
品川区上大崎3-5-4 (携帯地図)
Tel:03-3473-0354
予算:800円(昼)
味 :★★★☆
辛さ:★★★★
量 :★★★
「ほどほど」という名前を冠したインドネシア料理のレストラン。現在の女性店主どあるジュリさんのお母様が、留学生向けに振る舞った家庭料理を受け継いでいる。創業は1950年代。東京有数の歴史を持つお店と言っていい。
ランチタイムには、ナシゴレンなどの主菜にガドガド(温野菜をピーナッツで和えたサラダ)などが組み合わさったセットを数種類用意している。カレーのセットも800円から楽しめる。僕が注文するのはもちろんこれだ。
注文すると、ジュリーさんから「辛いですよ」と注意を受けた。ほんとは辛いのは苦手だけれど、「大丈夫です」と力強く答えておいた。ジュリさんは満足そうな笑みを浮かべて厨房へ戻っていく。
おいしいガドガドに舌鼓を打っていると、「カレ・サユール」すなわちカレーが到着した。褐色でどこか日本のカレーライスを思い起こさせる雰囲気だけど、お味やいかに。
おおっ、たしかに辛い。
ホールのものと思われる唐辛子の強烈な辛さが舌をビリビリと刺激する。ただしちょいと不思議なのが、辛さに濃淡が感じられること。確認してみると、数種類の唐辛子をすりつぶし、混ぜ合わせているんだそうだ。なるほど。
カレーはココナッツ・ミルクを使ったものを想像していたら全く違った。むしろ日本のカレーライスに似た粘度のあるタイプと言える。その粘度と唐辛子とが相まって、おいしい豆板醤をいただいているような気分になってきた(笑)
具はピーマンやキャベツなどの野菜類。どれもクセが少なく、カレーと一緒に美味しくいただけた。
食べ終わる頃には額からじわっと汗が。新陳代謝の悪い僕に汗をかかしめるとき、やっぱり並みの辛さじゃないなあ。