目黒区中目黒2-7-14 (携帯地図)
Tel:03-5724-8995
予算:2000円くらい〜(夜)
味 :★★★★(夜)
辛さ:★★★
量 :★★★★
以前から中目黒駅についての疑問が一つあった。所在地が中目黒ではなく、上目黒であることだ。それなら「上目黒駅」で良かったのでは…?と思ってしまうのだけど、Wikipedia先生によるとちゃんとした理由があるようだ。へええ。
これに対し、目黒警察署からほど近い南インド料理店「シリ・バラジ」の所在地は正真正銘の中目黒。しかし、正真正銘であるがゆえに、駅からはやや遠い。といって他の駅からも遠く、実に悩ましい立地で営業している。
同店の実力を知るには、断然ディナータイムをおすすめしたい。ランチはどこでもよく見かけるセットが並ぶ一方、ディナーには都内ではほかの南インド料理店でもあまり見られない料理がいくつも並んでいる。
僕が今回注文した「マイソールマサラドーサ」(1600円)も、珍しいメニューの一つ。インド南部・マイソール地方のスタイルに則ったドーサ(お米のクレープ)なんだそうで。どんなものが来るのでしょうね。
ドーサが焼き上がるまでにはちょいと時間がかかる。その待ち時間を有意義に過ごすべく「ゴビ65」(700円)というサイドメニューも注文した。おおざっぱに言えば、カリフラワーのインド風唐揚げといったところ。これも他店ではあまり見かけないから、インド料理マニアさんなら試してもいいかも。
塩気の利いたゴビ65を食べ終わるとほどなく、三角形のドーサがやってくる。うひゃあ、これまた大きい。長方形のお皿の長辺側から完全にはみ出している。
では、いただきます。お、これがマイソール様式ということなのでしょうか?
ドーサで具をくるんであるのではなく、ドーサ生地の裏側、ペースト状になったジャガイモの香味炒めが塗られている。少し食べにくいものの、まんべんなくドーサ生地と香味炒めが一緒に食べられるのは面白い。スパイス感もあっていいね。
付け合わせにはお約束のサンバル(南インドの野菜と豆のカレー)に、チャツネ類としてトマト、ココナッツ、グリーンの3種類。どれも日本人向きに調整されていない印象を受けた。特にグリーン・チャツネは、コリアンダー以外にもいろいろ加えてあり、独特の香りを出していた。
味付けは好みが分かれそうだな。もっとも、駅から遠い店でもわざわざ駆けつける本格志向のあなたなら、お気に召す可能性は高い。ボリューム感は申し分なく、ゴビ65を食べていた僕は最後まで食べきるのに苦労してしまったほどだった。
夜のメニューに注文を付けるとすれば、全体的にお値段が少し高めなところか。まあ、珍しいメニューを食べられることを重視すれば、納得できる範囲だろう。逆にランチタイムはずいぶんとリーズナブルな代わりに、南インド料理らしさは堪能しにくい。立地と同様に悩ましい(^_^;)
カレーというよりもインド料理が好きな方が、ちょっとリッチな気分の時に訪れる。それがこのお店の最適な利用法なんじゃないかな。
ここは、まだ行ったことがないのですよね。
南インドの珍しいメニュー。
是非とも行ってみたいと思います。
以前はスパゲティを出してくれる喫茶店だったような、内装写真見て思い出しましたよ。
今の勤務先も割りと近いほうですが、まったく足を運べていないです。
本日も悲しいかな休日出勤中。
南インド料理が好きなたいめいさんなら、いろいろ楽しみがいがあるお店だと思いますよ。ぜひ夜にお友達と訪れてください。
>あいさん
休日出勤お疲れさまでした。オープンしてからまだ3年は経過していないんじゃないかと思います。
こちらのお店、名前だけは聞いた事がありましたが、
かなり面白いメニューがあるんですね。
ドーサ1つとっても、お店によって個性が出て
面白いなぁと思いました。
駅から遠いのは、良いウォーキングの口実になりますね。
候補に入れさせてもらいます。
それでは、失礼しました。
いずれは「南インド料理」ではなく、「○○地方の料理」に変わるかもしれませんね。大英帝国が併合するまで、インドという国は実質的に存在しなかったわけですし。