姫路市坂田町66 (広域)
Tel:079-288-8696
予算:750円〜1000円
味 :★★★☆
辛さ:★★★
量 :★★★
うわっちーなあ(x_x)
35度の炎天下のなか、姫路駅から20分弱を歩いて住宅街にたたずむ喫茶店「Cafe de Jean-Jean(ジァン ジァン)」までやってきた。僕のようなよそ者には本来は縁がない場所だけど、本格的なカレーという噂を聞きつけたからには、いかないわけにはいかない。
午後3時という中途半端な時間に訪れた。念のため「食事はできますか」と確認した。するとお店のおばさまから「カレーしかありませんがよろしいですか」との返答。もちろんいいに決まっていますよ(^-^)
ジァンジァンのカレーの選択肢は2種類。プレーンタイプの「カレーライス」(750円)とチキン入りの「チキンカレー」(1000円)である。それぞれ追加料金を払えば大盛りにすることもできる。僕はチキンカレーを注文した。
クラシック音楽が流れる店内は、樹木のぬくもりを感じさせる造り。天井が高く開放感があり、町中にいることを忘れさせてくれる。今どきのカフェのように洗練された雰囲気ではないけれど、それがまた僕にとっては落ち着きやすい。
ほどなくして、黒に近い焦げ茶色のカレーソースと鮮やかな黄色のターメリックライスが盛り付けられた一皿がやってきた。見た目から個性を感じさせてくれるね。
まずはサラサラのカレーソースだけで味わってみよう。おお、激辛ではないのにスパイス感が強く出ている。クローブなどを上手に利かせているんだね。食感が軽いところも僕好みだ。
このスパイス感とほぼ同時にやってくるのが、よく炒めたタマネギによるものと思われる甘みである。この甘さのほうもスパイス感と同様にしっかりと主張していて、メリハリが利いた味になっている。
このタマネギは、お店の入口に無造作に置かれていた段ボールから判断すると、淡路島産らしい。同じ兵庫県だから当然かもしれない。けれど僕は「できるだけ良いタマネギを使う」という意思を勝手に読みとった。
このように店主さんの力の入れようが分かるカレーソースを、堅めに炊いてあるターメリックライスに染み込ませていただく。インド風カレーとしてはかなり高い完成度だ。
強いて注文を付けるならタマネギの甘みはもう少し控えめのほうが、僕は嬉しい。このあたりは好みの話だけど。また、プレーンタイプで十分に楽しめる一皿だと思う。
クローブが利いてるというところは私好みかも。
知り合いのカレー店主@宮城県名取市は、
淡路産たまねぎも使うけれど、味(甘み)を一定にするために、
時期によって産地を変えると言ってました。
その話を聞いたのは私の故郷の大分産を使っている時で、
妙に美味しく感じられましたw
そのカレー屋さんの見識、なるほどです。当たり前のことですが、素材も一つひとつ違うなか、なるべく同じ味を出し続ける努力、大変なのでしょうね。