
所沢市星の宮1-9-1 (広域)
Tel:04-2928-8623
予算:800円〜
味 :★★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★☆
友人の誘いを受けて、西武線の所沢方面へとやってきた。所沢駅と西所沢駅のどちらからも微妙な距離があるロードサイドに構える「negombo33」である。オーナーさんが仰るとおり「ライバルがいない場所」なのは確かだけど、お客さん自体が来るのが大変そうな(^_^;)
店名のネゴンボはスリランカの地名。オーナーさんが水産業に従事されていたため、スリランカとなじみ深いからだそうだ。そのためか、カレーだけでなく、魚介類を使ったお酒のおつまみが充実している。お客さんの要望を受けてこうなったとのこと(^_^;)
そんな不思議な雰囲気と、真空管アンプから流れる柔らかい音楽に癒されつつ、カレーを注文する。事前予約が必要なものも含めると5〜6種類の選択肢があるようだ。僕が選んだのは常設メニューの「豪州産生ラムの粗挽きキーマカレー」(800円だったかな?)。
注文した理由は、オーナーさんと「京橋屋カレーのキーマはおいしいですよね」などと、東京のカレー屋さん談義で盛り上がったため。どうやらカレーの趣味がかなり近いようだ。
まずはカレーと一緒に注文した、サラダとスパイシーなタンドリーチキンを堪能する。ともにスパイスを上手に利かせている。聞けば、スタジオペイズリーで修行されたそう。これはカレーにも期待が持てそうだ。
チキンをぺろりと平らげたタイミングを見計らうように、鮮やかな黄色のライスに、ひき肉とコリアンダーがたっぷり載った一皿がやってきた。いただきます。
うーん、香り豊かな羊肉と鮮烈なスパイスの香りがたまりませんな。
滋味たっぷりの羊のひき肉。香り、旨みともに申し分ない。それを巧みに引き出しているのが香辛料の役割だ。本来の羊肉以上に香りを引き出している。そうなると、くどくなりそうだけど、さにあらず。そこをシャープだが適度な辛さが引き締めてくれている。
また、値段と比較するとこのボリューム感は驚く。女性であれば、このカレーだけでお腹一杯になってしまうだろう。僕もサイドメニューを頼んでいたのでお腹に溜まったなぁという気分に浸れた。もっとも、おいしいので食べ飽きることはなかった。
緩い雰囲気でオーナーさんと緩く話しながら、おいしいカレーを待つ。そんな時間の過ごし方が好きというあなたは、ぜひ訪れてほしい。東京から訪れても満足できるはず。