港区新橋2-20-15 (携帯地図)
Tel:03-3289-1300
予算:1500円
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★☆
小川軒カフェは、400軒めに紹介した代官山の小川軒のカフェ業態。代官山に移転する以前の小川軒は新橋・汐留界隈で営業していたそうだから、発祥の地なのかな。
清潔感のある店内や店員さんの訓練された応対姿勢は代官山と同様。それでもカフェだけあって、代官山のレストランに比べれば、だいぶ気軽に入れる。店員さんが入口で待ちかまえていることはないし(笑) 気軽さはメニューにも表れていて、例えばカレーライスは1500円。え、高いって? でも、2500円する代官山に比べればお手頃でしょう(^_^;)
席に着いたら、早速注文に移ろう。代官山では名物の「インドネシアカレー」を注文した。今回は別のカレーを味わってみるか。そう考えた僕は「チキンカレー」を選んだ。
カフェのカレーライスとはいえ、そこは洋食屋さん仕込み。注文してから出てくるまでの仕上げの時間は結構かかる。厨房でシェフの方々がきびきびと調理している姿が見えるから、じっくりと待っていよう。気が急いている時は避けた方が無難かな。
おっと、僕のカレーが完成したようだ。ほどなく、美しいソースポットに盛られたカレーが目の前にやってきた。
うん、これも完成度の高いカレーだねえ。
ほどよいとろみの付いたカレーソースを一口味わう。鮮烈な辛さのインドネシアカレーとは対照的な穏やかなカレーだ。ただ、ゆるめで適度なとろみを付けてある点や具のチキンの弾力などは、インドネシアカレーとよく似ている。
大きな特徴は、過剰な甘さ、辛さ、旨みなどはとことん省いていること。今どきの味に慣れきった僕の舌にはやや地味に感じられる。それでもおいしく感じさせるものがある。素材の良さゆえなのかな。食通を自認する大人の方に打ってつけのカレーと言えそうだ。
願わくば、カレーソース、ライスとももう少し味わえたらなあ。もう少し食べたいなと思っている間に、すべてを平らげてしまった。また別の機会のお楽しみということにしておきますか。