港区赤坂5-2-40 (携帯地図)
Tel:03-3589-1895
予算:1000円くらい(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★
カリーニは赤坂のTBS裏手、円通寺の隣にひっそりとたたずむカレー屋さんだ。先日手伝わせていただいた「めしとも」の第2特集では紹介しなかったものの、実は編集担当さんとの最初の打ち合わせに利用させていただいた。
その理由は、カリーニの看板メニューがキーマカレーだから。しかも珍しいことに、キーマカレーにバリエーションを用意する。卵の黄身を落とした「キミキーマ」や、野菜をたっぷり合わせた「ベジキーマ」などだ。
今回はデスクのOさん、編集のKさんで手分け?して、オーソドックスなキーマ、キミキーマ、ベジキーマを食べることにした。僕はキミキーマを選ばせていただいた。黄身が載っていると綺麗な絵が撮れるかなあ、なんて思ったからだ。
カリーニはゆるめのカフェに近い雰囲気のため、打ち合わせには使いやすい。そこで、カレーがやってくるまでの間に企画の主旨をうかがう。合間に同業の方とは半ばお約束になっている出版不況の話も混じり、ため息をつく。でもそんな逆風下で新雑誌を作る心意気には感銘を受ける。
ほどなくしてお待ちかねの一皿が運ばれてきた。おお、ひき肉のボリューム感がいいね。いただきます。
なるほど、女性店主さんが「体に負担のないカレー」と仰るのも納得の優しい味わいのキーマカレーだね。
豚ひき肉を使い、トマトをベースに作っている。油は控えめ、スパイス感は十分ながら、ガツンとではなく、あくまでふわっと利かせている印象を受けた。これなら辛さ耐性が低い僕にも安心して食べられる。
ひき肉は相応のボリューム感があるので、それだけ食べていると人によっては少し飽きるかも。もっとも、この懸念はキミキーマや野菜キーマであれば全く問題ない。途中で卵の黄身を絡めたり、野菜と一緒に食べることで変化を付けられる。
最後までおいしくいただけた。インパクトは少ないけれど、逆にほどよい力の抜け具合が魅力の一皿と言うべきだろう。この界隈では貴重な、気取らずに訪問できるお店として覚えておきたい。