハイ! ネパールキッチン」もその一つ。地下に大人数のパーティーに対応できる部屋を備えるなど、使い勝手の良いお店だ。
同店のメニューは、モモ(ネパール風餃子)などのネパール料理と、タンドールチキンなどのインド料理をバランスよくそろえる。このうち、僕の目にとまったのはネパール式定食のダルバートに相当する「ゴルカリセット」(2000円)。
具体的には、ダル(豆)とバート(ライス)のほか、ミックスベジタブルのカレー、マトンカレー、アルコ・タルカリ(ジャガイモのおかず)、サラダ、食後のチャイなどがセットになっている。てんこ盛りメニューだよね。
一緒に「ラッシー」(400円)を注文して、定食ができあがるのを待った。このラッシーがなかなか秀逸で、シナモンの香りがたっぷりなうえ、ヨーグルト分も濃厚で飲み応えがある。ものすごく甘いところは今どきの日本人好みではないかもしれないけれど(^_^;)
おっと、やってきたやってきた。これはまたずいぶんとライスがたっぷり盛ってあるな。平らげるのが大変かもしれない(^_^;)いただきます。うん、これは良いですよ。
まずは、トロトロのスープ状になったダルをバートにかけよう。次にタケノコ入りのアルコ・タルカリを一口食べてから、バートを頬張る。タルカリに利かせてあるクミンの香りが鼻をくすぐる。たちまちネパール気分になってきた。
カレーはどうだろう? うん、野菜のカレー、マトンカレーともにネパールらしいスパイス使いと味付けだ。前者の野菜カレーの具はグリンピース、タマネギ、トマトなど。穏やかな味付けで普段から常食できるタイプだ。マトンも辛さは控えめで、臭みは上手に取りつつ、持ち味はそのまま生かしたタイプだった。
少し驚いたのが、サラダに相当する料理がオクラのスパイス和えだったこと。よくある生野菜サラダと違って一貫してネパール料理気分が続く。これはうれしい。
こんな調子で、おいしくいただけた。ただ、ボリュームも見た目どおりの立派さのため、バートをなんとか食べ終えた頃にはおなかがパンパンに。まあ、渋谷駅か恵比寿までのんびり歩けば、少しは慣れるかな(^_^;)
やっぱりこの写真を見ると、ターリーより、ミールスより、自分はダルバートが好きなんだなあ、と思います。
定食っていいですよね。
そうですね。渋谷にはネパール料理店がいくつかあります。ただし、ダルバートらしいダルバートが食べられるお店としては、なかなか貴重な存在だと思いました。
>はぴいさん
おっと、はぴいさんはネパーリ派でしたか。少し意外です。
もっとも、インド料理ほど辛さが立っていることが少ない分、はぴいさんや僕のようにそれほど辛さに強くない人には馴染みやすいかもしれませんね。
恵比寿は、「クンビラ」や「ソルティモード」があったり、居酒屋「吉柳(きりゅう)」のように専門店でないのにネパール風カレーを供するようなお店があったり、妙にネパールに縁が深いような気がします。
何か理由があるんでしょうかね?
たしかに恵比寿ではネパール関連のお店が目につきますね。実はハワイ関連のお店や、シンガポール料理が楽しめるお店も結構あります。異文化に寛容な土地柄なのかもしれないなと思いました。