
港区六本木6-8-22 (携帯地図)
Tel:03-3478-9655
予算:900円(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★☆
「六本木ヒルズ近くのシンガポール料理店」といえば、僕には海南鶏飯食堂の印象が強い。ところが知らぬ間にもう1店できていた。お店の名前はcafe SINGAPURA。中目黒のFive Star Cafeの姉妹店である。
オサレな南洋風のたたずまいで、女性的な印象の海南鶏飯食堂と対照的に、cafe SINGAPURAからは男性的な印象を受けた。力強く「歓迎光臨」(中国語でいらっしゃいませの意)と書かれた漢字の看板や、僕が入店した時の1Fカウンターは店員・お客さんともほとんど男性だったことに影響されたのかもしれない。
あ、お店のために付け加えておくと、決して男ばかりでむさ苦しい雰囲気というわけではない。内装にも配慮が行き届いているし、テーブル席のある2Fから、女性客のグループの楽しそうな声がなかなかのボリュームで響いてきた。
僕が訪れたランチタイムは、カレーのほか、シンガポール料理でおなじみの海南鶏飯、ラクサ(シンガポール風カレー麺)などから一つを選ぶ仕組みとなっている。カレーは1種類だけで、僕が訪れた日は「マレー風ブラックカレー(キーマ)」(900円)だった。ただし、毎月か、あるいはもう少し長めの頻度で変えているようだ。
ラクサも魅力的ではあるけれど、今回はこのブラックカレーとやらに挑戦してみた。果たして、どのような味でしょうか。
なるほど。マレーをうたうだけのことはある雰囲気を感じさせつつも、食べやすいカレーだ。黒々としたインパクトのある見た目からすると少し意外かな(^_^;)
スプーンですくうとココナッツミルクの甘い香りがふわっと漂う。口に含むと嫌みな甘さはなく、むしろ唐辛子や胡椒などのスパイス感が強めに出ている。純粋なマレー系カレーだと甘みが強すぎるなと思うことがあるのに対し、このカレーは好みだな。
ある程度の量を食べたところで、生のコリアンダー(パクチー)をカレーと一緒に味わう。コリアンダーの強い香りのおかげで、カレーの味が単調に感じられずに済む。きめの細かいキーマ(ひき肉)もよくなじんでくれた。
他店ではあまりお目にかからないスタイルのカレーで、おいしくいただけた。量は男性からすると心持ち控えめに感じるかな。大盛りを依頼してみてもよいのかも。
「毎日カレーとタイ料理」のエスニカンさんは、かなり前にご訪問済み。さすがです。
「マレー風ブラック」は同系のファイブスターカフェ(中目黒)でいただきました。あちらではレギュラーメニューのようです。ボリュームについてもたあぼうさんと同じ印象で、やや少なめに感じました。
エスニカンさんの記事を見落としていたばかりに、訪問が遅くなってしまいました。仰るとおり、フィッシュヘッドの時期に訪問したかったです。
でも、マレー風ブラックカレーもなかなかでした。チェーン店系か? と斜に構えた態度で訪れると、良い意味で驚かせてくれるお店ですね。