中央区銀座7-5-19 (携帯地図)
Tel:03-5537-5300(1Fの煙事の番号)
予算:2800円?(カレー)
味 :★★★★
辛さ:★★☆
量 :★★★
薫製料理や「仙台牛のカレー」(2800円?)が有名なバーと言えば銀座の「煙事」。マスコミにも何度も登場している。同じビルの2Fにコンクリート打ちっ放し、グレー基調の色彩が特徴的なバーがある。こちらが姉妹店の「煙時」(字は確かこれでいいはず)。今回の僕は2Fに訪れた。
手近なカウンター席に座ると、何を飲むか頭の中でしばし作戦会議をした。でも結局、1杯目に決めたのはいつも通りのアイラモルト。座った席のちょうど真上にアードベッグが見えたせい、ということにしておこう。お酒と一緒にカレーも注文しておく。
カレーを待つ間、ウイスキーをちびちびと飲みながら乾きものをつまむことに。カシューナッツを口に入れた途端、ちょっと驚いた。燻された風味が口の中に広がったからだ。何気なく見えて、こんな手間をかけているとは。薫製料理に自信を持っているお店だけのことはあるね。
なあんて思っていたら、カレーもやってきましたよ。いただくとしますか。
このカレー・ソース、すごいな。
ごま風味、フルーツの甘み、それに唐辛子の辛み。これらが個性たっぷりに主張し合い、しかも喧嘩することなく重なり合っている。漆黒(しっこく)に鈍く輝くソースの見た目からは想像が付かない味だ。
もちろん仙台牛のことも忘れてはいけない。ステーキに使っても何ら不思議ではない柔らかな柔らかなお肉。口の中に入れると、優しく優しくとろけていく。脂身の塊も、全くくどさを感じることなく食べられる。脂身が苦手な僕なのに。
なるほど手の込んだカレーだった。かなり高いのが玉に瑕だけど、このカレーを食べるだけで「煙事でのひとときが、自分へのご褒美」となる確率は、高いんじゃないかなぁ。
「煙事」では昼間にカレーパンも売っているんですよ。
「銀座七丁目カレーパン」と銘打って、常時10種近くの
カレーパンを販売しております。
パン生地からの手造りで、かなり美味しいです。
ただし、店長さんの趣味でやっておられるそうなので、
すぐに売り切れてしまうのが残念なところです。
個人的なおススメは「牛スジ」「豆とパイナップル」です。
カレーパンの情報ありがとうございます。煙事の店長の趣味であれば、相当に凝ったものなんでしょうねえ。
僕も一度食べてみたいです。昼に銀座に行く機会はないものか…