豊島区西池袋3-28-14 Echika池袋
(携帯地図)
Tel:03-3986-8804
予算:880円
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★
「うひゃあ、ずいぶん華やかになったなぁ」
3月26日、池袋駅西口地下にEchika池袋がオープンした。副都心線の改札口のほかは大した施設のなかった地下道が一変し、パン屋さんにジェラート屋さん、小物を扱う雑貨屋さんなど、女子好みのお店がずらっと並んでいる。どのお店もお客さんでいっぱいだ。
人混みをかき分けかき分け僕がやってきたのは、EPICE CAFE CHEF'S KITCHEN(エピスカフェ シェフズキッチン)である。エピスとは、フランス語でスパイスのこと。つまり、スパイスやハーブを使った料理を楽しめるカフェというわけだ。「それならカレーもあるだろう」とヤマを張り、訪れたのだった。
エピスカフェは話題のスポット内にあるだけのことはあって、かなりの賑わっていた。昼時のピークを外して午後1時30分ごろに到着したものの、お店の前には何組かのカップルが行列を作っている。幸いにもお客さんの回転は早く、さほど待つことなくカウンター席を確保できた。
メニューには期待どおりカレーライスがあった。その名も「特製エピスカレー」である。なんでも33種類のスパイスを配合しているのだそうで。ランチのお値段はサラダ付きで880円なり。
注文してからは、しばらく待つことになる。混雑ぶりに店員さんたちもいっぱいいっぱいだから、寛容な姿勢でいよう。僕が座った窓際のカウンター席は、副都心線ホームからエスカレーターで上がってくるお客さんの様子がよく見えて面白かった。
「お待たせしました」 ついに来ましたか…と思ったら、カレーとサラダがいっぺんにやってきた。小さなカウンター席のテーブルでは載せるのがやや大変だ(^_^;) 細かいことは気にせず、いただきます。
ほう、コクを重視した欧風カレーだな。濃厚な味わいで、おうちのカレーライス以外は食べ慣れていない方でも楽しめそう。ただし、塩気が少し強いのは気になった。もう少し控えめの方が僕好みだ。
33種類利用しているというスパイスは、一口めに華やかな香りとピリッとした辛さを与えてくれる。どのスパイスが立っていることはなく、バランス良く混ぜ合わせている印象を受けた。
ライスの炊き具合はやや堅めで、カレーとの相性を考慮していることがうかがえる。カレーソースの量に比べると、ボリュームはやや多めに感じた。
安心して食べられる欧風カレーだろう。僕自身は付け合わせのニンジンのピクルスが気に入った。ほどよい酸味があって、濃厚なカレーソースの味からちょっとだけ解放されたい時に実に効果的に働いてくれたからだ。