2010年05月04日

おまけ佐賀1 石焼きカレーm.i(鳥栖市:鳥栖)

ステーキセット石焼きカレーm.i

鳥栖市本鳥栖町537-1携帯地図

Tel:0942-85-3115

予算:500円〜1000円くらい
味 :★★★☆
辛さ:★★☆
量 :★★★★(ステーキセット)


シノギの都合で、福岡・熊本・長崎の3カ所の結節点である佐賀県鳥栖市までやってきた。駅舎を出てみると、交通の要衝に来たことが信じにくいほど、ゆったりとした時間が流れていた。さて、カレー屋さんはあるだろうか?

特段の当てもなく、駅のすぐ近くにある複合商業施設、「フレスポ鳥栖」に訪れてみた。レストランエリアの名前を一つずつ調べると、マクドナルドにリンガーハット、くら寿司など有名チェーンの中に、一つだけ見慣れない名前があった。「石焼きカレーm.i」。おお、カレー屋さんがあるじゃん。

足を速めてお店の前までやってきた。入口からお店の様子をうかがう。うーむ、夕方6時前という中途半端な時間のせいか、お客さんがいないな(^_^;) 近くのマックは女子高生がわんさかいるのに、惜しい。というか、店員さんもいないのか!? 少しだけ店内に足を踏み入れてみたものの、全く反応がない。

思い切って中に入って、カウンター奥の厨房を覗いた。あ、いたいた。初老の店員さんが新聞を読みふけっている。この時間帯にお客さんが訪れることなどまれなのだろうな。「営業していますか?」と声をかけると、店員さんはびっくりした様子で振り向いた。「あ、はい。どうもすみません」。

石焼きカレーm.i店内入口から比較的近いところに席を確保し、店員さんから手渡されたメニューを眺める。その名のとおり、石焼きビビンバの器でアツアツのカレーを楽しめるようだ。基本となるプレーンの石焼きカレーはバターライス付きで500円。これに好みのトッピングを加える。

僕はというと、渡されたメニューにはなかったものの店内の壁にかかっていた「ステーキセット」(1000円)が気になった。写真を見ると石焼きカレーの真ん中に大きそうなステーキが鎮座していて、迫力を感じたからだ。

ひょっとして佐賀牛かな? そう期待して尋ねると「いえ、ただのサーロインです」。ははは、そうですか。さらに「実はアツアツのカレーに投入すると肉がどんどん固くなってしまうことが分かりまして、今はステーキは別皿に盛っています」とのこと。ずいぶんアバウトだな(^_^;)

でもまあ、面白そうだからこれを注文するとしよう。サラダや食後のコーヒーも付いてお得感が高いし。

注文の合間に店内を見渡す。都心のカフェなどにも使われそうな椅子やテーブルが整然と並んでいる。壁には大きな絵が掛かっていたり、センスの良い小物が並んでいたり。お店の方のセンスが良さそうだ。BGMはベタで、店内の雰囲気と今ひとつ合っていない気がするけれど、意外と当たりのお店かもしれない。

なんて勝手に思っている間に、シュワシュワと音を立てた石焼きカレーが到着だ。黄色に染まったバターライスも綺麗だね。それからしばらくすると、お待ちかねのステーキもやってきた。どちらもおいしそうだ。

いただきます。と、うわっちぃ(x_x) 気を付けたつもりだったけれど、それでも猫舌には厳しい熱さだった。さすがは石焼きだ。はふはふ言いながらカレーを味わう。

なるほど、皆が安心するおうち風の味付けだね。辛さは家庭用の一般的なルーの中辛レベル、適度な旨みとともに軽い甘みが入っているところも正におうちカレーの王道を行く。

これだけなら何の変哲もないカレーになってしまうところ。でも、石焼きのアツアツ感と黄色く染まったバターライスが加わることで少しリッチな気分に浸れる。欲を言えばバターライスはもう少し堅めのほうが嬉しいかな。

セットのコーヒーそしてここからが本番だ。大きなステーキである。ガーリックソースが添えられているものの、カレーに付けて食べてみると、これがよく合うんだな。カレーはソースとしても優秀なんだよね。

カレーも相応のボリュームで、さらにステーキ一枚。このボリューム感で1000円は安い。しかも食後には、綺麗な器になみなみと注がれたコーヒーで占めることができる。

とにかくカレーのうまさを追求する方なら無理には訪れる必要はない。でもほどよい雰囲気の中で、ほどよいおいしさかつお腹がいっぱいになれる幸福感を体験したければ、石焼きカレーm.iの名前は決して覚えておいて損がないだろう。

posted by たあぼう at 02:06 | Comment(0) | TrackBack(0) | 九州
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