2006年05月02日

難敵ラヴィあらわる−−サールナート1

ガンジス川の上に日が昇っていくおすすめしない宿でも役立つことはある。

・騒音と熱風ばかり吹き付けるエアクール、
・エアクールの稼働さえ止めてしまう度重なる停電、
・自家発電装置のモーターの騒音…

これらの影響でろくに眠れない夜をすごした僕は、朝5時にぱっちりと目を開けていた。おかげでガンジス川に繰り出し、日の出を拝めたんである。

■リクシャーとの交渉のコツは交渉を打ち切ること■

それから2時間後。お釈迦様が最初に説法した地というサールナートに訪れようと思い立った。バラナシからは車で30分ほどの距離だそう。

鉄道駅近くからミニバスが出ているらしい。しかし、遠く離れた我が宿から駅まで出向くのはそれだけで骨が折れる。ここは高く付くけれど、オートリクシャーで行くとしようか。

宿のチェックアウトを済ませていると、宿の職員とおぼしきインド人2人組が声をかけてきた。「これからどこに行くんだ?」と聞かれ、うっかり正直に「サールナート」と答えてしまった。

すると連中は「俺たちのオートリクシャーで行け。インド人プライス(注:もちろん大嘘)にしてやる。400ルピー(約1440円)だ」。こんな感じでレセプションに堂々と居座っているリクシャー運転手は結構いるようなのでご注意を。

「ま、どのみちリクシャー使おうとしていたからいいか」と交渉してみたものの、連中は値下げに応じない。200ルピーも出せば十分のはずなのに。300ルピーでもうなずかないので、交渉を打ち切って外に出た。

するとものの5秒もしないうちに「Wait!」と声がかかってきた。300ルピーで構わないと言う。そりゃそうだよな、300でも明らかに僕は多く出しているはずだから。インドでの料金交渉は、いったん打ち切ってからが勝負かもしれない。

二人組のオートリクシャーに乗り込み、しばらくの間は順調に進んだ。現地で何時くらいまで観光し、何時ごろにバラナシに戻ってくるかなどを話し合う。例のごとくみやげ物屋に行かないかと提案されたが、いつもどおり笑顔でスルーする。連中もあっさり引き下がった。いい感じだ。

■道中でいきなり運転手が交代■

と思ったのも束の間、いきなりオートリクシャーが道を外れ、駐車場らしきところで停止した。ドライバーだったインド人が「ここで下りてちょっと待ってろ」と言う。運転できないし、待たざるを得ない。

数分後、ドライバーは一人の割と若そうな兄ちゃんを伴って戻ってきた。ドライバー曰く、「ここから先はこいつが運転するから。こいつに300ルピーを渡してくれ。俺たちとはお別れ」。あれっ、運転手が変わっちゃうの!?

さっきの時間交渉はいったい何だったのか?という疑問が残る。しかしそんな疑問を挟んでいては時間を浪費するばかり。とにかくサールナートに行ってもらうとしよう。午前中で観光を一通り済ませたいし。

交代した運転手の兄ちゃんは、「ラヴィ」と名乗った。気がよさそうなヤツだし、そんなに大事なく観光できるのかな?





……大甘だった。

サールナートへの旅は午前に終わるどころか、午後3時にようやく帰り着くほどの長旅に変ぼうした。その原因はもちろんラヴィである。(つづく)


posted by たあぼう at 10:00 | Comment(4) | TrackBack(0) | インド旅行
この記事へのコメント
たあぼうさん、マスターしましたね。
物売りもそうですが交渉ごとは、
一旦立ち去ろうとする・・・のがコツです。
wait!の声がかかったら、そこからがスタートです。
でも時間がある時にしか、できませんけれど。
Posted by 交渉について。 at 2006年05月17日 22:20
交渉について。さん

はい、ようやくですかね。

他国でもこうした交渉はやってきましたが、手間取るのはインドが随一という印象です。

正直に言うと、イスラム商人の方が交渉しやすいです。ぼったくられたままだけど、納得の範囲に収まるまでの時間が早いので (^_^;)
Posted by たあぼう at 2006年05月18日 18:54
たあぼうさん、すみませんでした。
上記コメントを入力した際に、
名前欄を間違って入力してしましました。
失礼しました・・・・。
Posted by サントーシー at 2006年05月18日 23:00
サントーシーさん

あ、お気になさらず。気分を変えられたのかと思っていました(笑)
Posted by たあぼう at 2006年05月19日 11:56
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