福山市多治米町1-9-11 (携帯地図)
Tel:03-3325-6228
予算:780円〜1400円くらい
味 :★★★★
辛さ:★★〜★★★
量 :★★★〜
倉敷を離れた後は1年ぶりに福山にやってきた。福山周辺は起業家精神に富んだ人が多いらしく、例えば「洋服の青山」こと青山商事、福山通運、リーバイスのデニム生地を生産するカイハラなどが誕生し、今も福山に構える。ビジネスに関心がある人には興味深い地域のはず。
福山在住の友人によると、グルメ方面でも興味深い起業がたびたび見られるらしい。今回連れていってもらったカレー屋さん「香藏」も、その一つ。フレンチの修行を積んでから、カレー屋さんとして独立したそうだ。
旅行者には駅から遠いことが難点なのだけど、友人の案内で迷わずにたどり着けた。ゆったりとした間取りの店内は、落ち着いた配色でオシャレにまとまっている。さすがはフレンチ出身のオーナーさん!
席を確保したらメニューを見るとしよう。大きく5種類のカレーがある。お店の名前を冠した「香藏カレー」(830円)や黒胡椒などを加えた「黒カレー」(同)、福山の素材を使った「福山カレー」(同)などである。
■あれこれセットはコスト・パフォーマンスが抜群■
カレーは単品で注文できるけれど、店員さんはセットを強く推奨する。セットは1100円〜と少し高くつくものの、スープやドリンク、トッピングが加わり、2種類のカレーの合いがけにも応じてくれる。確かにかなりのお得感だよね。
そこで僕は「あれこれセット」を注文し、香藏と黒の2種類のカレーを選んだ。この日のトッピングは唐揚げと野菜とのこと。さて、どんなカレーがやってくるかなあ…
と、その前に、サラダやスープ、ドリンクがやってきた。単品で注文した友人よりもかなり豪華になってしまい、申し訳ない気分でいただく。おっと、このスープ、出汁が品良く利いているじゃないですか。これはカレーへの期待も高まる。
などと言っていたところに、お目当てがやってきた。大根などのトッピングが存在感たっぷりだね。
うん、香藏、黒ともおいしい。おうちのカレーとは明らかに一線を画しつつ、おうちカレーが好きな人が馴染みやすい味に仕上げている。
■ただ辛いのではなく、スパイシーさを楽しめる■
始めにひき肉入りの香藏カレーを一口味わう。お店で一番というスパイシー感が舌を駆けめぐる。とはいえ決して激辛ではなく、心地よく楽しめる範囲だ。タマネギなどの野菜と思われる甘みと、カッテージチーズのマイルドさで、上手にバランスも保っている。
続いて黒カレーだ。こちらは色合いからインパクトが強い。口に含むと荒削りな黒胡椒の香りが立っていることにすぐ気付く。辛いというよりも、スパイシーという言葉がぴったりとはまるタイプだ。
トッピングの唐揚げは、油を必要十分な範囲に抑えてからっと仕上げてあった。一方の野菜はくせが少ないものばかり。カレーソースで味わってもらおうとの配慮だろう。よく考えているね。
この満足度の高い一皿を味わった後に、あれこれセットの場合はデザートがついてくる。この自家製ロールケーキも大人の甘さという感じでおいしかった。やぁ、良いお店に出会えた。感謝感謝です。
最近私もカレーが続いています。
こちらは福山のかくらさんですか!先日は中目黒(祐天寺?)の香食楽さんにも行きました。そして昨日もカレーでした・・
でもカレー大好きなので今日もカレーでもいいな♪
いえいえ、トラックバックは歓迎ですよ。記事中にリンクを這ってくださるとなお喜びますが(^_^;)
カレーに限らず、様々なところへ食べ歩かれている印象を55aiaiさんには抱いていましたが、最近はカレーが多いのですか。嬉しいです。
中目黒の香食楽(http://love-curry.seesaa.net/article/3780674.html)は盛況が続いているようですね。