
東村山市野口町1-11-3 (携帯地図)
Tel:042-395-4430
予算:830円〜(カレー単品)
味 :★★★☆
辛さ:★★★☆
量 :★★★
山について詳しい方なら、三島悟さんという名前をご存じかもしれない。山と渓谷社の優秀な編集者さんだった方だ。例えば「話の特集 2005」では、著名な登山家の山野井泰史さん(最近、熊に襲われて重傷を負い、ニュースになった方。命に別状がなくて何よりでした)のインタビュアーと構成を担当された。
その三島さんは、山と渓谷社を離れてから東村山で飲み屋さんを経営している。それが「MARU」だ。三島さんの気さくな人柄に常連のファンが集まるらしく、お店の席はカウンターから先に埋まる。
このMARUを僕が訪ねたのは、もちろんカレーのため。MARUのカレーは吉祥寺の有名店・まめ蔵仕込みなのだ。三島さんがまめ蔵のオーナーとお友達で、そのアドバイスを参考にしつつ、アレンジを加えて独自の味に仕上げたとのこと。
そんな経緯を知っていると、カレーのメニュー名にもまめ蔵の面影を感じ取れる。例えばチキン、野菜といった定番のほかに、複数の具をいっぺんに味わえる「スペシャル」を用意しているあたりは、まめ蔵と同じスタイルだ。
今回の僕は「野菜カレー」(830円)を注文した。やってきた一皿は、やはりまめ蔵のカレーに似てぽってりとしたタイプ。いただきます。
なるほど、こう来ましたか〜。
見た目のとおりぽってりとしたカレーソースは、口に入れると濃厚な旨みと軽めの酸味が広がる。また、大きめにカットされたニンジンやナスはカレーソースがたっぷりかかり、姿が見え隠れしているような状態にある。このあたりは、まめ蔵をほぼそのまま踏襲している。
その一方で、引き締まった辛さが舌を刺激するところは、本家のそれとは傾向が異なる。辛いもの好きという三島さんの好みでアレンジしたんだろう。三島さんに言わせるとこの辛さは「ピリ辛」くらいだそうだけど、僕にはちょいと辛かった。
それと気のせいか、男性的な、そして大人という印象を受けるカレーだった。夜にお酒を傾けつつ食べるのにぴったりと言えばいいかな。ちなみに、まめ蔵のカレーには若い女性のイメージを持っている。お店の雰囲気が影響したのかなぁ。
確かにまめ蔵系の味わいだったっす。
お店の雰囲気がとても気に入ったので、
酒を飲みにまた訪れたいと思ってますw。
さすが、ご訪問済みでしたか。
酒を飲みに訪れたいというお考え、よく分かります。コテコテの飲み屋ではなく、さりとてオシャレすぎない、肩の力が抜けたセンスの良い大人向けという雰囲気でしたよね。
情報のご提供、ありがとうございます。閉店ですか…いい雰囲気のお店だったのに残念です。