世田谷区経堂1-25-18 (携帯地図)
Tel:03-6310-0355
予算:1389円〜(昼)
味 :★★★★☆
辛さ:★★
量 :★★★
今年の締めの1軒は経堂にあるパクチーハウス東京にした。「世界初のパクチー専門店」を掲げていることで、パクチー(コリアンダー、香菜)好きの方の間ではかなり有名なお店だ。
オープンしてから既に2年あまりが経過しており、僕もちょうど1年前に、浜松のおいしいカレー屋さん「Spice Cafe Bija」の清川さんにお誘いいただいて訪問した。ただ、当時はカレーが常設メニューではなかったので「おすすめ」には加えなかった。
そして今年も、清川さんからほぼ同じ趣旨のイベントが開かれるとうかがい、訪問することにした。しかも嬉しいことに、少し前からBijaのレシピをベースにしたカレーを、ランチ限定ながら常時提供するようになったという。これはぜひ味わってみたい。
パクチーハウス東京は、パクチー料理以外にもいくつか特徴的なコンセプトを打ち出している。その一つが、人の出会いを演出していること。見ず知らずのお客さん同士の相席を推奨し、独自のかけ声の乾杯コールで場を盛り上げ、お客さん同士の会話を引き出す。
もちろん、今回のイベントもその流れを汲んでいる。僕の席の周りは初めて出会った方ばかり。パレスチナの取材に力を入れている方、障害者を支援する事業に取り組んでいる方、Bijaのサイトをデザインされた方、お金を貯めて1年という長期の旅に出ようとしている方など、個性的な方々と相席となっていろいろお話しさせていただいた。
また、今回の特別イベントでは手で料理を味わおうというテーマが設定されていた。パクチーを加えた様々な料理を、すべて手づかみで味わうことになる。冷たいもの、温かいもの、固いもの、柔らかいもの。普段は箸を使っていただく料理を、手づかみで味わうのは新鮮だった。
パクチーハウス東京のシェフさんの料理に加えて、清川さんが作った「クミンチキン」などを堪能すると、お待ちかねのカレーがやってくる。うん、パクチーが沢山載っているほかは、Bijaのそれによく似た見た目だね。ということは、ほぼ美味しいことは約束されているわけだけど、どうだろう?
今回は、キーマカレーと野菜カレーのハーフ&ハーフで出てきた。いただきます。うん、確かにBijaの系統の味だね。
油分はごくごく控えめ。それでも、野菜の旨みがしっかりしているので十分に満足感を得られる。さりげない贅沢なのだった。
まず、前者のキーマは、唐辛子系の香辛料は控えめながら、十分にスパイシーさを感じさせる。このように香りが立っているタイプは、僕の好みにぴったり。
後者の野菜カレーも手が込んでいる。適度な甘みが感じられるけれど、すべて野菜の成分によるもの。しかもこの野菜、Bijaの思想を受け継いで、東京近郊で穫れる有機野菜だけを使っているそう。ニンジンの甘みが素晴らしいのも納得だ。
Bijaに手ほどきを受けながら、浜松の野菜を使わないのは、「地元を大切にしてほしい」という清川さんの希望に応えたからだそう。その分、新たに野菜を調達しなければならなかったり、レシピの調整が入ったり、パクチーハウスの方は苦労があったことだろう。その分、いい仕上がりになったんじゃないかな。
ちなみに、このカレーライスも手で味わう。純インド系以外のカレーを手で味わったのは僕も初めて。貴重な体験だった。
おいしいカレーの後は、チャイのシャーベットをデザートにいただきながら、お店の方々のお話をうかがう。と、「CURRY DIARY」のUSHIZOさんの声が別のテーブルから聞こえた。あ、いらしていたんだ。お互い、よい時間が過ごせましたね!
先日は気付かずに失礼しました。
そちらのテーブルのお客さま達は、とても
バラエティに富んだ方々だったんですね。
それらの方と気軽に交流できるのも、
パクチーハウスの特色ですよね。
旅好きな方ならきっとハマるお店でしょう。
素晴らしいカレー納めになりましたね!
それでは、失礼しました。
USHIZOさんは途中から加わられたのですよね? こちらこそ、しばらく気が付かず失礼しました。
パクチーハウスは、海外のバックパッカー宿の集まりを思い出すような場ですね。はい。
夏にはまだ遠いですが、静岡産、千葉産のコリアンダーが市場に出回る昨今TOKYO時代、変わったなー(いい意味で)と思う今日この頃です。
住んでみたいコリアンダーづくしの館。www
週に一度! それはかなりの購入頻度ですよね。蚊に刺されにくくなるとは知りませんでした。蚊に悩まされている両親に食べさせたくなりました。
そんなコリアンダー好きの海苔助さんにはぴったりのお店かもしれません。パクチーハウスは。