
豊島区長崎1-18-7 (携帯地図)
Tel:03-3959-7963
予算:830円〜(昼)、1200円くらい〜(夜)
味 :★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★
かつて目白界隈で8年ほど生活していた僕にとって、西武池袋線・椎名町駅の付近はなじみ深いところ。懐に優しい庶民的な商店街には実際によくお世話になり、様々な生活物資を買い求めていた。
そんな椎名町に一つだけ不満があったのが、カレーの選択肢が少ないこと。僕が歩いた範囲では、個性的なカレーを楽しめそうなお店は駅前の有名な立ち食いうどん屋さん「南天」と、定食屋さん「キッチン モミ」の「モミランチ」くらいだった。
ところが僕が離れてから少し経過してから、インド・ネパール系のカレー屋さんができたと風の噂で聞いた。機会があればと思いつつ、なかなか訪問できなかったものの、今回ようやく機会を得た。
その噂のお店「ニューフルバリ」は駅から5分ほど歩いたところにあった。こてこての南アジア系料理店のたたずまいである。22時という世間的には遅い時間に訪れた珍客を、ネパール系の店員さんは快く迎えてくださった。ありがたや。
適当な席を確保して、手渡されたメニューに目を通す。インド系のカレーが主体で、ネパール料理もちらほらといったところか。ほう、汁気の多い「グレービーカレー」と少ない「ドライカレー」で分類しているのか。これは少し珍しい。

カズマサラは、要するにカシューナッツのマサラ(香辛料)和えだった。香ばしいカシューナッツはお酒の友によさそうだ。あ、今日の僕は飲んでないんだけどね。これを平らげると、お目当てのビリヤニがやってくる。いただきます。
おや、これは意外。カレー味がぐっと控えられたビリヤニだこと。まるで中華の炒飯のようだ。
ただし、香辛料を全く使っていないわけではない。ライスがほんのりと黄色く染まっており、ターメリックを使っているのだろう。ただ、いわゆるカレーにつきものの、クミン系の香りや唐辛子系の辛さはほとんどなかった。初めて食べるタイプのビリヤニだ。
野菜類はピーマンやタマネギ、ネギなど。どれも大ぶりにカットしてあって「野菜を食べているぞ」という気分になれること間違いない。ライスのてっぺんに鎮座する卵でタンパク質を補い、栄養バランスは良さそうだ。
もう少しカレーらしい方が僕は好みだな。ま、新しい経験ができたことだし、これはこれでよしとしよう。
ちなみにこのニューフルバリ、姉妹店が谷保と国立にあるそうだ。元々は国立市が地盤なんだろうか?
ニューフルバリ谷保店
国立市富士見台1-13-9
Tel:042-575-6454
インド料理 シシュマハル国立店
国立市東1-7-7
042-576-4024
今度の町もお気に入りのカレー屋さんが
見つかると良いですね。
はい、いろいろ環境変化がありまして。引っ越すことになりました。新しい街でも、地図とにらめっこしながら、カレー屋さんを探したいと思います。