千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング35F
Tel:03-5224-5489
予算:10000円くらい(夜)
味 :★★★★
辛さ:★★★☆
量 :★★★
シノギでお世話になっていた方が転職されたお祝いをするため、丸ビルにやってきた。目指すは35Fの高級タイ料理店「マンゴツリー」だ。高級な雰囲気に備え、初めから背筋を伸ばし気味にして店内に入る。店員さんに席まで案内してもらうと、うわっ。夜景が見事だこと!!
さて、今回の幹事さんは1日5組限定の「アニバーサリー・コース」(7530円、サービス料込み)を予約してくださっていた。フレンチやイタリアンでいうところのプリフィクス形式のコースだ。前菜やメインの料理を3〜4種の選択肢から選ぶ仕組み。
冷菜はスパイシーサラダ、温菜はタイ風さつま揚げ、スープは生海苔と豆腐のスープときて、メインディッシュはもちろんカレーを選ぶ。「マッドクラブのカレー炒め」だ。
出てくる料理はどれも「洗練された」という言葉がぴったりだ。見た目にも凝っていて、例えば冷菜であれば透き通ったお皿に盛り付け、涼やかさを強調していた。今まで家庭的なタイ料理しか食べてこなかったんだなぁ、と痛感せずにはいられなかった。
料理とともにカリフォルニア・ワインなどを堪能し、会話が盛り上がってきたところにメインディッシュがご到着。では、蟹さんに舌鼓を打つとしましょうか。
うん、やはり上品なカレーだなぁ。
タイ料理らしいスパイシー感と一緒に、良質の中華料理を想起させる丸みがある。この丸みがカレーにふくよかなコクをもたらしている。もっとも、カレー風味はほどよい程度に抑えてあって、蟹本来の旨みと仲良く同居している。主役の蟹の質の高さは言うまでもない。
ライスはタイ米。ただ、水を多めに炊いているのか、あるいは日本米を少しだけブレンドしてあるのか、独特のパサパサ感はかなり抑えられていた。きっと多くの日本人が安心して食べられると思う。
飲み物を含めると一人1万円以上が確実なコースだから、おいそれとは注文できない。でも何かの記念日であれば、十分に満足して楽しめるはず。
少しだけ注文を付けたいのは接客のレベル。決して悪くはないけれど、この値段のお店ならまだ改善の余地があると思う。例えば、タイ語で記した記念プレートを用意してくれるなら、渡してくれる方も意味や発音を即答してくれると嬉しいな。
コメントありがとうございます。ご指摘いただいてみるとそうですねえ。急にオシャレっぽくなりましたね。
せっかくだから、あと2日くらいはオシャレ路線を続けてみようと思います。
接客程度については、同感です。
タイ語や料理の説明は期待すべきでないですねえ。
丸ビルに限らず、OL人気に支えられてる店の傾向でしょうかねえ。
難しい話は無用で、男店員がお洒落でフレンドリーな感じが、女性の舌を満足させるようです。
美容師かよ?
それが、新時代の接客プロフェッショナルかもですよね〜。
いろいろ試されたんですね〜。シェフは頑張っていますよね。
接客について言うと、清潔感があることはもちろん素晴らしいことだと思います。ただ、問い合わせの応対などには、やはりもう一段のレベルを期待したいですよね。
このブログで取り上げたものですと、資生堂パーラーや小川軒、香味屋などは、明らかにワンランク上だなと思いました。