(アールティ)
千代田区神田佐久間河岸50 大岩ビル2F
(携帯地図)
Tel:03-3864-5602
予算:1500円くらい〜(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★☆
あちこちのお店を訪ねて回る僕は、お店の方と顔なじみになる割合はあまり多くはない。ところが今回は初訪問なのに「ムンバイ神楽坂ではお世話になりました」と女性オーナーさんに声をかけていただいたり、インド人店員さんからも「あなたのこと、前に働いていたダルマサーガラで見かけたよ」と話しかけてもらったり。妙な気分だ(^_^;)
アールティは6月にオープンしたばかりのインド料理店である。「毎日カレーとタイ料理」のエスニカンさんのブログを拝見して知った。僕は5月上旬から7月中旬までシノギに忙殺されており、最近になってようやく一段落。しかも秋葉原に夜にシノギで用事ができたため、その帰りに立ち寄った。
オーナーさんは以前、ムンバイ神楽坂店などで働いていたことがあり、その頃に僕は2〜3回お話しさせていただいた。とはいえ話し込んだわけではないので、こちらの顔など覚えていないだろうと思っていたら、実際にはオーナーさんはちゃんと覚えてくださっていた。
■ドリンクやスナックがマニア心をくすぐる
席に着いた僕はメニューを手に取った。おお、さすがはインドに何度も旅行され、インド料理にも造詣の深いオーナーさんだけのことはある。メニューに工夫の跡がいくつもうかがえる。インド料理店でよく見かける料理がそろう一方、随所にマニア心をくすぐるものが散見される。
例えばドリンクでは「バダムミルク」(380円)が目に付く。アーモンド入りの甘いホットミルクといったところだろうか。塩入りのラッシーを用意していたり、チャイが3種類あったりする点も、マニアさんが大喜びのはず。
僕はまず「ソルティ・ラッシー」(420円)を、それから食後用にバダムミルクを注文した。一緒に、これも他店ではあまり見かけない料理の「バタタプーリ」(650円)も注文する。揚げせんべいにジャガイモやタマネギを載せ、甘辛いソースをかけたスナックである。
肝心のカレーは、多数の選択肢から悩んだ末に、お店の名を冠した「アールティチキンカレー」(1080円)を選んだ。オーナーさんと相談し「バスマティ・ライス」(480円)を合わせた。
クミンなどを上手にきかせた塩味のラッシーを味わいつつ、スナックをつまんでカレーを待つ。バタタプーリのサクサク感とスパイシーさは食べていて楽しくなってくる。これをあっという間に平らげたところに、たっぷりと盛られたバスマティ・ライスとカレーがやってきた。
では、カレーをいただきます。うん、ナッツやチーズを惜しみなく入れたドライタイプのチキンカレーだね。僕はバスマティ・ライスにしたものの、ナンと組み合わせても相性は良さそうだ。
■「安心して食べられ、しかも飽きないカレーを目指しました」
オーナーさん曰く「お店の名前を冠したカレーは、皆が安心して味わえるものにしようと考えました」。たしかに、このカレーなら安心して味わえそうだ。ドリンクやスナックでマニア向けな情報を強調してしまったけれど、初心者さんへの配慮も行き届いていることがよく分かる。
味付けは他店の類似したカレーに比べるとやや薄目か。それでもアールティのカレーの中では、かなり豊潤なタイプではあるそうだ。野菜系のカレーはさらにシンプルな味付けで、素直にスパイス感を楽しめるタイプにしているという。
このようにシンプルな味付けを選んでいるのも、配慮があってのことだ。オーナーさんは「毎日食べても飽きないインド料理を提供したいと考えています」と明かす。
たしかに、ごちそう系のインド料理店のカレーはバターなどを贅沢に使った豊潤なタイプが多い。たまに食べるとおいしいものの、ずっと食べ続けると疲れてしまいそうに思う。その点、アールティのカレーは続けて食べられそうだ。
おいしくいただけた。バスマティ・ライスの盛り付けが良かったため、食べ終わるころにはすっかり満腹になってしまった。一人でバタタプーリとともに平らげるのは、ちょっと大変だったか(^_^;)
すっかり満足したところに、最初に注文していたバダムミルクがやってきた。しかもオーナーさんのご厚意で、バダムミルクはサービスということにしていただいた。ありがとうございます。
「本場のものはかなり甘いですよ〜」とのことだが、アールティのそれは上品な甘さに抑えてある。もちろんオーナーさんの配慮によるものだ。この甘さなら、みんな安心して飲めるんじゃないかな。
最後まで楽しめた。まだスタートしたばかりのお店だし、これからの成長が楽しみで仕方がない。
覚えていらっしゃいますか?
