千代田区神田小川町3-10 振天堂ビル4F
(携帯地図)
Tel:03-5848-7520
予算:800円
味 :★★★★☆
辛さ:★★★★
量 :★★☆
こんなのを自分で作れたらなあ――。そう思わずにはいられないインド風カレーに出会ったのは、神田小川町のHINATA-YA(ヒナタ屋)でのことだ。今どき珍しい、手動開閉式のエレベーターを上がってたどり着ける。
ヒナタ屋の名物は、お客さんの8割が注文することもあるという「チキンカレー」(800円)である。カレー激戦区の神保町界隈、しかも徒歩10秒のところにエチオピア本店がある。そんな場所でわざわざカレー目当てに訪れるお客さん多いカフェというのもすごいよね。
そして僕もその「カレー目当てに訪れるお客さん」の一人だ。窓際のカウンター席に腰掛けると早速、チキンカレーを注文した。オーナーの鈴木さんが「辛いですが大丈夫ですか?」と確認を求めてきた。うっ、かなり辛いんですか?
辛さに弱い僕は一瞬たじろぐ。でもやっぱり、名物を食べないわけにはいくまい。意を決して「大丈夫です」と言ってしまった。ちなみに、辛さ耐性が低いというあなたのために、辛さを抑えたカレーも用意してあるのでご安心を。
評判通りの人気メニューらしい。僕の後に訪れたお客さん達も、男女問わず続々とチキンカレーを注文していた。さすがに全員ではなかったけれど。おっと、僕の分がやってきた。おお、赤々とした色が綺麗なカレーだね。いただきます。
カイエンペッパーが舌を刺激する。食べ進むうちに鼻水が出てくるのは避けられそうにない辛さだ。
でも、辛さに弱い僕がそれを不快に感じないのは、同時にインド風カレーらしい旨みと香りが感じられるからだ。カレーソースはトマトと丁寧に炒めたタマネギがベースになっている。それにホールのクミンなどが醸し出す香りがたまらない。
聞けば、オーナーさんはインド料理店に務めた経験の持ち主とのこと。なるほどスパイスを上手に使っている。さらに、日本人好みに余計な油を控えるなど、ザ・インド料理とはひと味違うアレンジを加えている。これが僕の今の好みとピタリと一致している。
具のチキンは大きめで存在感がたっぷりとある。こちらも脂っこさがなく、食べやすく仕上げてあった。脂っこくないからこそ男性客だけでなく、ヘルシー志向の強そうな女性客からも注文が多いのだろう。
自宅で真似して作れそうな手作り感がありながら、完成度の高さに目を丸くしてしまう。ヒナタ屋の名物はそんなカレーなのだった。
みじん切りした野菜たっぷりの優しい味のカレーでした。
チキンカレーが看板メニューに出てたのには気がついていたのですが、
ランチタイムが禁煙で無かったので足が遠のいていました。
でも美味しそうですね。今度行ってみます。
さきちゃんさんが以前にお話しくださったとおり、おいしいカレーでした。インド料理を下敷きにしながらも、日本人向きに仕上げているという、僕にとっては理想形のカレーでした、はい。