中野区弥生町2-28-10 イナベビルB1
(携帯地図)
Tel:03-3384-7017
予算:900円(カレー単品)〜
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★☆
拙ブログが水面下で進めている微妙な企画の一つは、主要鉄道路線の全駅のカレー屋さんを紹介すること。これまでに山手線に中央線、日比谷線、半蔵門線で達成してきた。
そして今回は丸の内線。最後に残っていた中野新橋駅の周辺を歩き回っていると、エルブというお店に出会った。「ハーブ」を意味するフランス語なんだろう。
階段を下りてお店の扉を開くと、気のよさそうなおばさまが「いらっしゃいませ」と声をかけてくれた。十数席ほどのこぢんまりとした洋食屋さんといった印象だ。適当な席に着くと、おばさまからメニューを手渡される。パラパラと眺めた僕は「へえ、良心的だねえ」と感心した。
ディナー・タイムにもかかわらず、「Aセット」(1200円)というお手頃セット・メニューがあったからだ。しかも内容にはチープさが感じられず、お店の名前を冠したエルブカレーに、生ハムフルーツサラダ、ドリンクが付く。ドリンクはアルコールも選べるという太っ腹ぶりだ。
カレーのセットなんて僕のためにあるようなもんじゃないか。そう思った僕はAセットを注文した。ただ、これだけでは少し悪い気がしたので、おつまみ替わりにチーズスティックを別に注文した。これも300円と良心的な値付けである。
店名どおりハーブ・ティーが充実しているため、その中からレモングラスとラベンダーのブレンド茶を注文。それを飲みつつ、料理を待った。すると、最初に到着したサラダで驚かされた。メロンのほか、キウイ、イチゴ、グレープフルーツといった果物それぞれに生ハムが巻いてある。予想以上に手が込んでいる! しかも、この値段で!!
続いてやってきたチーズスティックも、一人でつまむのがもったいないくらいだった。見た目にきれいで、しかもサクサクに揚がっていた。いやはや、素晴らしい。
こうなるとカレーにも期待が高まる。チーズスティックを食べ終わるのを待って、その一皿を運んできてくださった。これも見た目から凝っているね。いただきます。
うん、味付けや香りもちゃんと凝っていますよ。
カレーソースはバターやラードを使用せず、ゆるめに軽めに仕上げてある。それでいて満足感のある旨みも備えいるのは、フォン・ド・ヴォライユ(鶏の出汁)を加えてあるからだそうだ。また、細かく切ったニンジンや、キノコも加えてあることが分かる。
野菜はカレーに溶け込んでいるほか、カレーの上に茹で野菜が鎮座している。カボチャにヤングコーン、カリフラワー、ブロッコリー、ニンジンなどだ。いやはや、野菜がたっぷり摂れること…と思っていたら、都合15種類も使っているのだそうだ。
しかも、「15種類も使っている」のは野菜だけではなかった。メニュー名が示すとおり、ハーブもそうなんだという。タイム、オレガノ、エストラゴン、すぎななどである。いやはや、すごい。
立地の分、お安くできるのかもしれないけれど、それでも1200円のセットとしてはピカイチだ。エルブカレーは単品900円で注文することもできるし、ランチであればサラダが付いて900円。一食の価値は間違いなくあると思う。
それにしても、おいしいカレーが味わえるお店ってまだまだ知らないもんだなぁ。
ほんとに本格的なハーブのお店で良心的価格で、
エルブカレーは500円のお持ち帰りまでありましたがまだあるのかな?
病気がちな家人のためによく買いにいきましたw
手間暇考えれば、ほんとお値段も良心的なのですが、
駅から少し離れた地下のお店ということもあり、
いつも空いていて、もっと流行ってもいいのに!と、
関係者でもないのに応援してました。
近隣の方にぜひ試してほしいとおもいます。