(フレンチカレースプーン)
杉並区松庵3-38-19 (広域)
Tel:03-5941-6733
予算:890円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★☆
へえ、そんな理由で入れないことがあるんだ。思わず笑ってしまった。
おっちょこちょいの僕は、営業日や営業時間を確認せずにカレー屋さんにふらっと出かけることが多い。それで振られてしまうこともしょっちゅう。反省した今回は営業日と営業時間をしっかりと確認してから出かけた。
ところが、それでも1回目に振られてしまったのがここ、フレンチカレースプーンである。その理由は「冷蔵庫が故障したので、今日はランチの営業ができそうにありません」とのこと。念のため、周辺をぶらぶらしてから戻ってみたものの、状況は全く改善されていなかった。やむを得ずその日は諦めて、2日後に再訪したのだった。
おお、今日は開いている…けれど、行列ができているのか。うーむ、様々なルートから評判を聞くお店だけのことはあるね。5分ほど待ち、入店することができた。
店内はカウンター席ばかりながら女性客が目立つ。理由はすぐに三つ浮かんだ。まず切り盛りするお店の男性2人がともにかっこよく、しかもそれぞれの外見のタイプが違うこと。二つ目に随所にセンスの良い小物を配置してあるなど、店内の居心地がよさそうなこと。そして何より三つ目には、店名の通りフレンチ志向の品の良いカレーや料理を提供してくれることだ。
などとどうでもいいことを考えてから、メニューを眺める。なるほど、カレーのほかにもフレンチらしくオードブル(前菜)やデザートも充実させているんだ。せっかくだからカレーと一緒に注文してみよう。前菜に「白い野菜のポタージュ」(180円)、カレーはスタンダードな「フレンチカレー」(890円)、デザートに「ブランマンジェ」(180円)をそれぞれ選んだ。
注文を終えるとほどなく、前菜の白い野菜のポタージュがやってくる。冷製で口当たり滑らか。それでいてポタージュらしい味がしっかりと出ている。フレンチらしさを感じられる一杯だね。量は少ないけれど、180円という値段からすれば当然か。少しずついろいろなものを味わいたい女子にぴったりな仕様と言えそうだ。
ポタージュを平らげると、それからしばらく待つことになった。これはお客さんの入り状況に左右されるようだ。先客の注文に応じるのに時間がかかっていたようで、僕用のカレーを盛り付ける手際は素晴らしかった。
というわけで、お待ちかねのフレンチカレーがやってきた。どのあたりがフレンチなんだろう?
では、いただきます。お、スパイス感が華やかだこと。ボンディなどのコクたっぷりの欧風カレーとは異なり、スパイス使いに特徴のあるタイプだ。インド風カレーと呼んでも良さそうなくらいである。
カレーソースは炒めたタマネギによるものだろうか、心持ち甘みを感じさせる。その次に来るのが先に触れた通りのスパイス感。一般のおうちのカレー風に比べると、かなりの辛さを感じさせる。
といっても唐辛子が一辺倒ではなくて、複数のスパイスが醸し出す辛さなのが嬉しい。しかもすぐに舌から辛さが抜けていくようで、どこか清涼感さえ感じる。あまり他店ではお目にかかったことがない辛さの演出の仕方だ。
具はオーソドックスなフレンチカレーの場合、よく煮込まれたタイプの豚肉と牛肉となる。それぞれ口の中で簡単にほぐれる柔らかさ。下調理がしっかりしているのだろう。
お店の説明書きによると、肉だけでなく沢山の野菜も使っているそうだ。いずれも溶け込んでいるようで、見た目には分からない。野菜が苦手な方にも食べられるだろう。なお、ライスは標準では健康に気遣う女子向けに、十穀米が使われている。苦手な方はあらかじめ白米でと注文しよう。
おいしくカレーを味わった後は、食後のデザートの番だ。僕が頼んだブランマンジェはお店の定番だそう。プリンのようにカラメルが上にかかっていて、これも大人好みのおいしさだった。
p.s.コメントリターンは早くても遅くてもDOでもEっすから〜お仕事に差し障りの無い範囲でよろしくでーす。(^^)
バテないように体にだけは気をつけてね!!!
仰るとおりの閑静な住宅街に加えて、最近は個性豊かなお店がいっぱいあるんですよね。吉祥寺ほど洒落込みすぎず、高円寺よりは入り込んでいない感じの。
ここの周辺が住まいだったらなと憧れることがあります、はい。