名古屋市中村区名駅4-9-10 ミヤコ地下街
(携帯地図)
Tel:052-586-2855
予算:750円〜
味 :★★★☆
辛さ:★★☆(中辛)
量 :★★★
タンドゥールは名古屋駅前で30年ほど営業するカレー屋さんだ。店構えはいかにもスタンド系のカレー屋さん然としているものの、出てくるカレーはひと味違う。開店当初から現在のようなカレーを提供していたとすれば、かなり斬新だったと思われる一皿である。早速、中に入ろう。
10人も座れば一杯という印象を受ける店内では、おばさまが一人だけで切り盛りしている。ただし、おばさまは何人かいらっしゃるようだ。僕が訪れたときはちょうど交代の時間帯だった。
適当な席に腰掛けると、すぐに注文を聞かれる。メニューに迷う余地はほとんどない。ベースのカレーが1種類だけだからだ。後は辛さと、サイドメニューを頼むかどうかだけだ。僕は中辛を注文した。
注文を受けたおばさまは、手際よくカレーの盛り付けにかかる。ソースポットと細長いお皿は、東京であればボンディ系の欧風カレーを思い浮かべそうなところ。でも、タンドゥールのカレーはほどよく赤く染まっていて、トマトをふんだんに使っていることがうかがえる。
いただきます。小麦粉を加えていないインド風カレーの一種だね。ただし、自宅で味わっているような、手作り感漂う一皿だ。
同じ名駅付近のボンベイと同様、ベースのトマト味がしっかりと利いたカレーだ。タンドゥールの中辛は、ボンベイほどの強烈な辛さはなく、スムーズに口に運べる。個性が弱いけれど、辛さに弱い僕にとってはこちらの方が食べやすい。
外食はごちそう気分でという方には向かないけれど、僕のようにしょっちゅう外食していて家庭的な味が恋しい身には嬉しいカレーだ。別に注文したラッシーも、カレーと同様に手作り感に溢れていた。
とはいえ、家庭的と繰り返しているものの、ザ・おうちのカレーとは明らかに一線を画している。カレーに食べ慣れているあなたこそ、評価する一皿じゃないかな。
インド風ですが、ミートソースのようで昭和の感じもあったと記憶しています。
名古屋駅近辺はトマト味のカレーの普及の歴史がありそうですね。
記事にされたボンベイと、スパイスの秘境もトマト味が強いです。
すっかり返信が遅くなりすみません。
100倍、ですか(^_^;) 辛口の次に激辛にもできます、と書いてありましたが、そんなところまで基準があったのですね。
凄い世界ですね。
その頃からスタイルはほとんど変わってないのではと思います。
激辛ブームのころに、100倍?が追加されたくらいでしょうか。
現在、ミッドランドスクエアがある場所とうかがったように記憶しています。間違っているかもしれませんが…。
その当時からスタイルが変わっていないとはすごいですね。文中でも触れたとおり、当時としてはかなりインパクトがあったのではないかと思います。