V. ker. Vigyázó Ferenc utca 4., Budapest, Hungary
Tel:+36-1-269-1625
予算:1400フォリント(約600円)くらい〜
味 :★★★☆
辛さ:★★
量 :★★★☆
ひょええ、風が冷たいっ。
ハンガリーの首都であるブダペストに到着して2日目。数日前は最高気温が18度まで達していたはずなのに、僕が到着してからは10度前後まで下がってしまった。おまけにドナウ川沿いは強風が吹き荒れていて、傘が全く用をなさない状態になっていた。
観光名所であるセーチェニ公の鎖橋付近も、じっくり観光できる状態にない。僕はさっと写真を撮影するとすぐにその場を立ち去り、歩いて5分ほどの「Govinda」というお店を訪ねた。
Govindaは、その名のとおりインド料理レストランである。ただし、ちょっと面白いところが二つある。一つは菜食料理の専門店で、サブジ(野菜系のおかず)が充実していること。もう一つはデリカテッセンになっていること。好みの具をあれこれ注文して会計を済ませ、イートイン用スペースで味わえる仕組みなのだ。
ところが、いざ注文しようとしてはたと困ってしまった。説明書きがマジャール語(ハンガリー語)だったからだ。やむを得ずハンガリー人の美人店員さんに片言の英語でやり取りし、「ほうれん草のサブジ」(710フォリント)と「ターメリックライス」(190フォリント)、「ダル(豆のスープ)」(510フォリント)を注文した。
注文を終えると、美人店員さんがターリー皿にサブジとライスを盛り付けてくれる。濃い緑のサブジがいっぱいだ。一方、ライスはそれほど多くなかった。バランスが(^_^;) まあいいか。席に座って早速、いただきます。
うわぁ、ほうれん草が野性味溢れていること!
このように、一口味わっただけで驚くほど、ほうれん草の濃厚な味と香りが口の中を充満する。品種改良の進んだ日本では決して体験できない味だろう。いやインド各地でも、パリでも、北京でもほうれん草のカレーは食べたことがあるけれど、ここまで濃いほうれん草に会ったことはないな。
実は、ほかのお店で食べたトマトやキュウリがやはり野性味溢れていたので、ほうれん草も同じ傾向だろうとある程度は予想していた。しかし、それを上回る青臭さだったのである。好みがはっきり分かれるタイプだろう。青臭い野菜が好きなあなたには、最高の一品かもしれない。
ほうれん草よりも広くお勧めできると思ったのはダルスープのほう。豆の固形分が完全に溶けてしまう直前の、絶妙な舌触り感を残している。これくらいのとろみは、僕の理想でもある。
東京のインド料理店にもダルを用意するお店は多いけれど、ナンに合いやすいようにどうしても固形タイプが多くなる。こうしたとろけそうなダルを味わえるお店となると、数が限られるんだよね。
具の量の多さと比べると、ライスはやはり少なめだった。量が行けるあなたは、大盛りを相談した方が良さそう。ともあれ、手軽に食べられる割に味は本格。ブダペストでカレーに恋しくなったら、足を向ける価値は十分にある。
交通はトラム2号線の「ルーズベルト テール」駅が最寄り。地下鉄の各駅からも600〜800mほどの距離のため、十分に徒歩圏だろう。
私もハンガリアンシチューしか知りませんが・・・w
はい、ここでもカレーです。15カ国目です(笑)
ハンガリアンシチューとは「グヤーシュ」のことですか? 時間的余裕を確保できたら、ブログに少しだけ記したいと思っています(^-^)