
新宿区神楽坂1-14 (携帯地図)
Tel:03-3260-6639
予算:500円〜950円(昼)
味 :★★★★
辛さ:★★★★(キサクマサラ)
量 :★★★
お店の扉を開いて、ちょっととまどった。「いらっしゃいませ〜」と流暢な日本語で出迎えてくれたお店の奥様が、欧米系の方だったからだ。神楽坂らしいのだけど、日本人の方が営業するカレー屋さんと思っていたもので。
ここは喜作亭(きさくてい)というカレー屋さん。お店の看板では七が三つ並ぶ「喜」の字を使っている。オーナーさんが大のカレー好きで、スパイスを独自に配合したサラサラのインド風カレーや、タイ風カレーを提供している。
今回は午後3時まで営業するランチタイムに訪問した。5種類ほど選択肢があり、例えばお店の名前を冠した「キサクカリー」はターメリック・ライス付きで500円。神楽坂という場所では破格だ。ほかのカレーも1000円以下で並んでいる。客の僕が経営を心配してしまうなあ(^_^;)
僕はこの中から、常設メニューではないという「キサクマサラ」(850円)を選んだ。マサラ(香辛料)と名が付くとおり、かなりスパイシーなカレーなんだそうで。さて、どんなカレーだろう。
カレーを待つ間、棚に並ぶ20種類以上のスパイス、ハーブの容器を眺めていた。クミンに唐辛子、クローブ、カルダモン、ターメリック…お、スターアニスもあるな。お店の気合いが感じられる。
「お待たせしました」。やはり流暢な日本語で、奥様がカレーを手渡してくれた。うーん、黒に近い焦げ茶色のカレーソースに、鮮やかな黄色のターメリック・ライス。コントラストが見事だね。いただきます。
おおっ辛い…だけでなく、マニアさんが泣いて喜ぶスパイシーさと旨みを備えているね。
サラサラのカレーで、カイエンペッパーやクローブなどのクセが強いスパイスをふんだんに使っている。湯島のデリーが好きな人なら馴染みやすいはず。ただし、スパイス使いはデリーよりももっと野性的な印象を受ける。
「辛さは大丈夫ですか?」 奥様から聞かれる。苦笑いしながら僕は「大丈夫」と答える。正直に言えば辛さが苦手な僕には辛い。でも、味や香りはかなり好みだからこそ、大丈夫と答えた。
彩り鮮やかなターメリック・ライスも素晴らしかった。堅めに炊いてあって、サラサラのカレーとぴったり。
おいしかった。完成度はもう一段上がりそうな気もする、夜も営業しているというし、ぜひ再訪したいカレー屋さんだ。
僕が行ったとき(1年以上前)は日本人の男性でした。
今はその欧風女性がカレーも作ってらっしゃるんですか?
あ、すみません。書き方が悪かったです。白人女性さんは、どうやらオーナーさんの奥様のようなんですよ。話を聞いた印象では。だからきっとベースはオーナーさんが作っていらっしゃると思います。
僕の注文に対する仕上げは、僕の勘違いでなければ奥様がやってくださったと思います。ほかにお店の方がいなかったので。