世田谷区玉川3-17-1
玉川高島屋本館1F
予算:1140円〜
味 :★★★★
辛さ:★★★
量 :★★★☆
駅ビルが3月にオープンするなど、人気にさらに磨きがかかっている街・二子玉川。そんな街で長く営業するカレー屋さんがアッチャカーナだ。20年以上前からあるお店にもかかわらず、ずっと紹介できずにいた。人気の街に僕の足があまり向いていなかったからです。すみません。
アッチャカーナの店名は「おいしい食べ物」を意味するヒンズー語から採っている。場所は「玉高(たまたか)」こと玉川高島屋の1Fだ。駅から目指すあなたは、一番奥まったところ、用賀寄りのスペースを目指そう。併設、というよりはむしろメインである「カフェフーケ」を探したほうが見つかりやすいかもしれない。
このアッチャカーナでは、店内に入ったら…という表現は、ちょっと使いにくい。というのも雨が降っていない時には中庭、つまり天井が青空というスペースでカレーを食べることが多いからだ。今回の僕もこの中庭に席を確保させてもらった。
それでは肝心のカレーを見てみよう。なるほど、多彩な具材によってメニューに幅を持たせているようだ。ひき肉とナスが主体の「キーマカレー」や、ポークカツの「カツカレー」などのほか、季節ごとの特別メニューも並んでいた。
僕が選んだのは「アーフィーカレー」(1200円)。色とりどりの野菜をふんだんに盛りつけたカレーだ。野暮用のため普段より少し長めに居座ろうと思っていたため、カレーだけでは申し訳ないと思い、「ラッシー」(700円)も注文する。
このラッシーは結構いい値段がする。しかしなるほど他店をしのぐおいしさだ。薄すぎず濃すぎず、実に上品な甘さが出ていた。こんなラッシーを飲みながらの時は、カレーの到着を待つ時間もわずかに感じられる。ほら、大きな皿に盛られたカレーがやってきた。
いただきます。うん、味はお店のキャッチフレーズどおりだ。しっかりとした旨みを出しつつも、しつこさは押さえ込んでいる。ずっと飽きずに食べられそうな仕上げだ。
野菜はプチトマト、タマネギ、ナス、ピーマン、パプリカなど。赤に緑に紫にと彩り豊かで見た目にも楽しい。軽く酸味のあるカレーソースが、それぞれの野菜のクセをほどよく抑えて食べやすくしている。
このカレー、お店ではインドカレーと名乗っている。でも僕の感覚では欧風カレーのほうが近いと思う。それくらい日本人の口に合いやすいカレーだと思う。20年以上も安定した人気を保っていられるだけのことはある。
欲を言えば、毎日でも食べられそうな値段になるとなお嬉しいんだけどね(^_^;)