
渋谷区幡ヶ谷2-48-7 (携帯地図)
Tel:03-5371-0125
予算:870円〜
味 :★★★☆
辛さ:★★★(タジンマサラの場合)
量 :★★★
幡ヶ谷の六号通り商店街の途中、花屋さんの角を左へ折れて入ってみよう。細い道の奥に「カリヒオ」という名前のカレー屋さんが見つかるはずだ。
実はカヒリオのことは、「カレー侍」のsamuraiさんにだいぶ前に教わっていた。にもかかわらず、近隣に用事がなくて長らく宿題のままにしていた。そんな僕が腰を上げたのは、お店を案内するメールがひょっこりと届いたから。店主の川村圭さんらしき方からのものだったのだ。これは訪問しないわけにはいかない。
「いらっしゃいませ〜」 お店の扉を開くと、オシャレなめがねをしたシェフの元気な声で迎えられた。すがすがしい気分になった僕は、奥のカウンター席を確保。最初から注文するカレーはほぼ決めていたけれど、一応メニューを眺める。うん、やっぱりこれだな。
「タジンマサラチキンカレー」(870円)である。東銀座の超有名店「ナイルレストラン」のナイルさんから開店1週間前に教わったというお店の看板メニューだ。ナイルさん流のカレーであることに加え、「カレーなのになぜタジンを使うのだろう??」と不思議に思ったこともあったからだ。

先にやってくる手作りドレッシングがおいしいサラダを食べている間、いかにも熱そうな音が厨房から聞こえてくる。それが一段落すると、来ましたよ来ましたよ、とんがり帽子が。熱いので器に触るのは要注意。では、いただくとしますか。
うん、ナイルさん仕込みらしくインドカレーっぽさを漂わせつつ、でも独特な雰囲気を持つカレーだね。
マサラ(香辛料)という名が付くので、スパイシーさが際立つタイプを予想していたら、さにあらず。初めのうちは、タマネギやフルーツによるものと思われる甘さが舌に伝わってくる。僕自身は甘みは少なくてもいいのだけど、これはこれで面白い。
続いてやってくるのが北インド系のような、肉のグレービーとトマトがベースのリッチなカレーに近い味わい。甘さとのバランスはよく取れていた。
さらに食べ進んできたあたりから、次第にマサラ感が舌に強く残るようになる。激辛のカレーは別にあるものの、このスパイス感は辛いもの好きの方にはちょっと味わってみてほしくなった。
インドカレーが好きで、ナンはなくても構わないというあなたには、ぜひ一度味わってみてほしいカレーだ。川村さんも、奥様とおぼしき方も気持ちのいい接客をしてくれるから、訪れて後悔する人はたぶんいないだろう。
あ、そういえばタジンの効用を聞き忘れてしまった。今度訪れる時には確認しないといけないな。
うわ、カリヒオですね。
私もメールをいただいて、タジンカレーが非常に
気になっていました。
近日中に訪問しようと思っていたのですが。
これは記事の続きが楽しみです!
サイトを見ると、かなり骨太なお店だと
思いました。
それでは、失礼しました。
実は、勤務地が新宿でして、会社でこの記事を見て
さっそく夜に行ってきました。
いつも近くを通るのに、全くコノ店は知りませんで
した。
誠実そうなお店で、応援したくなるお店でした。
USHIZOさんにもご案内が届いていましたか。居心地の良いお店ですから、ぜひ訪問して紹介してあげてください。
>新宿五郎さん
手作りカレー華麗工房AIAI(http://love-curry.seesaa.net/article/112760809.html)のエントリーでは、お店をご紹介くださり、ありがとうございました。
早速、訪問されたのですね。そうそう、気持ちの良い接客で応援したくなりますよね。僕もそう思いました。
うろ覚えですがw。
こちらはホスピタリティもよく、気持ちよくいただけました。
万人受けするタイプのカレーだと思うので
結構幅広い層に受けるのではないかと。
こういう街のカレー屋さんは頑張って欲しいですね!
情報のフォロー、ありがとうございます。なるほど、冷めにくいという特徴を利用しているのですか。言われてみるとアツアツのまま食べられたような期がします。
仰るとおり、個性的な街のカレー屋さんには頑張ってほしいですよね。
川村さん、フレンドリーな人だと思っていたのですが、先日、タバコが煙いので席を移動させてほしいと言ったら、「広いところにうつりたいのでしょう。煙がダメな人間はこの店は無理です。」と言われ、泣く泣く帰ることにしたら、「作り始めちゃったから代金は払え」とのこと。
二重人格者!?
それは残念な体験をされましたね。たまたま、ご主人のご機嫌が良くなかったのかもしれません。
その残念に思われた気持ちを、率直にお話しされると、店主さんにとってもためになると思います。