2006年05月02日

インド人の英語力に疑念を抱く−−サールナート2

サールナートの卒塔婆イギリスの植民地だった歴史の影響などから、英語はインドの公用語の一つ。だからよく通じる−−

という話を僕は鵜呑みにしていた。ところが、「実はそうでもないのでは?」という疑念が急速に頭にもたげてきた。サールナート行きの途中で運転手になったラヴィの様子を見てからだ。

■「I」は「You」、「This」は「Your」■

ラヴィは根はいいやつらしかった。ところどころで駄菓子を買うために停車はしたけれど、それ以外の時間は運転してくれた。さらに運転中は後部座席の方ばかりを向いて、僕にいろいろなことを一生懸命話しかけてくれた。

ところが残念なことに、話の内容をほとんど理解できなかった。

これは聞き手にも問題がある。あまりの英語力のなさにカナダのカジノのディーラーを怒らせた人間だし、一般に英語が苦手とされるイラン人に「なんでそんな英語力で旅行ができるんだ?」と不思議がられた人間だから。

でも、それを差し引いても彼の英語は難しかったと思う。いろいろ検証した結果、どうやら「I」には「I」と「You」の両方の意味があること、また「This」は「Your」の意味も持つことが分かってきた。ついでに「Potato」が「Aloo」になるなど、時折ヒンディー語?が混じるらしかった。

結局、「俺にはガールフレンドが二人いるんだ」と、照れくさそうにしながら自慢していたこと以外、ほとんど記憶に残らなかった。適当に相づちを打っていたら、彼は調子よく話し続けていた。

■ラヴィ、ガイドに名乗り■

午前10時を少し回ったところで、サールナートの寺院前に到着。30分足らずで付くはずが40分あまりになったけれど、まあいいだろう。入口付近にいる自称ガイドは軽く振りきって、さて気楽に観光しようか…

と思ったら、ラヴィが付いてきた。彼は言う。

「This problem is my problem.」

ガイドがいないんじゃ君は観光しにくいだろう。君の問題は俺の問題だ、俺がガイドしてやると言いたいらしい。いや、別にガイドしてくれなくていいんだけど…と僕が言って、引き下がってくれないのがインド人。「遠慮するな」と言われるだけだった。

鐘結局、ストゥーパ(卒塔婆)や鐘などをラヴィと一緒に見て回る事態になった。時に「ここで写真を撮れ」と指図されたり、時に解説をしてもらったり。その解説は大半が難解で、落ち着いて観光できない。それとラヴィ、親切に近づいて教えてくれる気持ちはよく伝わってきた。できれば、あまりに男臭いにおいを消しておいてほしかったぞ。

においが気になって少し距離を置いたら、ラヴィが急に心配そうな顔になって尋ねてきた。

「マイ セルビス グッド?」

セルビス?? ああ、サービスのことか。

いや、悪くはないんだよ。ただし、こちらが要望していない方向にばかり過剰サービスなんだよなあ…

というニュアンスを伝えられるほど英語力を持たないダメダメな僕は、苦笑いしながら「バッドじゃあない」としか答えられなかった。

蓮の花 黄金の仏像
posted by たあぼう at 11:00 | Comment(2) | TrackBack(0) | インド旅行
この記事へのコメント
バングラでも あそこにいるのがアルミね、、、

アルミ箔があるの?w。。。

ああ、ARMYねw

そんな感じでしたw
Posted by まさ at 2006年05月19日 07:33
まささん

巻き舌系の発音は分かりにくいですよね。

逆に巻き舌が不得意な日本人の発音で、本当にあちらに正しく伝わっているんでしょうか? ずっと疑問に思っています。
Posted by たあぼう at 2006年05月19日 12:12
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