スープカリー奥芝商店 八王子店
八王子市子安町4-5-5 (携帯地図)
Tel:042-627-0134
予算:950円くらい〜
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★
八王子駅の南口へ出たのは初めて。繁華街が広がる北口と違い、少し歩くと住宅街が広がっているな。そんな町並みを抜けて幹線道路に出て、さらに南へ数百m歩く。すると、レトロそうに見えつつ実はモダンな、和風の建物が見えてきた。
その建物に掛かっている表札の文字は「カレー」。さらに入口の扉の取っ手を見れば杓文字(しゃもじ)になっている。ここが今回の目的地の奥芝商店だ。札幌にある同名のスープカレー屋さんの支店で、「表札や杓文字、お店の造りは本店にそろえた」(お店の方)。スープカレーも本店と同様のラインアップがそろう。
メニューは、ベースのスープとメインの具、トッピング、辛さを選ぶ仕組みになっている。スープはトマトベースとエビベースの2種類あって、人気がある後者は残念ながらこの日は売り切れだった。具はチキンや野菜などの定番のほか、十勝産の豚肉やニラを使った「十勝餃子」(980円)など、少し珍しいものもある。僕はこの十勝餃子をトマトベースで注文した。
辛さは12段階。睦月や師走といった陰暦の月名を使って表しているところが、和のテイストとよく合っていて憎い。辛さに弱い僕は、おとなしく如月(辛くない方から2番目)にしておいた。
ほかのスープカレー店と同様に、スープカレーができあがるまでの時間がかかりやすい。一人で訪れる際には本などを携行したい。僕はというと、店内に置いてあった北海道のフリーペーパーを眺めてすごした。それにひととおり目を通したところで、スープカレーが到着。いただきます。
なるほど。主役はあくまで具、という感じのスープカレーだな。十勝餃子やカボチャ、水菜などのおいしさを引き立てるためにスープがあるという印象だ。
トマトベースのスープの味付けはあっさりめ。インパクトは控えめなものの、品の良い旨みが出ているためライス、具のどちらとも違和感なく馴染む。いろいろ食べ慣れている方が高く評価しそうだと思った。
具の十勝餃子はおいしかった。餃子の皮が良くできていて、プリプリとした食感が楽しい。この一口大の餃子を頬張ると、ぎっしりと詰まっていた中の豚肉やニラが口の中で踊り出す。これはスープカレーに入っていなくてもおいしいだろうな。
この主役たる餃子の脇をナスやニンジン、卵といったスープカレーでは定番の具たちが固める。これら脇役も安心して食べられた。
おいしくいただけた。いかんせん便利とはいいがたいところにあるものの、八王子界隈では貴重なスープカレー屋さん。味はしっかりしていそうなだけに、長く続いていってほしいなあ。
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ちなみに店内の席数は少なめ。注文からスープカレーができあがるまでの時間もかかりやすいため、曜日や時間帯によっては混雑する可能性が高い。外で待つ可能性も考慮しておいた方がよさそうだ。
奥芝商店は、師走(12番)より上の辛さも番号でオーダーできます。ただ、20番ですでにアクエリアスを越えていると思われ、結構危険です(笑)。
また、8/7(木)〜11(月)はお休みらしいのでご注意を!
12番を超える辛さの情報、ありがとうございます。20番はマジックスパイス(http://love-curry.seesaa.net/article/851089.html)のアクエリアスよりもすごいのですか。僕にはもう何がなんだか分からない世界ですね(^_^;)
ひょっとして、お出かけになってしまったのですか。休業中にぶつかってしまうと本当に残念ですよね…
ご指摘ありがとうございます。駅から近くなるのでしたら、僕のような遠方からの訪問者にはありがたいことです(^-^)
オープンは10/6だそうです。おしい!
「やや」というより「かなり」八王子駅よりだと思いますよo(^-^)o!
お休みのところでのご訪問、本当に大変でしたね。
ともあれ、駅から近くに移転したのは、私のように主に電車で移動する身にはものすごく朗報です。ありがとうございました。