武蔵野市中町1-24-16 (広域)
Tel:0422-36-2270
予算:750円〜
味 :★★★☆
辛さ:★★★☆
量 :★★★
シノギを上げながらその合間にカレーを食べ歩く身では、どうしても都合がつかずに訪問できない実力店というのが出てくる。その1店が三鷹の「草の実」だった。なぜか僕が三鷹に用事ができる日は、同店の定休日の日曜というパターンに陥っていた。今回ついに念願がかなって紹介できることになった。
三鷹駅北口を出て、中町新道をしばらく歩くと見つかる草の実は、カレーと喫茶が中心のお店。木の暖かみを生かした店内は、ゆったりとしたテンポの音楽が流れる。一人でも、数人の親しい友人と訪れても良さそうな雰囲気をしている。
どうやらオリジナルのカレーだけでなく、お手頃な値段のケーキも評判らしい。さらに夜はカレーのほかに和定食を提供していて、これがまた充実している。このため僕が今回訪れた時は、定食を注文するお客さんが多数来店していてほぼ満席だった。
評判らしき定食も気になるけれど、僕はやっぱりカレーにしよう。値段の安い順に、ひよこ豆、チキン、ポーク、ビーフの4種類があって、これらにチーズ、納豆、オムレツなど、10種類以上のトッピングを楽しめるようになっていた。僕は「チキンカレー」(800円)に、チーズ(+200円)をトッピングして注文した。また、今回同行してくれたお友達は「ひよこ豆のカレー」(750円)に「オムレツ」(+300円)を加えて注文した。
店内奥のカウンター席に座った場合には、スパイスの瓶が並んでいるのを鑑賞できる。それを見るだけでカレーに対する力の入れようが伝わってくる。ほどなく、会津本郷焼のオシャレな器に盛られた、アツアツのカレーがやってきた。
それでは、いただきます。まずは一口、赤みの強いカレーソースだけを味わう。
おお、シャープでパンチのある辛さが立っているね。もっとも唐辛子一辺倒というわけではなく、様々なスパイスが混合されていることがうかがえる。トマト系の酸味も感じられる。また、お店の方がうたっている通り、油分はごくごく控えめ。だから相応に粘性がある割に口の中ではサラッとしている。
ご飯と合うカレーと標榜しているのも頷ける。強めの辛さと相まって、たしかに白いライスが良く合う。また、チーズのトッピングも良い選択だったかもしれない。辛さを適度に和らげてくれるからだ。
一緒に入っていたチキンは、原形をとどめているタイプながら、軽く噛むだけですぐに崩れていく。シェフさんの芸が細かいこと。欧風カレーとインド風カレーの間に位置するような興味深い一皿だった。
ただ、実を言うと僕はこのチキンカレーよりも、味見させてもらったひよこ豆のカレーのほうが好みに近かった。ひよこ豆のカレーは、チキンよりもさらにスパイス感とトマトの酸味が前面に出ていて、よりインド風カレーといった印象を受けるタイプだったからだ。また、ひよこ豆のカレーはライスが玄米だった。これも工夫なのだろう。
何年も何年も前に一度行ったきりでした。
そのときは正直特に印象には残らなかったのですが、
たあぼうさんの記事を読んで再訪したくなりました。
ひよこ豆好きです〜。
すっかりレスポンスが遅くなってしまいごめんなさい。このところシノギに追われています。
草の実のカレーはあえて言えばインド風カレーに分類されるのですが、独特ですね。好きな人と、そうでもない人で分かれそうな気がしました(^-^)
15年間、毎日カレーを食べている山です。地元の草の実がとりあげられて嬉しいです。
僕はここのカレーは15年前から、13年前にかけて虜になっていました。今でも毎月1回は行きます。僕のお勧めの素晴らしいカレー屋の一つです。感想はほぼ、たあぼうさんと一緒、評価も適切だと思います。
しかし、僕の個人的な、嗜好のなかでは、なくてはならないカレー屋さんです。
返信がすっかり遅れてしまいすみません。草の実のカレーに価値を感じている人の多さは、お店がそれほど長く続いていることからもうかがえますよね。
きっと山さんのように、なくてはならないと思っている方が多いのでしょう。