■爆破テロのせい?で違うホームから特急が発車■
例によってオトナの旅と言い訳しつつ、房付き1等寝台に乗り込む。コルカタ−バラナシ間の「AMRITSAR MAIL」よりも車両が豪華だ。観光客が多用する路線だからかな?
でも、浮かれた気分にはなれなかった。3月にこのSHIV GANGA EXPRESSで爆破テロが発生したからだ。特急が本来発車するはずの1番ホームが壊れていて修復中だったのもそのせいだろう。亡くなった20人以上の方の冥福を祈るとともに、自分の身に降りかからないことを密かに祈った。
幸いにも、特急は20分ほど遅れただけでニューデリー駅に無事到着した。あっという間に感じた。テロを怖がっていたくせに、冷房のおかげでさっさと深い眠りに落ちたからだ。あ、おすすめしない宿のせいでほとんど寝ていなかったせいと言い訳しておこう。
ニューデリー駅で翌日のアグラ行きのチケットを購入し、その後は安宿街へ出向いて冷房付きの部屋を確保。さらに両替も済ませた。
事務的な処理を終えると、デリーでやろうと決めていたことを実行に移した。といっても大した話じゃありません。マクドナルドに行ってインド版“ビッグマック”を食べてみようというものだ。
■マックの入口にドアマンが立っている■
早速オールド・デリーへ出向き、ムガル皇帝の居城「ラール・キラー」(赤い城の意)の近くにあるマクドナルドに入った。ドアマンがいて微妙に高級感を漂わせている。あ、もしや狂信的な人を侵入させないため!?
さて、ご存じの通りインドは牛さんが神聖な存在のため、マクドナルドもビーフ系バーガーがない。だから当然「ビッグマック」も存在しない。その代わりを務めるのは「Maharaja Chicken Mac」。その名のとおり、チキンを使った二段重ねのバーガーなのだった。
お味はいかにもマックらしいものだった(^_^;) Maharaja(大王)だけあってスパイシーに仕立ててあるのが特徴的ではある。スパイス感はインド風と米国風を足して2で割ったような印象だ。
食べ終わると満腹感だけはちゃんと得られていた。と同時に、ライターの石丸元章氏が「マックに味があるとすれば、それは資本主義の味」という表現をしていたのを思い出していた。
お値段はポテト、コーラのMサイズとのセットで99ルピー(約260円)なり。インド物価にしては高い。ま、マックの味が恋しくなったらどうぞ。それと店内で冷房が効いているので一休みには良さそう。ときどき停電しちゃうけれど。
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<旅したい方向けの情報>
●バラナシ−アグラ間の鉄道予約はお早めに
実はバラナシからはデリーではなく、途上にあるアグラ(タージ・マハールがある町)に訪れたかった。ところがアグラに停車する鉄道の寝台は、インド出発の1週間以上前で25人ものキャンセル待ちがいる状態。さっさとあきらめて、アグラ行きの列車の選択肢が多いデリーを目指すことにした。
あなたがバラナシ−アグラ間の鉄道を利用したければ、日程が決まり次第予約した方がよさそう。ただ、時間帯があまりよくなくても構わないなら、バラナシ駅の隣の隣ぐらいにあるムガル・サライ駅発着の特急を利用する手もある。
もっとも、僕が利用する前後の日程であればキャンセル待ちは10人程度だった。妙に込んでいたのはクリシュナの祭り?と重なったせいかもしれない。
・鉄道予約サイト
・鉄道公式サイト
あぁ、そうですね。牛肉を使わないビックマックですか。
それは気付きませんでした。
チキンのビックマック…それはそれでヘルシーかも
しれませんね。
やっぱりサイドメニューも勧められるんでしょうか?
マレーシアのマクドナルドでは、鶏ハンバーグを
挟んだトルティーヤみたいなのや
「Ayam Goreng McD」というまんまケンタのような
フライドチキンがありました。
他国のマクドナルド特集とかしてるサイトがあったら
面白そうですね。
それでは、失礼しました。
マレーシアでは鶏が充実しているんですか。ムスリムが多いことに配慮しているんでしょうね。興味深いです。
> 他国のマクドナルド特集とかしてるサイト
あってもよさそうですね。旅先で「世界中のマックを訪れるのが趣味」という方によく会いますし。
私はよくコンノートプレイスの「winpy」に行き、beans burgerを食べてました。
味は。。。うーん。。
こんにちは。イギリス系のチェーンでしたっけ?
僕もたぶん同じ場所で最終日の夜食用に買い込みました…ほんとはカレーで締めたかったのに(-_-;)