新座市東北2-30-26 (携帯地図)
Tel:048-476-1295
予算:1400円くらい〜(夜)
味 :★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★☆
埼玉県民にさえも有名とは言い難いだろう街、志木。でも僕にとっては思い出深い街である。高校時代の3年間、ここに通ったからだ。かれこれ15年近く経っているのに、ふと雰囲気を知りたくなってやってきた。
15年前、僕が通っていた側である再開発前の東口は、現在の整った姿からは信じがたいほど、(^_^;)な有様だった。一方の南口は当時から整備されていて、南口は羨ましいなあ、なんて思ったものだった。
せっかく下り立ったことだし、カレーが食べられるお店を探してみよう。早速、駅周辺を歩き回ったところ、すぐに見つかったのはやはり南口だった。新座中央通り沿いのシャンティというインド料理店である。南口は羨ましいなあ(注:東口にもカレーのお店はあるとは思う)。
シャンティはネパール人の方が営むお店らしい。もっとも、ネパールっぽさを感じさせる料理はあまり見当たらない。そんな中、僕の目を引いたのは「ビリヤニ」(インド風炊き込みご飯)と「インドピザ」だ。
前者は写真を見る限り本格的だったけれど「今はやっていない」(店員さん)。それは残念。一方、後者はいわゆるインド風ピザのクルチャではなく、文字どおりのスパイシーなピザのようだ。注文しようか迷う。でも最初は真っ当なカレーを味わった方がいいかな。
そんな逡巡を経て、結局はオーソドックスなターリー(定食)型のメニューである「シャンティセット」(1417円)に落ち着いた。カレー2氏緩いに、ナンまたはライス、サラダ、タンドリーチキン、ソフトドリンクがセットになっているものだ。
僕が注文を終えたところに、白人さんを含む若者集団がお店に入ってきた。文化祭を「セントポールズフェスティバル」と呼んでいる、近所のオシャレな大学生さん達だろう。学生時代からインドカレーを気軽に楽しめるなんて、羨ましいなあ(^_^;) おっと、僕のカレーがやってきましたか。
では、いただきます。カレーはミックス・ベジタブルとチキンの2種類だね。どちらも食べやすい味付け、辛さにしてある。
前者の野菜カレーの特徴はニンジンの多さ。グリンピースなども入っているものの、スプーンですくうたびにニンジンが顔を出す。偶然なのか、いつもこんな感じなのか、どうなんだろう。一方、後者のチキンカレーは、いたってオーソドックスな造り。ナンも標準的といえる。
カレーよりもむしろ印象に残ったのは、タンドリーチキンだ。大きさはこの手のセットにしてはかなり大きめで、食べ応えがあった。スパイス感もほどよくあって、頑張っている印象を受けた。
カレーももうひと工夫欲しいところだけど、夜の1500円以下のセットにそこまで求めるのは酷だろう。駅の近くに一軒あるとありがたい存在なのは確か。ビリヤニがあるときにまた訪れてみたいな、なんて。