調布市仙川町1-10-20 (携帯地図)
Tel:03-3307-6251
予算:690円〜
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★
仙川駅のすぐ近くに、「魔女のカレー」という不思議な名前のカレー屋さんがある。魔女が魔法を使って作ったようなおいしいカレー、ということなんだろうか。ラーメンも人気があって、ラーメン愛好家の間で名前が広まっている。
お店の扉を開いたら、まずは奥へと進もう。階段の手前にある食券販売機で食券を購入する仕組みになっているからだ。券売機に並ぶメニューはなかなか豊富。カレーはベースこそ1種類ながら、具の種類により様々なバリエーションがある。ほかにカレーラーメン、つけ麺、限定メニューのスープカレーなどもそろえる。
カレーラーメンにも心惹かれるけれど、今回はお店一押しメニューの「親子カレー」(790円)にしよう。その名のとおり、チキンと卵を具に採用したカレーだ。
8席あるカウンター席に腰掛け、食券を手渡す。さほど待つことなく、お目当てのカレーがやってくるはずだ。おお、黒みがかかったカレーソースに、揚げ卵の黄身の黄色が生えるね。では、いただきます。
まずはサラサラのカレーソースを一口味わう。じっくりと炒めてるというタマネギの風味が広がった後、ピリッとした辛さが加わってくる。この辛さは舌に残り、尾を引く。スパイス重視派なら嬉しくなるだろう。
ただし、一方的に辛いわけでもない。軽い甘みが伴うところがポイントだ。この甘みがあることで、恐らく多くの方に馴染みやすいインド風カレーに仕上がっている。
お店一押しだけあって、具も完成度が高い。鶏もも肉はしっかりと原型をとどめているのに、スプーンで軽く力を当てるとはらっと崩れていく。時間をかけて調理していることがうかがえる。
そして揚げ卵。これを口の中に放り込むと、香ばしい香りが鼻をくすぐる。普通のゆで卵ではないからこそ得られる香り。よく考えてあると思う。
全体的にあっさりめの仕上げという印象を受けた。お店の雰囲気と合わせ、普段から気軽に訪れて頻繁に食べられるカレーと言える。