豊橋市大岩町字北元屋敷28-1 (携帯地図)
Tel:0532-41-1195
予算:880円〜(昼)、1260円〜(夜)
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★☆
北京五輪の男子体操の部門で銀メダリストを獲得した内村航平さんの大好物といえば、チョコ菓子の「ブラックサンダー」である。内村効果で昨年はものすごい売れ行きだったそうだ。
なぜチョコ菓子の話をしたかって? 今回僕が初めて訪れた愛知県豊橋市にブラックサンダーを製造する有楽製菓の工場があると聞いたからだ。カレーとは関係ないけれど、豊橋に関心を抱く目的には、かなり貴重な予備知識となった。
さて、そんな豊橋に着いて僕が最初に訪れたのは、デビ インドレストランというインド料理店。豊橋駅の一駅お隣の、二川駅の近くに構える。知人との待ち合わせ時間までに30分弱の余裕があったため、ここでランチを食べることにした。
僕が選んだのは「ベジセット」(880円)。その名のとおり、野菜カレーやおかず類をひととおり楽しめるメニューである。お店の方はどうもネパールっぽい雰囲気を漂わせているので、ダルバート(ネパール式の定食)風にならないかな、などと密かに期待しつつ。
注文するとすぐに、真っ当なインド風スープが先にやってきた。へええ、ランチのセットでスープが付いてくることは、東京のインド料理店では決して多くはない。コスト・パフォーマンスが良いかも。と、感心しつつ味わっていると、ほどなく一式がお皿に載ってやったきた。いただきます。
野菜カレーはインド料理店でよく見かけるオーソドックスなミックス・ベジタブルだ。汁気がやや多めで、ニンジンやインゲン、ジャガイモなどが入っている。ナン、ターメリック・ライスのどちらともあわせやすい。
カレーの量はやや少なめだ。ただし、サイドメニューが充実しているため、僕自身はこの方が嬉しい。定食にパコラ(インド風天ぷら)などが付いているのは珍しいもの。しかもネパール系らしく、ネパール料理のタルカリのような雰囲気の野菜の香味炒めも添えてあった。
これだけでも十分な満足できるのだけど、ソフトドリンクやいかにもインド系らしいベタ甘のデザートもしっかりと付いてくる。20分ほどでお腹にすべて収めるのはかなり難しい量だった。
やむを得ずナンをいくらか残してしまい「持ち帰れますか?」と確認すると、店員さんは快く対応してくださった。ボリュームだけでなく、サービス精神も良心的だね。こういうお店が自宅の近所に一軒あったら、嬉しいだろうなぁ。