ブログ、とうとう600件までに成長したのですねー。
私も、相変わらずカレーマラソンを全力でやってます。
といっても、公に記録はつけていないのですけれど…。
なにせ、今の職場が、淡路町トプカから徒歩1分なので、平日のカレーには困りませんよ(笑)
そして、まさにこの日、昼休みに岩本町のカリフェに行ってカレーを食べたのでした。岩本町つながりがちょっと偶然だったので、思わずコメントしちゃいました。
私もまだまだカレーからは抜け出せそうにありません。8月には、カレーの通販サイトを立ち上げる予定です。
お互い、いつまでもカレーラブでいましょうね!
長文失礼しました。
自分はカレーを中心に食べ歩きをしている大学4年生です!いつも、たあぼうさんのブログを参考にさせてもらっています。このお店行きたいと思っています!近いうちに行ってみます。
よろしければ自分のブログにも遊びに来てください。
すっかりご無沙汰しています。もちろん覚えていますよ! お元気そうで何よりです。
おかげさまで700が見えてきましたね。その昔、りんすさんに叱られたおかげかもしれません。
今は淡路町で働いていらっしゃるのですか。カレーマラソンの題材には事欠かない立地で羨ましい限りです。
>こすけさん
初めまして! 大学4年生さんですか。ブログをご覧くださり、ありがとうございます。
僕がカレー屋さんの食べ歩きを始めた頃と比べて、だいぶ多くのカレー屋さんを訪問されていらっしゃいますね。立派だと思います。
良いお店が見つかったら、これからもぜひ情報交換しましょう!
アールティは本当に良いお店ですよね。
それもオーナーのあやこさんとスタッフの努力と、
常連のお客さんが作り上げているのだと思います。
スナックの数々と、ソルティ・ラッシーの
美味しさはかなり衝撃でした。
ナンとサフランライスしかいただいてないのですが、
バスマティライスがありましたか。
それは気付きませんでした。
食感が軽いから、いろいろいただいてから
シメのカレーと合わせるのにも良さそうですね。
今まで秋葉原には行った記憶がほとんどなかったのですが
アールティがオープンしてからもう3回も下車しています。
これからも行っちゃうんだろうなぁとf(^^;)
本当はシディークアキバ館にも行きたいんですけどね。
それでは、失礼しました。
既に3回も訪問されているのですか。すごいですね。アールティの丁寧な接客姿勢は、USHIZOさんのような方を引きつける要素があるのでしょうね。
今の姿勢が続いていくと、常連さんがたくさんできそうです。
「カレー」のくくりで「700軒」はとてつもない数字です。
私は「カフェ」や「ダイニング系」の店ではカレーを食べることはないんですが、たあぼうさんはオールマイティーな「カレー」でいらっしゃる。さらには一貫した姿勢を貫いて〜。
これからもお身体だけには(胃袋も!)ご留意され、前人未到の4ケタ達成を心より願う次第です。
)アールティ
「毎日食べても飽きない、やさしくていねいな料理」がアールティ。これからサクセスロードを歩んでいく店だと思います。
ありがとうございます。エスニック系カレーの知識で造詣が深いエスニカンさんからお褒めの言葉をいただけると、うれしさとともに身が引き締まります。
エスニカンさんが真っ先に紹介されただけあって、アールティは素晴らしいお店ですね。そう遠くないうちに有名になるでしょうが、それ以後も同じ姿勢を貫いていってほしいものです。
いつもこっそり拝見しながら、食べ歩きに迷ったときには参考にさせてもらってます。
私もアールティに訪れた際に、インド人の店員さんに、
「お久しぶりです」と言われてしまいました(^^;
たあぼうさんのように色々と新しい店をなかなか巡れないので、これからもブログの更新を楽しみにしています。
ひっそりとご覧いただいているとのこと、ありがとうございます。よかったらこれからも気軽にコメントをお寄せくださいませ。
店員さんに覚えてもらえるほど、アールティに訪問されているのですね。お気に入りのカレーなどはできましたか?
ぜひこれからも盛り上げていってください!