千代田区大手町1-6-1 大手町ビルヂング1F
(広域)
Tel:03-5208-5151
予算:880円〜(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★〜
量 :★★☆
「BAGEL&BAGEL」などを手がけるドリームコーポレーションのニューヨーク・パブ業態である「Drunk Bears」。その大手町店がランチメニューを刷新したという情報を小耳に挟んだ(他店も刷新したかどうかは確認しておらず)。この情報に僕が反応したのは、新メニューに名を連ねるカレーが気になったからだ。
というのもこのカレー、代々木上原のフランス料理店「コム・シェ・ヴ」のオーナー・シェフである古賀義英氏が監修したものとのこと。古賀氏のカレーといえば、数年前まで銀座にあった「ラ・ソース古賀」を思い出さずにはいられない。ソース・キュリーはおいしかった。プレーンで1250円と、割高感もかなりあったけれど(^_^;)
お恥ずかしながら、Drunk Bearsを訪ねるまでは、ラ・ソース古賀のような高級そうな店舗を想像していた。でも、冷静に考えればそんなはずないよね。パブ業態なんだから。実際には多くのお酒がカウンターに並び、大きなスクリーンにロックコンサートの映像が流れる、カジュアルに楽しめる雰囲気のお店だった。
適当な席に座ると、店員さんからランチ用メニューを手渡される。さて、カレーはどうかな。なるほど、「フレンチカレー(プレーン)」が880円か。豚しゃぶを加えると980円になるのね。ラ・ソース古賀よりは安くしてあるんだな(^_^;) 早速、フレンチカレーの豚しゃぶ入りを注文しよう。
カレーを注文すると、まずサラダがやってくる。このサラダはボリュームがかなり少なく、あっという間に食べ終わってしまう。それから手持ちぶさたな状態がしばらく続いた末に、カレーがやってきた。古賀さん監修だけあって、やっぱりサラサラのソース状のカレーなんだね。いただきます。
どれどれ。うん、カレーソースに余計な混じりっけがほとんど感じられない。この点は、いかにも古賀氏プロデュースらしいカレーといえる。すいすいと飲んでしまえる。
味はおうちのカレーに近い、分かりやすい味に仕上げているように感じられた。気のせいかな? すいすい飲めてしまうだけに、おうちのカレーに近い味過ぎると、ちょっと寂しさを感じてしまうのだった。おいしい。ただ、もう一押しが欲しくなってしまうという。豚しゃぶがもう少したくさん入っていれば、別の印象を持ったのかも。
いや、いろいろなお店を回っている間に、僕の舌がおかしくなっている可能性があるし、ラ・ソース古賀で最初に食べたときの感動が、期待値を押し上げすぎている可能性も否定できない。ともあれ、もう一押しインパクトを加えたほうが、一段と魅力を増すカレーなんじゃないかなと思った。