杉並区方南2-13-11 山小屋ビル1F
(携帯地図)
予算:700円〜(カレー単品)
味 :★★★
辛さ:★★★
量 :★★★☆
丸の内線支線の終点・方南町にある居酒屋さん「家帝」。なんとも珍妙な名前だが、ヒマラヤの雪男・イエティに引っかけている。もうちょっと上手い当て字を作れるような気がするなぁ(^_^;) まあいいか。
店名にイエティを冠していることが象徴するように、家帝のオーナーはネパールの方。おかげで酒肴とネパール系のカレーを同時に楽しめるお店だ。良心的な値付けのため、特に週末の夜には賑わっている。ふらっと訪れた僕など、席が空くのをしばらく待たなければならなかったほど。
居酒屋が主体でネパールらしいメニューはさほど多くないけれど、カレーはバリエーションが充実している。チキンや野菜などの定番のほか、牛すじといった居酒屋らしいものもある。ネパール系のカレーをベースにしながら、日本人が馴染みやすいように大胆にアレンジしているそうだ。
そんな中で僕の目にとまったのは「つけカレーうどん」(800円)。つけカレーうどんだけでも珍しい。さらにネパール風とくれば、東京でもそうそう他店で食べられないのではないかと考えたからだ。このほかに「マトンシェクワ」(680円)と「マンゴラッシー」(250円)も併せて注文した。
注文してから料理が来るまでには、結構な時間待つことになった。客席が満杯のため、厨房がてんてこ舞いになっているらしい。ちょいと待ちくたびれたところに、なるほど日本的なうどんと、つけだれがやってきた。締め用の小サイズのご飯が付いてくるところが機微を心得ているね。いただきます。
お〜、つけだれが面白いね。スパイス使いはインドやネパール系統のカレーながら、ぽってりとしていて日本のおうちカレーっぽさを出している。
つけうどん用のためだろうか、味付けは濃いめだ。このたれ、白さ際立つうどんを付けるとよく絡む。ほどよい辛み具合で食べると、濃いめの味がちょうど良いことに気付く。
うどんは恐らく市販のものだろう。癖が全くないため、小麦粉味がしっかりしないとという方には物足りないかな。まあその分、カレーの味を堪能できるということで。分量はなかなかで食べ終わる頃にはお腹一杯になれる。
つけだれカレーはうどんを食べ終えた時に少し残るようにしておきたい。そうすると最後にライスと一緒に食べられる。このあたりも、つけめん感覚をよく心得ている。日本人みたいな店主さんだな。
ちなみに一緒に注文したマトンシェクワはやや焼きすぎの感があったかな。厨房が混乱していた影響だろう。ホールを仕切っていたオーナーから「さばくのに手一杯で満足行くレベルのものを出し切れませんでした」とお詫びをいただいてしまった。まあ、そういう時はよくあるから仕方ない。
いつか本当の実力を知りにまた訪れてみたいところ。ただ、たばこ天国なのが僕にはちょっとつらいんだよなあ。分煙にならないだろうか、なんて思ったり。

なかなかよさそうだなあ。
ネパール居酒屋、でホッケも刺身盛り合わせもあるといえば(ここはあるんですか?(笑))笹塚の「ヒマラヤたっくん」を思い出します。
あそこはいい印象だったので、ここにもいってみたいですねえ。
日本の普通のメニューと一緒に出るカレーって、わりと好きです。
チェックされていましたか。さすが、杉並周辺は庭ですね。
ホッケや刺身はどうだったかなぁ、すみません、思い出せません。あっても良さそうな雰囲気ではありますが。