ふじみ野市霞ヶ丘2-1-2 (携帯地図)
Tel:049-262-7949
予算:650円〜(昼)、2000円くらい(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆〜★★★
量 :★★★☆
関東でインドカレーの急速な浸透ぶりは目を見張るものがある。それを今更ながらに実感したのは、このガンジーというお店に出会ったためだ。決して大きくはない埼玉の一都市で、インディカ米のビリヤニ(インド風炊き込みご飯)が食べられるようになるとは。
ガンジーは駅から歩いて5分ほど。ただし繁華街とは逆側の、住宅街に入りかかったあたりにある。地元のお客さん以外は訪れることがなさそうだ。駅前で店員さんからチラシを受け取っていなかったら、僕も気付かなかっただろう。
さて、メニューにはオーソドックスな北インド系の料理が並ぶ。カレー、サモサ(ジャガイモの包み揚げ)、タンドリーチキンなどだ。加えて、スプリングロールなど少し変わったメニューもいくつかある。ビリヤニも具の違いによって3種類を用意していた。
今回は複数人での訪問だったため、サモサやサラダ、フィッシュ・ティッカ(メカジキのタンドール焼き)などを注文。続いて、メインのカレーの1種類として「マトンビリヤニ」を注文した。日本米をささっとフライパンで炒める程度かなと思ったら、前述のとおりインディカ米を使っていると聞き、感心した。
注文してからほどなくして、マトンビリヤニが到着した。本式のものではないかもしれないけれど、具がたっぷりで好感が持てる造りだね。いただきます。
インディカ米だけあって、パラパラ感がいいね。一方で、日本人にも馴染みやすそうな味付けで、スパイスの香りはそこそこ。ビリヤニが初めてという方にも入りやすそうだ。
具はマトンのほかに、揚げ卵やトマトなど。いずれも大きめにカットしてあって、食べ応えは十分。ボリュームも見た目以上にあった。ぎっしりと詰まっているらしい。前菜類を沢山つまんでいた場合には、食べ終えるのが大変かも。
正直に言えば、都内の本格的なレストラン、例えばシャヒダワットなどで味わえるビリヤニと比べればかなわない。そもそも、値段も開きがあるので比較すること自体悪いだろう。
でも、そんなことは抜きにこのビリヤニは応援したい。「インド料理=カレー+ナン」という組み合わせから一歩踏み出したくなった方に、このビリヤニは入門用としておすすめできるからだ。