2008年09月02日

おすすめその626 ニュー・タージ・マハル(ひばりヶ丘)

残念ながらシェフのご都合で閉店しました。
カストゥリーマトンNew TAJ Mahal

西東京市ひばりが丘1-8-27
携帯地図

Tel:042-422-5861

予算:2000円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★


江古田のインド料理店・スワガットが多店舗展開を果たした原動力の一つは、シェフのナシームさんの腕前に多くのファンが集まったこと。そのナシームさんが独立して開いたお店が、今回取り上げるニュー・タージ・マハルだ。

ナシームさんは北インドの宮廷料理が専門のシェフだから、日本人がよく注文するナンと良く合うカレーはもちろん得意。ただし、氏の魅力はそれだけじゃない。他店であまりお目にかかれない料理を前菜にも主菜にも少しずつ用意しておき、マニア心をくすぐってくれるのも大きな魅力だ。

ハラカバブその一つは、アラカルトの「ハラカバブ」(4ピースで630円)。ほうれん草、ひよこ豆、ポテトを組み合わせた野菜のカバブ。カバブと言えば一般には肉のイメージが強いのに面白い。ほどよいスパイシーさと、柔らかい食感が特徴的な一品だ。

カレーにも、ニュー・タージ・マハルならではのものがいくつかある。その中から、僕は「カストゥリーマトン」(1365円)を注文した。北インド系のリッチな味わいのカレーながら、ちょっとシェフならではのアレンジを施しているそうだ。あわせてプレーンナンを1枚お願いする。

先にやってきたハラカバブを堪能し、ちょうどすべてお腹に収まった頃を見計らったかのように、カレーとナンがやってきた。いかにも北インド系のカレーらしい、濃厚そうな見た目だね。いただきます。

うん、想像していたとおりのごちそう北インド系カレーだ。カシューナッツを加え、豊潤な旨みを出している。

ただし、ナシームさんはそれだけで終わらせていない。グレービーの中にハーブを沢山散らせている。聞けば、フェネグリークだそうだ。ハーブの香りが加わることで、濃厚だけど後味がしつこく感じられるのを防いでいるわけだ。

ナンのできもそつがなかった。ナンと合うカレーが食べたいというあなたなら、きっと気に入るお店に違いない。マニアさんも、いくつかのメニューを見れば喜ぶので、幅広い層が利用できそうだ。

あえて注文を付けるなら、内外装が少し寂しいことか。夜に訪れたら、かなり暗くて入りにくかった。まあオープンしてそれほど時間が経っていないし、いずれ改善してくれることだろう。



posted by たあぼう at 22:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | 小平・西東京
この記事へのコメント
お店に行くとシャッターが半分しまっていて、営業していない…なんとなくおかしいと思い調べると以下の内容がインターネットにありました。残念です。

突然ですが、
ナシーム・シェフの一身上の都合により、
閉店させていただくことになりました。
ご来店の計画を立てていた方には申し訳ありません。

「インドの妻が病気になって一時帰国することになりました。
今後の予定がわからないため、残念ながら閉店します。
ご来店の予定を立ててくださったみなさま、
お知り合いを紹介してくださったみなさま、
たいへん申し訳ありません」

とナシーム・シェフからの伝言です。

また日本へ戻って活躍してくれる事を願ってます。

2008/09/30
Posted by くま at 2008年10月05日 15:27
くまさん

コメントありがとうございます。返信が遅くなり、すみません。

そうですか、奥様のこととあっては仕方ありませんね。またいつか、ナシームさんの料理が味わえることを楽しみに待つとしましょう。
Posted by たあぼう at 2008年10月11日 18:30
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